新型セレナでは本格的なハイブリッドの搭載はこれからですが、S-ハイブリッドの搭載は4WDも含めて拡大しています。
ここでは、そんな新型セレナ ハイブリッド車の進化と4WDとしての実力をチェックしておきましょう。
新型セレナのS-ハイブリッド
仕組み
新型セレナのS-ハイブリッドは、簡単に言えば、これまで捨てていた車の減速時のエネルギーを回収して、バッテリーに蓄え、アイドリングストップ時に電気を供給して、エンジンが止まっている時間を長くしたり、車の発進時にエンジンをアシストすることで、燃費を改善し、発進加速も良くなるというものです。
ノア・ヴォクシーなどのように大容量のバッテリーと強力なモーターを備えた本格的なハイブリッドではないので、その効果は限定的ですが、非常に低コストで、しかも室内が狭くなるといったデメリットもないのが大きな特長です。
先代セレナからの進化
新型セレナに搭載されているS-ハイブリッドはモーターが先代のSM23型(最高出力2.4PS、最大トルク5.5kgm)からSM24型(最高出力2.6PS、最大トルク4.9kgm)に変更されました。
スペック上は大きな変更はないのですが、例えばXのJC08モード燃費を見ると、先代がリッター16.0キロ、新型セレナが17.2キロですから大幅な向上を果たしています。
エンジンは先代も新型も変わりませんので、燃費改善はS-ハイブリッドの進化とみてもいいでしょう。
ただ、パワーアシストという点に関しては、これは先代セレナからそうなのですが、運転時に実感するほど大きなものでは無いようです。
搭載グレードの拡大
新型セレナでS-ハイブリッドが搭載されていないのは最廉価グレードのSだけです。
SのJC08モード燃費がリッター15キロ、すぐ上のXが17.2キロですから、価格差を考えるとその差は大きいと言っていいでしょう。
今回、S-ハイブリッドが新たに搭載されたのは4WD車です。
先代の燃費はリッター12.6キロから13.6キロだったのですが、新型セレナでは15.0~15.8キロと、画期的とも言える改善を果たしたのです。
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新型セレナの4WD
4WDシステムの特徴
新型セレナに搭載されている4WDはオートコントロール4WDシステムです。
このシステムは、燃費を良好に保ちながら4WDとしての性能を発揮するために、通常はFF走行するものの、雪道など前輪がスリップしやすい場合は、滑りを瞬時に判断して、必要なトルクを後輪に伝達します。
だから、今回FFと同じようにS-ハイブリッドを搭載したこともあって、燃費は、FFと比べて大きな落ち込みはありませんし、雪道などでも十分な走破性、安全性を確保できるのです。
また、このシステムは非常にコンパクトなので、居住性が犠牲になることもないのです。
燃費性能
通常、実燃費はカタログ燃費の70%から80%程度と言われています。
新型セレナハイウエイスター(4WD)のカタログ燃費は15.8km/Lなので実燃費は約11.1km/Lから約12.6km/Lとなりますが、あるテストの結果は約12.0km/Lでしたので良くもなく悪くもなくという性能です。
新型セレナのS-ハイブリッドは地味ながら着実に進化していますし、今回4WDにも搭載されたので、4WDのユーザーには嬉しい限りです。
ただ、近々にもノア・ヴォクシーを超える燃費をひっさげて本格ハイブリッド搭載のセレナが登場するようですから、そちらも気になるところですね。
新型セレナは前モデルと比較して人気高いですね。日産も頑張りましたね。
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