車を所有していると故障に見舞われることは珍しくありませんので、突然修理費用が発生することもあります。
本記事では、セレナのシステム故障と修理費用に焦点を当てて、日常的な使用中に生じる様々なシステムの不具合と、それらを解決するための修理プロセスや費用についてお伝えします。
故障の早期発見と適切な対応が重要なので、この記事が参考になれば幸いです。
- セレナのシステム故障の識別方法
- セレナのシステムの複雑さ
- セレナのシステム故障の修理費用概算
- 対策の必要性
車を所有していると故障に見舞われることは珍しくありませんので、突然修理費用が発生することもあります。
本記事では、セレナのシステム故障と修理費用に焦点を当てて、日常的な使用中に生じる様々なシステムの不具合と、それらを解決するための修理プロセスや費用についてお伝えします。
故障の早期発見と適切な対応が重要なので、この記事が参考になれば幸いです。
昨今、車の中で動画を観ることも珍しくなりました。
サブスクの中でもAmazonプライムの契約している方も多いからか、セレナの車内でAmazonプライムの動画鑑賞を希望する方も多くなってきました。
Amazonプライムの動画を観る簡単な方法はファイヤースティック(Fire TV Stick)を利用することです。
しかし、このファイースティックが非対応になることがあるというのです。
本記事では、まず、Fire TV Stickを使ってセレナで映画やドラマ、スポーツなど多様なコンテンツを楽しむ方法について詳しく解説します。
Fire TV Stickの基本情報からセレナへの接続方法、必要な機器、さらには画質を最適化するコツまでお伝えていきます。
そのうえで、ファイヤースティックが非対応となる原因も確認していきますが、設定の問題なのでしょうか。
セレナのHDMIが映らないという問題。
セレナオーナーでオーディオやDVDなどHDMIで接続して活用していた場合、セレナのHDMIが映らないという現象は頭を悩ます問題です。
しかし、この問題はいくつかの原因によって引き起こされる可能性があります。
この記事では、セレナのHDMI接続がうまくいかない主な原因とその対処法を解説します。
HDMIケーブルの不良、ナビと後席モニターの接続方法、ナビの出力制限、ナビ連動機能に関する問題など、幅広い視点から問題の解決策を提供します。
ここでは、セレナのHDMIが映らないというのはどんな症状かを見ていきましょう。
まず、セレナのHDMIがどこにあるかということと、HDMI接続で何ができるかを説明した後で、HDMIが映らないというのはどんな症状なのかを確認しましょう。
最初に、セレナのHDMIがどこにあるかです。
新型セレナ(C27)の場合は、HDMI入力ユニットという純正パーツがあるので、助手席アッパーボックスとグローブボックスの間に美しく取り付けられています。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/
Nissan ConnectナビゲーションシステムとMM223D-LeにはこのHDMI入力ユニットが付いているので全く問題ありません。
MM222D-Leとディスプレイオーディオの場合は20,500円のオプション料金を払えば同じ場所にHDMI入力ユニットが設置され、HDMIが使用可能になります。
先代(C27)以前のセレナはHDMI入力ユニットといったオプションはなかったはずですから、たいていはグローブボックスに引き出されているはずです。
次に、セレナでHDMIすると何ができるのかです。
まず、映像機器を接続して映像を見ることができるようになります。
これはHDMI本来の使い方ですね。
ナビやディスプレイオーディオ本体はもちろん、後席モニターでも映像を見ることが可能です。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/
セレナの場合、後席にはお子さんが乗られる場合も多いでしょうから、Fire TV Stickなど、DVD以外のメディアが観られるといいですよね。
もう1つは、スマホの画面をナビの画面はもちろん後席でも見ることができることです。
セレナの場合、ディスプレイオーディオならナビのフロントのUSBソケットでスマホと接続可能です。
「Apple CarPlay」や「Android Auto」が使えますから、車載ナビより優秀なGoogle MapsやスマホやmicroSD内の音楽再生も可能です。
しかし、純正ナビは他社と同様、「Apple CarPlay」や「Android Auto」には対応してないのです。
HDMI接続できればスマホの画面をそのまま映せますから、Google MapsだろうがYouTubeだろうが、AmazonPraimevideoだろうが何でもできるのです。
安全性には最大限の配慮は不可欠ですし当然ですが、カーライフが、特に同乗の方々にとってぐっと豊かになるはずです。
さて、そんなセレナのHDMIが映らない原因はどこにあるのでしょうか。
また、解決策はあるのでしょうか。
まず考えられるのは、ナビと接続するHDMIケーブルの不良です。
もちろん、ナビ本体やHDMI入力ユニットの故障もあり得るのですが、値段を考えてもHDMIケーブルの故障の確率は高いと思います。
他のケーブルに交換しても症状が変わらなかったら、ナビなどの故障を疑いましょう。
2つめは、ナビ連動ドライブレコーダーが付いたナビではHDMI端子が使えない場合があることです。
現行ナビのマニュアルでも日産オリジナルナビゲーション連動ドライブレコーダーを接続している場合にはAVケーブルの接続はできないと記載されています。
要するに現行セレナ(C28)でもあり得るのです。
AVケーブルとHDMIケーブルは違うようですが、原因はこれで間違いないようです。
解決策は、交通事故の際の自己防衛に支障が出る可能性がありますが、ナビからドラレコを切り離すことです。
といっても、配線を切ったり外したりする必要はありませんし、この方法なら簡単にドラレコのナビ連動は復帰可能です。
「システム設定」の「販売会社専用メニュー」でできるようですので、試すならリスク承知でお願いします。
3つめは、ナビと後席モニターがアナログ接続だったらHDMI入力は映らないということです。
純正ナビでも最新のMM223D-Leや、従来モデルでも最上位の機種以外は後席モニターへの出力はアナログです。
現行モデル(C28)の後席モニターにはHDMI接続以外のオプションはありませんので、MM223D-Leとこのモニターを買っていれば問題はありません。
しかし、このMM223D-Leにもアナログ出力がありますから、社外モニターを使ったり、セレナでも古いモデルの場合はアナログ接続の場合もあるはずです。
こうなると、ナビには映像は出ても後席モニターは真っ黒のはずです。
ナビと後席モニターのいずれか、あるいは両方を取り換えれば解決しますが、現実的ではありませんね。
4つめは、ナビの出力制限が原因の場合です。
ナビには出力制限というものがあって、外部入力の映像、あるいはYouTubeのようなものは後席モニターに映像出力できない場合もあるようです。
これは社内ナビ社外ナビ問わずあり得る問題ですが、日産の純正ナビの最上位機種の場合、後席モニターとHDMI接続していればHDMI入力映像は見ることができるはずです。
ただ、社外ナビについては一概には言えないと思われます。
これも、ナビを買い替えれば解決しますが、経費を考えると現実的ではありませんね。
この記事を下記のようにまとめました。
セレナは人気車で、購入しようと思われる方も多いと思われますが、少し気になることがあるのです。
それは、セレナに対する評価で、口コミなんかを見ると、「やめとけ」の声がけっこう見受けられるのです。
この記事では、日産セレナの潜在的な問題点や、中古市場における評価の低さの背景にある理由を掘り下げていきます。
具体的には、CVTの不具合、オルタネーターの故障、加速不良、走行安定性の問題など、セレナの購入を考える際に知っておくべき重要な情報を提供します。
セレナ購入を検討している方や、なぜ「やめとけ」と言われるのかを理解したい方は是非確認しておいて下さい。
最初に、セレナはやめとけの声が出る理由を見ていきましょう。
まず、よく言われるのはセレナ、というより日産のCVTは壊れやすいということです。
CVTというのは高額なパーツで、交換となると30万円を超える費用がかかります。
しかも、根幹的なパーツなので、修理しないわけにはいかないのです。
このCVTに不具合が多発するようなら「やめとけ」と言われてもしかたがないのかもしれませんね。
次に、セレナのCVTのラバーバンド感の問題です。
セレナのトランスミッションはガソリン車の場合にはCVTで、これは1999年に登場したC24からですから、今走っているセレナのほとんどすべてがCVTです。
このセレナのCVTですが、「ラバーバンド感」を訴える声が聞こえてきます。
ラバーバンド感というのはCVT特有の感覚で、加速時にエンジンの回転は上昇するにもかかわらず、速度がそれに比例して上がらない状態のことを言います。
CVTの場合、特に急加速なんかすると、多かれ少なかれこの症状は出るものです。
この症状は慣れても違和感があり、嫌いな方には耐えられないのかもしれませんね。
次の、セレナの壊れやすいオルタネーターと高額の修理費用については、「セレナ(C26)の欠点と中古車購入前に注意すべきポイント」にも書きました。
特にSハイブリッドとアイドリングストップのモデルについては故障しやすく、また、修理費も20万円近い金額と、普通のオルタネーターより高額なようです。
これは、オルタネーターにエンジンのスターター機能やパワーアシスト機能を付けているからのようです。
これがあると、アイドリングストップからの復帰時にセルモーターを使わないのでセルモーターの劣化は防げます。
しかし、その代償としてオルタネーターの耐久性が落ちては意味がありませんし、Sハイブリッドで僅かな燃費改善が図られても高い修理費を払うのでは元も子もありません。
次の、セレナのガソリン車の加速不良問題についても、「セレナ(C26)の欠点と中古車購入前に注意すべきポイント」に記載しています。
要するに、アクセルを踏んでもエンジンが吹けない、速度が上がらないという症状です。
これは程度次第ですが、気になる方には買うのを「やめとけ」という問題なのかもしれません。
次に、セレナの走行安定性の悪さと乗り心地の悪さについてです。
セレナはミニバンですから、車高が高く、どうしても腰高になってしまいます。
エルグランドのようなハイエンドのミニバンではないのでリアサスペンションは2WDの場合高級なマルチリンク式ではなく、トーションビーム式です。
ボディの剛性だって十分なコストはかけられておらず、剛性不足とも言われています。
こうした要因から、走行安定性はもう一つで、高速コーナーではロールが気になります。
また、ふわふわ感に加え、路面の凸凹をよく拾い、後部座席の乗り心地、静粛性も良くないようです。
運転する側からしたら走行安定性の悪さは気になりますし、乗り心地が悪いと後席に乗った家族から責められるのも耐え難いものがありますよね。
最後に、セレナの燃費の悪さです。
現行セレナC28の燃費は以下のようなものです。
区分 | ガソリン車 | e-POWER車 | |
---|---|---|---|
2WD | 4WD | 2WD | |
WLTCモード燃費 | 13.0~13.4km/L | 11.6km/L | 18.4~20.6km/L |
e-POWER車についてはe-POWERが第2世代に移行し、かなり燃費改善が図られていますが、ノア&ヴォクシーには及びません。
また、ガソリン車は同じエンジンでSハイブリッドも廃止したことから、従来モデルと大差なく、カタログ燃費でもノア&ヴォクシーの後塵を拝しているのです。
前のセッションではセレナはやめとけのという声を整理してきました。
では、こうした要因は、セレナの購入を「やめとけ」というほどのものなのでしょうか。
結論から言うと、前モデルのC27型や最新モデルのC28型については「やめとけ」という程の理由は見当たりません。
「やめとけ」という警告のようなネット投稿があるのは、実際に購入して「買わなければよかった」のような後悔した時だと思います。
具体的には、度々のリコールや有償の故障でしょう。
セレナには「CVTに関する問題点」や「オルタネーターに関する問題点」がありますが、その多くが前々モデルであるC26型なのです。
加速不良や走行安定性や乗り心地、さらには燃費の悪さについては予めわかっていることでもあるので「購入をやめるべき」とまでは言えないでしょう。
具体的な各問題の真相については下記を御覧ください。
CVTに関しては不具合が多いという問題とラバーバンド感も問題があります。
まず、セレナのCVTの不具合についてです。
セレナのような重い車両にコンパクトカーに適したCVTを組み合わせているので、故障が発生しやすいのはやむを得ない面があります。
ただ、ノア&ヴォクシーもCVTを採用していますから、日産が使っているジヤトコのCVTの問題も多少はあるのかもしれません。
確かにCVTの不具合が発生すると、しかもあまり年数や走行距離が嵩む前に発生すると心底後悔しそうです。
そんな中で、セレナに搭載されているCVTも徐々に改良されているという話もありますし、CVTは取り扱い方次第で寿命が違ってくるという話もあります。
現に30万キロCVTの交換はしなかったという事例もあるくらいです。
しかしながら、CVTは日産車、特にセレナのような大きな車両の弱点というのは定説に近いので、気になる方はよく考えた方がいいかもしれません。
次に、CVTのラバーバンド感はどうかです。
CVTの特性としてラバーバンド感は多かれ少なかれあるものです。
私は初代ノア60系にCVTが初めて搭載されたモデルに乗っていましたが、CVTのラバーバンド感は半端ありませんでした。
今でもCVTにはラバーバンド感はありますし、CVTの構造上やむを得ないところがありますが、ずいぶん改善されている気がします。
現行セレナのガソリンモデルにはパドルシフトが標準装備ですから、これを使えばシフトフィールの悪さは軽減されるはずです。
次に、オルタネーターに耐久性と修理費用についてです。
スターター付きのオルタネーターの場合は耐久性の低さと修理費用の高額さについては否定できないところがあります。
ただ、オルタネーターは10万キロを超えればいつ壊れてもおかしくないパーツです。
だから、長く乗ればどんな車でも発生する可能性は高く、問題は少し早めに発生することと通常の2倍くらいの修理費がかかることでしょう。
しかし、CVTの故障に比べれば「やめとけ」というほどの話ではないのかもしれません。
次に、セレナの加速不良はどうかです。
このサイズのミニバンの排気量はたいていは2Lで、コストの関係で排気量のアップや過給機の搭載はできません。
このため、エンジンの性能には制約があって、燃費のことを考えれば、過度にパワフルな設定にもできないのです。
確かにセレナ、それもC27については特に加速不良が訴えれていますが、ノア&ヴォクシーにしてもミニバン以外の車と比べれば鈍重です。
こうした加速不良は2Lクラスのミニバンを選ぶ以上やむを得ない問題で、嫌ならミニバンをやめるか、大排気量のミニバンを選ぶべきでしょう。
次に、セレナの走行安定性の悪さや乗り心地の悪さはどうかです。
まず、ミニバンを選ぶ以上、重心が高くなるので走行安定性は必ず悪くなります。
だから、走行安定性にこだわるのであれば、最初からミニバンを選ぶべきではありませんし、選んだならサスの強化などの対策を講じるしかありません。
乗り心地については、コストの制約があるので最上とは言い難い面もありますが、少し柔らかめの設定なので、「やめとけ」というほどひどいものではありません。
ただ、走行安定性と乗り心地については試乗して許容できるかどうかが大事です。
受け入れられないようなら、「やめとけ」です。
最後に、セレナの燃費の悪さでです。
ライバル車のノアとカタログ燃費、実燃費を比べてみました(2WDだけで比べています)。
単位:km/L
区分 | ガソリン車 | ハイブリッド車 | ||
---|---|---|---|---|
セレナ | ノア | セレナ | ノア | |
WLTCモード燃費 | 13.0~13.4 | 15.0~15.1 | 18.4~20.6 | 23.0~23.4 |
実燃費 | 11.0 | 11.0 | 17.0 | 17.6 |
カタログ燃費ではノアに分がありますが、実燃費ではそれほどの差はないようです。
シリーズ式のe-POWERは燃費ではシリーズパラレル式のノアにはかなわないはずですが、第2世代に入って多少差を縮めているのかもしれません。
とはいえ、ガソリン車のリッター10キロちょっとという燃費は決していいものではありません。
この燃費で我慢できないようならミニバンは「やめとけ」ですし、少なくともハイブリッドを選ぶべきでしょう。