セレナ(C26とC25)オーナーが直面する一般的な問題の一つが、アクセルを踏んだ際に発生する異音です。
この記事では、C26とC25モデルのアクセル踏時に発生する様々な異音の特徴、原因、および対処法について詳細に解説します。
セレナの快適なドライブを保つために、異音の原因を正しく理解し、適切な対策を講じることが重要です。
- セレナC26/C25のアクセルを踏む時に発生する異音の原因と特徴
- セレナのCVT異音の対処法
- ロアアーム故障のサイン
目次
セレナのアクセルを踏むと異音はどんな症状?C26もC25も同じ?
セレナのアクセルを踏むと異音がするといいますが、それはどんな症状なのでしょうか。
この症状は、C26もC25も同じなのでしょうか。
- アクセルを踏むと異音がするという具体的な症状は?
- C26もC25も同じなの?
アクセルを踏むと異音がするという具体的な症状は?
最初に、セレナでアクセルを踏むと異音がするという具体的な症状はどんなものかですが、どうやらいろんなパターンがあるようです。
エンジンの回転数が上がると大きくなるキーンという音
エンジンの回転数に比例するようにキーンという大きな音が出るようです。
異常なほど大きい音で、恥ずかしくて走れないほどといいます。
キャキャ、カタカタ、パタパタという音
アクセルを踏み込むと、キャキャ、カタカタ、パタパタという音がして、エンジンに負荷がかかるときに鳴るような感じです。
加速時やエアコン作動時に出るのが特徴のようです。
キュルキュル、ゴロゴロ、ガラガラなどの異音
キュルキュル、ゴロゴロ、ガラガラなどの異音の場合は、走行時、発進時、エンジン始動時といろんな場面で出てきます。
アクセルを踏み込むと音が大きくなるようです。
ドロドロというような振動を伴う異音
走行すると、ドロドロというような低い音が振動を伴って発生するようです。
振動はステアリングホイールを伝わって、ドライバーの手にも伝わってくるようです。
強い振動を伴うガラガラなどの異音
ジャダーという強い振動が発生したり、ガラガラという異音が発生します。
また、アクセルを踏んでもスピードが出ないなどの症状も発生する場合があります。
フロントあたりからゴトゴトなどの異音
アクセルを踏んで走行中に、フロントあたりからゴトゴトなどの異音が発生し、場合によっては走行不能になる場合もあるようです。
ホイールあたりからのガラガラ、キーキー音
アクセルを踏んで走り出すと出る症状ですが、ホイールあたりから、ガラガラ、キーキー音がするのが特徴です。
C26もC25も同じなの?
では、こんな症状はC26もC25も同じなのでしょうか。
ドロドロというような振動を伴う異音や、フロントあたりからゴトゴト音は、C25特有の症状で、C26ではあまり報告されていません。
一方で、アクセルを踏み込むと、キャキャ、カタカタ、パタパタという音がする症状は、C26の方が圧倒的に多いようです。
強い振動を伴うガラガラなどの異音もC26の方が多いと言われています。
セレナC26・C25でアクセルを踏むと異音がする原因は?
それでは、セレナC26・C25でアクセルを踏むと異音がする原因を症状ごとに見ていきましょう。
カッコで、(C25)(C26)などと記載していますが、(C25)と記載してある場合はC25系で起こる確率が高いということで、C26系で起こらないわけではありません。
- キーン、キュルキュル、ゴロゴロ、ガラガラなどの異音はオルタネーター(C26)
- キャキャ、カタカタ、パタパタなどの異音はテンショナー(C25/C26共通)
- ドロドロという振動を伴う異音はエンジンマウント(C25)
- 強い振動を伴うガラガラなどの異音はCVT(C26)
- フロントあたりからゴトゴトなどの異音はロアアーム(C25)
- ホイールあたりからのガラガラ、キーキー音はハブベアリング(C25/C26共通)
- 総括:セレナのC26・C25のアクセルを踏むと異音の症状と原因は?
キーン、キュルキュル、ゴロゴロ、ガラガラなどの異音はオルタネーター(C26共通)
まず、キーン、キュルキュル、ゴロゴロ、ガラガラなどの異音は車で使う電気を発電するオルタネーターの故障の場合が多いようです。
この音は、オルタネーターのプーリーやベアリングが損傷して出ている音で、当面は発電できていても、いずれ発電できなくなり、車は走らなくなります。
オルタネーターの故障自体は10万キロを超えるとどんな車でも起こりうるのですが、セレナでもC26の場合は壊れやすく、また、交換も高価です。
セレナC26のSハイブリッドまたはアイドリングストップ車のオルタネーターはモーターアシスト、アイドリングストップからのエンジン再始動を担っているからです。
名前もECOモーターといい、フランスのValeo社で、どうやら普通のオルタネーターと比べて壊れやすく、新品に交換すると20万円近くと、普通の倍くらいかかるのです。
キャキャ、カタカタ、パタパタなどの異音はテンショナー(C25/C26共通)
次に、エンジンに負荷をかけると出るキャキャ、カタカタ、パタパタなどの異音はテンショナーの故障です。
テンショナーはファンベルトに一定のテンションをかけるものなのですが、これが壊れると適切なテンションがかからず、ベルトが異常な振動を起こして異音がするのです。
これは部品交換しかなく、ベルト込みで3万円というところのようです。
テンショナーの故障の発生はC25、C26で変わりはありません。
ドロドロという振動を伴う異音はエンジンマウント(C25)
次に、ドロドロという唸るような異音と振動をはエンジンマウントの故障です。
エンジンマウントというのは、エンジンを車体に固定するためのゴム製のパーツで、エンジンを支え、振動が車体伝わるのを軽減させたりする重要なパーツです。
このエンジンマウントが破損等すると、アクセルを踏んでの加速時に、エンジンの振動を減衰できず、振動や異音を発生させているのです。
ここの破損は経年劣化などで起こりうるのですが、特にC25系では、急加速のような運転を繰り返し行った場合に、左マウントのゴム部分が損傷するおそれがあるのです。
日産は2013年1月に保証期間を新車登録から5年間から9年間に延長をしたのですが、今現在では当然保証は切れています。
エンジンマウントを交換するしかないのですが、費用は5万円くらいかかるようです。
強い振動を伴うガラガラなどの異音はCVT(C26共通)
次に、強い振動を伴うガラガラなどの異音はCVTの故障です。
セレナは1999年に登場した2代目(C24)からCVTを採用していますが、4代目のC26は特にCVTの故障が多いようです。
ジャダーという強い振動や、ガラガラなどの異音が発生して、アクセルを踏んでもスピードが出なくなるというのは典型的なCVT故障の症状です。
修理代は30万円を超え、新車保証や延長保証の対象にならなかったら、買い替えを考えるレベルです。
ただ、2020年7月に2012年7月3日~2013年12月2日に製造されたセレナについてリコールが届出されていますので、対象になる可能性はありますね。
https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report4770.html
フロントあたりからゴトゴトなどの異音はロアアーム(C25)
次に、フロントあたりからゴトゴトなどの異音はロアアームの故障です。
ロアアームというのはタイヤと車体やサスペンションをつなぐパーツで、タイヤが路面から受けた衝撃を緩和する役割の一部を担っています。
セレナ、それも25系で見られる故障はフロントフロントロアアームで、このボールジョイントにガタが出るような不具合が起きているようです。
最悪の場合は走行不能になりますから、交換するしかありません。
費用は5万円くらいかかるようです。
ホイールあたりからのガラガラ、キーキー音はハブベアリング(C25/C26共通)
次に、ホイールあたりからのガラガラ、キーキー音はハブベアリングで、セレナに限らず、どんな車でも起こる症状です。
ハブベアリングというのは、ホイールと車体が接続される部分のパーツで、たいていはボールベアリングです。
これがあるから、ホイールは滑らかに回転できるのです。
このベアリングのボールは摩耗しはじめると、偏摩耗が加速していき、異音が発生するようになり、いずれ回転にも支障が生じてきます。
交換するしかなく、費用は3万円程度のようです。
総括:セレナのC26・C25のアクセルを踏むと異音の症状と原因は?
- アクセルを踏み込むと大きな異音がするのはオルタネーター、激しい振動を伴う異音はCVTでC26特有
- 振動を伴うドロドロ音はエンジンマウント、フロントあたりからのゴトゴト音はロアアームでC25特有
- パタパタ音はテンショナー、ホイールの異音はハブベアリングで、C25/C26共通
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