この記事では、セレナ(C26)におけるオイルが減る問題についてお伝えしています。
多くのセレナ(C26)オーナー様が経験しているオイルが減る原因とその影響、さらにはリコール情報の有無について詳しく説明しています。
オイルが減る主な原因として、エンジンの摩耗や劣化が挙げられており、その結果エンジンに与える潜在的なダメージについてもお伝えしています。
また、リコールに関する最新情報や対処法についても触れており、セレナC26オーナーにとって重要な情報が含まれています。
- セレナ(C26)のオイルが減るの複数の原因
- 自然なオイル減少の存在
- セレナ(C26)のオイルが減るエンジンへの潜在的ダメージ
- セレナ(C26)のオイルが減るリコール情報の有無
目次
セレナ(C26)のオイルが減るリコールってどんな症状なの?
まず、セレナ(C26)のオイルが減るリコールといわれるのはどんな症状なのかを確認していきます。
ここでは、一般的にオイルが減る原因にはどんなものがあるのかを説明し、セレナ(C26)のオイルが減るリコールの症状や原因を考えます。
また、このオイルが減るという症状を放置するとどうなるのかもチェックしていきましょう。
- オイルが減る原因にはどんなものがあるの?
- セレナ(C26)のオイルが減る症状や原因は?
- オイルが減ったのを放置するとどうなる?
オイルが減る原因にはどんなものがあるの?
最初に、オイルが減る原因にはどんなものがあるのかです。
原因は大きく分けて3種類あるのですが、異常がなくてもオイルは減っていくことも含めて説明していきます。
セレナ(C26)の場合は大多数がオイル上がり、オイル下がりのようです。
異常がなくてもオイルは減っていく
まず、エンジンオイルは異常がなくても少しずつ減っていくものです。
エンジン内は高い気密が保たれていますが、完全ではありませんので、オイルは僅かですが漏れるものです。
走行距離が嵩んでくるとエンジンを構成するパーツも摩耗し、オイルの減り方が多くなるのも当然ですし、エンジンブレーキを多用すると減りやすいのも確かです。
もちろん、オイルの量の確認は大事ですが、こうした減り方だと、定められたオイル交換周期を守っていれば問題になることはないはずです。
オイル上がり
次はオイル上がりです。
オイル上がりというのは、エンジン内部にあるピストンリングとシリンダーの隙間からエンジンオイルが燃焼室に入りこむ現象です。
ピストンリングに付いたオイルはシリンダーが下がることで回収されるのですが、ピストンリングに摩耗や傷があると回収されないまま燃焼室に入り、燃えてしまいます。
このため、オイル上がりが発生すると、マフラーから白い煙が発生し、エンジンオイルの減りが早くなり、定期的なオイル交換ではもたなくなります。
私も経験がありますが、定期点検でオイル交換した車が、2週間もたたない間にオイルが激減して驚いたものです。
オイル下がり
次はオイル下がりです。
オイル下がりとは、吸気・排気バルブのバルブシールが経年劣化して気密が保てなくなって、オイルがエンジンの燃焼室に入るものです。
これもオイルが燃焼しますから、マフラーから白煙が出ますし、オイルの減りも大きくなります。
オイル上がりの場合はエンジンが回れば回るほどオイルが漏れて白煙が上がり、アイドリング時、低回転時はあまり白煙は見られません。
一方で、オイル下がりの場合にはアイドリング時や低回転時でも白煙が見られるのです。
オイル漏れ
次は、オイル上がりでもオイル下がりでもないオイル漏れです。
エンジン内のパーツやシールはエンジンを長く使ううちに摩耗、損傷、劣化する場合があります。
エンジンの設計の問題もあれば、事故などで部品が破損する場合もあります。
こうしたオイル漏れは原因を究明するのが大変で、漏れを止めるのは難しい場合が多いようです。
セレナ(C26)のオイルが減る症状や原因は?
では、セレナ(C26)のオイルが減る症状や原因はどうなのでしょうか。
オイルが減る症状は?
まず、セレナ(C26)のオイルが減る症状ですが、10万キロを超えて距離が嵩んでくると発生する場合があるようで、15万キロあたりが危険なようです。
1か月で500ml減っているとか、3000kmでオイル交換しないと危険なレベルとか、気が付くとレベルゲージの先に届かないぐらいしか入っていないという症状のようです。
とにかく、気を付けておかないと、オイルが危険なくらい減ってしまうのです。
白煙が上がっているという情報もありますので、オイル上がりかオイル下がりなのは間違いないようです。
オイルが減る原因は?
次に、セレナ(C26)のオイルが減る原因ですが、単一ではないようです。
オイル上がり
セレナ(C26)のオイルが減る原因としてオイル上がりが考えられるのは、走行距離が嵩んで、アクセルを踏み込むと白煙が出る場合です。
こんな場合は、エンジンのシリンダーやピストンの摩耗が進んでシーリングが不十分になって、オイル上がりを起こしていると思われます。
オイル下がり
セレナ(C26)のオイルが減る原因はオイル下がりの場合もあるようです。
バルブ部分の潤滑のため、適切な量のオイルを供給する機能を持つのがバルブステムシールで、燃焼室にはオイルを落とさない仕組みになっています。
劣悪なエンジンオイルなどの使用によりオイルをそぎ落とす機能が働かなくなると、燃焼室内にオイルが落ちる、いわゆるオイル下がりの症状が出てしまうようなのです。
オイルが減ったのを放置するとどうなる?
では、オイルが減ったのを放置するとどうなるのでしょうか。
エンジンオイルは金属部品同士の潤滑と冷却という役割を持っています。
オイルが減った状態、あるいは無い状態で走ると、十分な潤滑がありませんから、エンジンの部品、特にシリンダーとピストンは過熱します。
冷却も効きませんので、やがてシリンダーとピストンが癒着する「焼き付き」という症状に至ります。
ここまで来ると再起不能で、高価なエンジンを乗せ換えるしか手がありません。
セレナ(C26)のオイルが減る問題のリコール状況は?
では、セレナ(C26)のオイルが減る問題のリコール状況はどうなのでしょうか。
当面の対症療法と修理方法、費用もあわせて記載しておきます。
- セレナ(C26)のオイル関係のリコールは無し
- 延長保証で対象になった場合も
- 当面の対症療法は?
- 修理方法、費用は?
セレナ(C26)のオイル関係のリコールは無し
いきなり残念なことを報告しなければならないのですが、セレナ(C26)に関してはオイルが減る問題どころか、エンジン関係のリコールもありません。
ECOモーターや燃料供給関係のリコールはあるのですが、エンジン関係は皆無なのです。
延長保証で対象になった場合も
では、保証の対応になったかどうかです。
新車保証も延長保証も終わっていますが、10万キロを超えてオイルが減る症状が出てくるセレナ(C26)には使えた場合もあるものの、たいていは使えなかったはずです。
延長保証は5年目車検時で10万キロ以下なら距離無制限ですから、10万キロ以下で買えば問題の15万キロあたりに到達して、実際にオイルが減る症状が出た場合もあるようです。
実際には延長保証で対象になった事例が数件見受けられます。
新車保証にしても、延長保証にしても、オイル交換を指定どおり実施していなと、メンテナンスの問題として保証されない場合も(新車保証の方が厳しい)あるようです。
当面の対症療法は?
では、当面の対症療法はあるのでしょうか。
非常に原始的な方法ですが、減ったオイルは足せばいいわけです。
私もオイル上がりをつかんだ時は、4Lのオイルの缶を車に載せておいて、頻繁にオイルチェックをして、不足分を注ぎ足していました。
オイルは全交換が原則ですが、そんなことをしていたら、費用がとんでもないことになってしまいますからね。
また、オイル上がりの場合は粘性の高いオイルを使うのも有効です。
セレナ(C26)の純正オイルは「0W-20」です。
今どきの燃費に配慮したエンジンでは0Wは当たり前ですが、サラサラなだけに密閉性は弱い面があります。
これを「5W-30」あたりの粘度の高いオイルに変えると、燃費はいささか悪くなっても、オイル上がりは改善する場合もあるのです。
ただ、オイル下がりには効果はありません。
修理方法、費用は?
そこで、本格的な修理方法と費用です。
修理方法は?
まず、修理方法ですが、セレナ(C26)に限らず、こんな場合はエンジンの載せ替えが有効かつ唯一の対策です。
エンジンのオーバーホールでもいいのですが、費用は載せ替えとあまり変わりませんし、確実にオイルが減る症状が改善する保証はないのです。
エンジンについては、新品に乗せ換える場合も、リビルド品を使う場合もあります。
ちゃんとしたリビルド品であれば消耗パーツは新品に、不良パーツは完全に修理して再組立てしますから、基本的には新品と同等と思っていいようです。
修理費用は?
修理費用についてはオーバーホールで約50万円くらいのようです。
エンジン交換は、リビルド品を使って、工賃込みで60万円、新品で70~80万円といったところのようです。
リビルド品はWebでも30万円台半ばで流通しているようですが、エンジン交換は工賃に加え、関連パーツもあるので、結構な費用になるようです。
総括:セレナ(C26)のオイルが減る症状とリコール
- セレナ(C26)のオイルが減る原因はオイル上がりかオイル下がり
- 走行15万キロ程度で発生し、オイルを入れてもすぐに減り、マフラーから白煙
- リコール対応はなく、延長保証で対応できていた場合も
- 当面はオイルを注ぎ足すことで走行可能で、粘度の高いオイルも有効
- 修理はエンジン載せ替えで、新品70~80万円、リビルド品60万円程度
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