セレナオーテックといえばセレナのラインナップの中でもスポーティな走りと洗練されたデザインが特徴ですね。
2018年の登場以来、その「かっこいい」外観と機能性で多くのドライバーを魅了しています。
この記事ではセレナオーテックの特徴を紹介します。
発売からの反響、独特のデザインコンセプト、専用装備の豊富さ、そして高機能インテリアまで、セレナ オーテックの魅力を余すことなくお届けします。
この記事を通じて、セレナ オーテックの「かっこよさ」をわかって頂けると幸いです。
- セレナオーテック発売時期
- セレナオーテックのデザインコンセプト
- セレナオーテックの専用装備
- 高機能インテリアの魅力。
目次
セレナオーテックがかっこいいって言うけどどんな車?
セレナオーテックがかっこいいという話をよく聞きますが、そもそもその、かっこいいと言われるセレナオーテックはどんな車なのでしょう。
ここでは、まず、セレナオーテックはどういう車なのか、概要をざっと紹介しておきます。
- セレナオーテックはいつ誕生したの?
- セレナオーテックのコンセプトは?
- ベース車は?
セレナオーテックはいつ誕生したの?
最初に、セレナオーテックはいつ誕生したのかです。
これは意外に新しくて、先代セレナの5代目(C27)の発売から1年半後の2018年2月のことなのです。
引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/180112-02-j?origin=channel-NNG243
とはいえ、オーテックの手による特別仕様車の歴史は古く、初代(C23)前期モデルの、まだ、バネット・セレナと称していた(後期モデルはセレナ)頃に投入されました。
1992年1月に「サンキャット」という名前で登場した特別仕様車は大型専用バンパー、専用カラー、青とグレーの専用内装を採用して、標準モデルとの差別化を図っていました。
引用元:https://www.autech.co.jp/history/sv/serena_suncat_1992.html
その後も「キタキツネ」「ライダー」などの特別仕様車を手掛けてきたのはご承知のとおりです。
なお、オーテック(株)は2022年4月1日に、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(株)と統合して日産モータースポーツ&カスタマイズ(株)となりました。
ニスモがどうなったかが気になりますが、オーテック事業所、ニスモ事業所に分かれているようですね。
6代目の新型セレナ(C28)のオーテックはこの日産モータースポーツ&カスタマイズ(株)が手掛けていて、モデルチェンジ直後から投入されています。
セレナオーテックのコンセプトは?
では、そんなセレナオーテックのコンセプトはどんなものなのでしょうか。
これはプレスリリースを見ていただくといいかもしれません。
ターゲットは、スポーティかつプレミアム感の高いスタイリング、あるいは素材にこだわる顧客向けで、「プレミアムスポーティ志向」という方向性です。
特にエクステリアは、ベースモデルと差別化を図って大きく手を入れてかっこよく仕上げています。
内装も素材とイメージカラーのブルーにこだわり、誕生当時は唯一本革仕様が選べました。
また、先代(C27)では、ハンドリングや加速感をチューニングした「AUTECH SPORTS SPEC」も設定していました(当時のNISMO扱い)。
ベース車は?
次に、セレナオーテックのベース車は何なのでしょうか。
これは以下に示すようになります。
ガソリン車 | e-POWER車 | |
---|---|---|
C27前期 | X | |
C27後期 | X | e-POWER ハイウェイスター |
C28 | ハイウェイスターV | e-POWER ハイウェイスターV |
ベース車の違いはあまり考えなくていいと思います。
先代(C27)のカタログでもハイウェイスターVとの装備を比較していましたし、価格的にもハイウェイスターVより上位ですからね。
セレナオーテックがかっこいいって、どこが違うの?
さて、そんなセレナオーテック、かっこいいといいますが、どこが違うのでしょうか。
ここでは、内装、外装、装備、価格差を見ていき、価格差があっても買う価値があるかを考えていきましょう。
- エクステリアの違いは?
- インテリアの違いは?
- 装備面の違いは?
- 価格の違いは?
- 40万円前後の価格差の価値はあるの?
- 総括:セレナオーテックがかっこいいというけど、結局違いは?
エクステリアの違いは?
最初にセレナオーテックと通常モデルのエクステリアの違いです。
おそらく、セレナオーテックがかっこいい一番のポイントがこのエクステリアなのです。
ベース車のハイウェイスターVと比べましょう。
ハイウェイスターV | オーテック |
---|---|
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/
ハイウェイスターVに追加された特別装備は以下のようなものです。
専用エクステリア | |
---|---|
|
|
電動格納式リモコンドアミラー(サイドターンランプ付・メタル調フィニッシュ) | |
16インチアルミホイール(専用)・205/65R16 95Hタイヤ |
何といってもフロントグリルとエアロのかっこよさです。
グリルは明確に違いますし、エアロは特に下部のボリューム感が圧倒的です。
フロント、サイド、リアのメタル調フィニッシュもきいていますね。
ホイールはハイウェイスターVも205/65R16で変わりませんが、エアロのせいか、ぐっと車高が低くなった感じさえしますね。
ボディカラーは白(プリズムホワイト)、黒(ダイヤモンドブラック)も選べますが、オーテックといえば、イメージカラーともいえるカスピアンブルーかもしれませんね。
インテリアの違いは?
次に、セレナオーテックとハイウェイスターVのインステリアの違いです。
ハイウェイスターV | オーテック |
---|---|
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/
ハイウェイスターVのシートはジャガード織物/撥水加工トリコット&合皮コンビで、下位グレードのXVやXのトリコットと比べるとはるかに高級なものです。
しかし、オーテックのシートはブラックレザレットシートで「AUTECH」の刺繍やブルーのライン、ステッチが高級感、プレミアム感を醸し出しているのです。
ハイウェイスターVに追加されたインテリアの特別装備は以下のようなものですが、やはり大きなところはシートですね。
専用インテリア | |
---|---|
|
|
ブルーステッチ付き専用ブラック本革巻ステアリング | |
セカンドシート キャプテンシート(e-POWER車のみ) | |
セカンドシート アームレスト(e-POWER車のみ) |
なお、セカンドシートのキャプテンシートやアームレストは標準モデルではLUXIONにしか付いていないので、このあたりのプレミアム感もなかなかです。
ステアリングホイールはセレナの場合、すべて本革巻きですが、ブルーステッチはシートとの統一感を出す意味でも重要かもしれません。
装備面の違いは?
次に、セレナオーテックとハイウェイスターVの装備面の違いです。
インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付) | |||||
---|---|---|---|---|---|
インテリジェントルームミラー | |||||
6スピーカー | |||||
日産オリジナルナビ取付パッケージ(TVアンテナ、GPSアンテナ) | |||||
コンビニフック10個(e-POWER車のみ) | |||||
クリアビューパッケージ(寒冷地仕様のみ) | |||||
ホットプラスパッケージ(寒冷地仕様のみ) | |||||
高濃度不凍液(寒冷地仕様のみ) | |||||
PTC素子ヒーター(寒冷地仕様のみ) |
インテリジェントアラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーはLUXION以外はオプションです。
側方視界が悪く、多人数乗車が想定されるセレナでは、インテリジェントアラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーはぜひ付けておきたい装備です。
インテリジェントアラウンドビューモニター | ンテリジェントルームミラー |
引用元:https://www.nissan-global.com/
インテリジェントアラウンドビューモニターはハイウェイスターVの場合、アダプティブLEDヘッドライトなどとのセットとはいえ488,400円という高額なオプションです。
e-POWERハイウェイスターVの場合は、96,800円のオーテックに付いた装備くらいのセットオプションがあるのですが、ガソリン車はどうしようもないようです。
価格の違いは?
次に、セレナオーテックとハイウェイスターVの価格の違いですが、これは一覧表でお示ししましょう。
区分 | ハイウェイスター | オーテック | ||
---|---|---|---|---|
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | |
ガソリン車 | 3,269,200円 | 3,535,400円 | 3,733,400円 | 3,933,600円 |
e-POWER車 | 3,686,100円 | 4,150,300円 |
オーテックが、2WD車は464,200円高、4WD車は398,200円高です。
2WDと4WDの差が違うのはなぜなのかは、いろいろ考えてみたのですが、よくわかりませんでした。
寒冷地仕様の場合は、4WDだけホットプラスパッケージ、高濃度不凍液、PTC素子ヒーターが標準装備なので、このあたりが理由になるのでしょうか。
40万円前後の価格差の価値はあるの?
最後に、セレナオーテックとハイウェイスターVの40万円前後の価格差の価値はあるかです。
セレナのような側方視界の悪いミニバンにはアラウンドビューモニターが必須ですから、価格差は10万円くらい割り引いた方がいいかもしれません。
ガソリン車の場合は488,400円もするセットオプションしかありませんから、アラウンドビューモニターが欲しければオーテックの一択です。
e-POWER車の場合は悩ましいのですが、少しカスタム化したいのならオーテックは悪くないでしょう。
エアロで本格的にカスタム化しようと思えば最低でも20万円、おそらく30万円くらいはかかるはずです。
シートのレザレットは合皮なのですが、高級なもので、本革風のしっとりとした風合いで撥水効果もあるので、エアロとこれだけで30万円の元は取れそうです。
ただ、そうはいってもオーテックは人気があるので、近所でまったく見かけないということはありません。
オリジナリティを極めたい方は、自分だけのカスタム化をした方が満足度は高いかもしれませんね。
総括:セレナ オーテックの魅力満載!かっこいい理由とは?
- セレナオーテックの誕生は先代セレナ(C27)の前期モデル途中だが、新型(C28)では誕生直後から
- セレナオーテックの一番の違いとカッコよさはエクステリアの迫力と低重心感
- セレナオーテックの内装はレザレットシートと青い「AUTEC」の刺繍が特徴的
- ミニバンには必須のインテリジェント アラウンドビューモニター&ルームミラーが特別装備
- 価格差は40万円程度だが、かっこよさ、アラウンドビューモニターなどで軽く元が取れそう
今後、車の乗り換えなど愛車を手放すことを検討されているのであれば↓の内容にも目を通して見てください。
既にご存知かもしれませんが、知らなかったのであれば愛車を相場より大幅に高く売却出来るかもしれません。
↓↓
セレナを限界値引から更に55万円安くなる方法!
新型セレナ(C28)が誕生してから1年以上が経過しました。
ただ、値引き額については思ったほど緩まっていません。
特にe-POWER車については値引き幅は抑えられています。
ただ、このような時にも限界と言われる値引きから更に安くセレナを購入する方法があります。
それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。
そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。
ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。
たったこれだけで、結果的に支払金額を抑えることができるのです。
>> 目次ページに戻る