セレナのHDMI映らない?原因と対処法

セレナのHDMIが映らないという問題。

 

セレナオーナーでオーディオやDVDなどHDMIで接続して活用していた場合、セレナのHDMIが映らないという現象は頭を悩ます問題です。

 

しかし、この問題はいくつかの原因によって引き起こされる可能性があります。

 

この記事では、セレナのHDMI接続がうまくいかない主な原因とその対処法を解説します。

 

HDMIケーブルの不良、ナビと後席モニターの接続方法、ナビの出力制限、ナビ連動機能に関する問題など、幅広い視点から問題の解決策を提供します。

 

記事のポイント
  • セレナのHDMIケーブルの不良の可能性
  • セレナのナビ連動機能の影響
  • セレナのナビとモニターの接続方法
  • 出力制限による問題の可能性

 

セレナのHDMIが映らないのはどんな症状?

 

セレナのHDMIが映らないのはどんな症状?

 

ここでは、セレナのHDMIが映らないというのはどんな症状かを見ていきましょう。

 

まず、セレナのHDMIがどこにあるかということと、HDMI接続で何ができるかを説明した後で、HDMIが映らないというのはどんな症状なのかを確認しましょう。

 

  • セレナのHDMIはどこにあるの?
  • セレナでHDMIすると何ができるの?
  • ベース車は?

 

セレナのHDMIはどこにあるの?

 

最初に、セレナのHDMIがどこにあるかです。

 

新型セレナ(C27)の場合は、HDMI入力ユニットという純正パーツがあるので、助手席アッパーボックスとグローブボックスの間に美しく取り付けられています。

 

 

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/

 

Nissan ConnectナビゲーションシステムとMM223D-LeにはこのHDMI入力ユニットが付いているので全く問題ありません。

 

MM222D-Leとディスプレイオーディオの場合は20,500円のオプション料金を払えば同じ場所にHDMI入力ユニットが設置され、HDMIが使用可能になります。

 

先代(C27)以前のセレナはHDMI入力ユニットといったオプションはなかったはずですから、たいていはグローブボックスに引き出されているはずです。

 

セレナでHDMIすると何ができるの?

 

次に、セレナでHDMIすると何ができるのかです。

 

映像機器を接続して映像を見ることができる

 

まず、映像機器を接続して映像を見ることができるようになります。

 

これはHDMI本来の使い方ですね。

 

ナビやディスプレイオーディオ本体はもちろん、後席モニターでも映像を見ることが可能です。

 

 

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/

 

セレナの場合、後席にはお子さんが乗られる場合も多いでしょうから、Fire TV Stickなど、DVD以外のメディアが観られるといいですよね。

 

スマホの画面をナビで見ることができる

 

もう1つは、スマホの画面をナビの画面はもちろん後席でも見ることができることです。

 

セレナの場合、ディスプレイオーディオならナビのフロントのUSBソケットでスマホと接続可能です。

 

「Apple CarPlay」や「Android Auto」が使えますから、車載ナビより優秀なGoogle MapsやスマホやmicroSD内の音楽再生も可能です。

 

しかし、純正ナビは他社と同様、「Apple CarPlay」や「Android Auto」には対応してないのです。

 

HDMI接続できればスマホの画面をそのまま映せますから、Google MapsだろうがYouTubeだろうが、AmazonPraimevideoだろうが何でもできるのです。

 

安全性には最大限の配慮は不可欠ですし当然ですが、カーライフが、特に同乗の方々にとってぐっと豊かになるはずです。

 

 

 

セレナのHDMIが映らない原因と解決策は?C28もOK?

 

セレナのHDMIが映らない原因と解決策は?C28もOK?

 

さて、そんなセレナのHDMIが映らない原因はどこにあるのでしょうか。

 

また、解決策はあるのでしょうか。

 

  • ナビと接続するケーブルをチェックする
  • ナビ連動ドラレコが付いたナビではHDMI端子が使えない場合も
  • ナビと後席モニターがアナログ接続だったらHDMI入力は映らない
  • ナビの出力制限が原因の場合も
  • 総括:セレナのHDMIが映らない症状と原因、解決策は?

 

ナビと接続するケーブルをチェックする

 

まず考えられるのは、ナビと接続するHDMIケーブルの不良です。

 

もちろん、ナビ本体やHDMI入力ユニットの故障もあり得るのですが、値段を考えてもHDMIケーブルの故障の確率は高いと思います。

 

他のケーブルに交換しても症状が変わらなかったら、ナビなどの故障を疑いましょう。

 

ナビ連動ドラレコが付いたナビではHDMI端子が使えない場合も

 

2つめは、ナビ連動ドライブレコーダーが付いたナビではHDMI端子が使えない場合があることです。

 

現行ナビのマニュアルでも日産オリジナルナビゲーション連動ドライブレコーダーを接続している場合にはAVケーブルの接続はできないと記載されています。

 

要するに現行セレナ(C28)でもあり得るのです。

 

AVケーブルとHDMIケーブルは違うようですが、原因はこれで間違いないようです。

 

解決策は、交通事故の際の自己防衛に支障が出る可能性がありますが、ナビからドラレコを切り離すことです。

 

といっても、配線を切ったり外したりする必要はありませんし、この方法なら簡単にドラレコのナビ連動は復帰可能です。

 

「システム設定」の「販売会社専用メニュー」でできるようですので、試すならリスク承知でお願いします。

 

ナビと後席モニターがアナログ接続だったらHDMI入力は映らない

 

3つめは、ナビと後席モニターがアナログ接続だったらHDMI入力は映らないということです。

 

純正ナビでも最新のMM223D-Leや、従来モデルでも最上位の機種以外は後席モニターへの出力はアナログです。

 

現行モデル(C28)の後席モニターにはHDMI接続以外のオプションはありませんので、MM223D-Leとこのモニターを買っていれば問題はありません。

 

しかし、このMM223D-Leにもアナログ出力がありますから、社外モニターを使ったり、セレナでも古いモデルの場合はアナログ接続の場合もあるはずです。

 

こうなると、ナビには映像は出ても後席モニターは真っ黒のはずです。

 

ナビと後席モニターのいずれか、あるいは両方を取り換えれば解決しますが、現実的ではありませんね。

 

ナビの出力制限が原因の場合も

 

4つめは、ナビの出力制限が原因の場合です。

 

ナビには出力制限というものがあって、外部入力の映像、あるいはYouTubeのようなものは後席モニターに映像出力できない場合もあるようです。

 

これは社内ナビ社外ナビ問わずあり得る問題ですが、日産の純正ナビの最上位機種の場合、後席モニターとHDMI接続していればHDMI入力映像は見ることができるはずです。

 

ただ、社外ナビについては一概には言えないと思われます。

 

これも、ナビを買い替えれば解決しますが、経費を考えると現実的ではありませんね。

 

総括:セレナHDMI映らない原因と対処法

 

この記事を下記のようにまとめました。

 

  • ナビのHDMI入力や後席モニターでの視聴ができるとファミリーカーとしては大きなメリット
  • ナビの画面に映らない場合と後席モニターに映らないという2つの症状がある
  • ナビの画面に映らない場合は、まずスマホ等との接続コードをチェック
  • 日産ナビ連携ドラレコと入力が競合している場合も
  • 後席モニターとのアナログ接続やナビの出力制限で後席に映らない場合があるが、解消にはナビ等の買い替えしかない

セレナ オーテックの魅力満載!かっこいい理由とは?

セレナオーテックといえばセレナのラインナップの中でもスポーティな走りと洗練されたデザインが特徴ですね。

 

2018年の登場以来、その「かっこいい」外観と機能性で多くのドライバーを魅了しています。

 

この記事ではセレナオーテックの特徴を紹介します。

 

発売からの反響、独特のデザインコンセプト、専用装備の豊富さ、そして高機能インテリアまで、セレナ オーテックの魅力を余すことなくお届けします。

 

この記事を通じて、セレナ オーテックの「かっこよさ」をわかって頂けると幸いです。

 

記事のポイント
  • セレナオーテック発売時期
  • セレナオーテックのデザインコンセプト
  • セレナオーテックの専用装備
  • 高機能インテリアの魅力。

 

セレナオーテックがかっこいいって言うけどどんな車?

 

セレナオーテックがかっこいいって言うけどどんな車?

 

セレナオーテックがかっこいいという話をよく聞きますが、そもそもその、かっこいいと言われるセレナオーテックはどんな車なのでしょう。

 

ここでは、まず、セレナオーテックはどういう車なのか、概要をざっと紹介しておきます。

 

  • セレナオーテックはいつ誕生したの?
  • セレナオーテックのコンセプトは?
  • ベース車は?

 

セレナオーテックはいつ誕生したの?

 

最初に、セレナオーテックはいつ誕生したのかです。

 

これは意外に新しくて、先代セレナの5代目(C27)の発売から1年半後の2018年2月のことなのです。

 

引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/180112-02-j?origin=channel-NNG243

 

とはいえ、オーテックの手による特別仕様車の歴史は古く、初代(C23)前期モデルの、まだ、バネット・セレナと称していた(後期モデルはセレナ)頃に投入されました。

 

1992年1月に「サンキャット」という名前で登場した特別仕様車は大型専用バンパー、専用カラー、青とグレーの専用内装を採用して、標準モデルとの差別化を図っていました。

 

引用元:https://www.autech.co.jp/history/sv/serena_suncat_1992.html

 

その後も「キタキツネ」「ライダー」などの特別仕様車を手掛けてきたのはご承知のとおりです。

 

なお、オーテック(株)は2022年4月1日に、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(株)と統合して日産モータースポーツ&カスタマイズ(株)となりました。

 

ニスモがどうなったかが気になりますが、オーテック事業所、ニスモ事業所に分かれているようですね。

 

6代目の新型セレナ(C28)のオーテックはこの日産モータースポーツ&カスタマイズ(株)が手掛けていて、モデルチェンジ直後から投入されています。

 

セレナオーテックのコンセプトは?

 

では、そんなセレナオーテックのコンセプトはどんなものなのでしょうか。

 

これはプレスリリースを見ていただくといいかもしれません。

 

 

ターゲットは、スポーティかつプレミアム感の高いスタイリング、あるいは素材にこだわる顧客向けで、「プレミアムスポーティ志向」という方向性です。

 

特にエクステリアは、ベースモデルと差別化を図って大きく手を入れてかっこよく仕上げています。

 

内装も素材とイメージカラーのブルーにこだわり、誕生当時は唯一本革仕様が選べました。

 

また、先代(C27)では、ハンドリングや加速感をチューニングした「AUTECH SPORTS SPEC」も設定していました(当時のNISMO扱い)。

 

ベース車は?

 

次に、セレナオーテックのベース車は何なのでしょうか。

 

これは以下に示すようになります。

 

 ガソリン車 e-POWER車
C27前期  X
C27後期  X e-POWER ハイウェイスター
C28 ハイウェイスターV e-POWER ハイウェイスターV

 

ベース車の違いはあまり考えなくていいと思います。

 

先代(C27)のカタログでもハイウェイスターVとの装備を比較していましたし、価格的にもハイウェイスターVより上位ですからね。

 

セレナオーテックがかっこいいって、どこが違うの?

 

セレナオーテックがかっこいいって、どこが違うの?

 

さて、そんなセレナオーテック、かっこいいといいますが、どこが違うのでしょうか。

 

ここでは、内装、外装、装備、価格差を見ていき、価格差があっても買う価値があるかを考えていきましょう。

 

  • エクステリアの違いは?
  • インテリアの違いは?
  • 装備面の違いは?
  • 価格の違いは?
  • 40万円前後の価格差の価値はあるの?
  • 総括:セレナオーテックがかっこいいというけど、結局違いは?

 

エクステリアの違いは?

 

最初にセレナオーテックと通常モデルのエクステリアの違いです。

 

おそらく、セレナオーテックがかっこいい一番のポイントがこのエクステリアなのです。

 

ベース車のハイウェイスターVと比べましょう。

 

ハイウェイスターV オーテック

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/

 

ハイウェイスターVに追加された特別装備は以下のようなものです。

 

専用エクステリア
  • フロントグリル
  • フロントプロテクター(メタル調フィニッシュ)
  • エアロバンパー(フロント・リア)
  • シグネチャーLED&フィニッシャー
  • サイドシルプロテクター(メタル調フィニッシュ)
  • サイドシルスポイラー
  • リヤプロテクター(メタル調フィニッシュ)
  • フロント&リヤのAUTECHエンブレム
電動格納式リモコンドアミラー(サイドターンランプ付・メタル調フィニッシュ)
16インチアルミホイール(専用)・205/65R16 95Hタイヤ

 

何といってもフロントグリルとエアロのかっこよさです。

 

グリルは明確に違いますし、エアロは特に下部のボリューム感が圧倒的です。

 

フロント、サイド、リアのメタル調フィニッシュもきいていますね。

 

ホイールはハイウェイスターVも205/65R16で変わりませんが、エアロのせいか、ぐっと車高が低くなった感じさえしますね。

 

ボディカラーは白(プリズムホワイト)、黒(ダイヤモンドブラック)も選べますが、オーテックといえば、イメージカラーともいえるカスピアンブルーかもしれませんね。

 

インテリアの違いは?

 

次に、セレナオーテックとハイウェイスターVのインステリアの違いです。

 

ハイウェイスターV オーテック

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/

 

ハイウェイスターVのシートはジャガード織物/撥水加工トリコット&合皮コンビで、下位グレードのXVやXのトリコットと比べるとはるかに高級なものです。

 

しかし、オーテックのシートはブラックレザレットシート「AUTECH」の刺繍やブルーのライン、ステッチが高級感、プレミアム感を醸し出しているのです。

 

 

ハイウェイスターVに追加されたインテリアの特別装備は以下のようなものですが、やはり大きなところはシートですね。

 

専用インテリア
  • ブラックレザレットシート(「AUTECH」刺繍 ブルーステッチ)
  • ダークウッド調フィニッシャー、
ブルーステッチ付き専用ブラック本革巻ステアリング
セカンドシート キャプテンシート(e-POWER車のみ)
セカンドシート アームレスト(e-POWER車のみ)

 

なお、セカンドシートのキャプテンシートやアームレストは標準モデルではLUXIONにしか付いていないので、このあたりのプレミアム感もなかなかです。

 

ステアリングホイールはセレナの場合、すべて本革巻きですが、ブルーステッチはシートとの統一感を出す意味でも重要かもしれません。

 

装備面の違いは?

 

次に、セレナオーテックとハイウェイスターVの装備面の違いです。

 

インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付)
インテリジェントルームミラー
6スピーカー
日産オリジナルナビ取付パッケージ(TVアンテナ、GPSアンテナ)
コンビニフック10個(e-POWER車のみ)
クリアビューパッケージ(寒冷地仕様のみ)
ホットプラスパッケージ(寒冷地仕様のみ)
高濃度不凍液(寒冷地仕様のみ)
PTC素子ヒーター(寒冷地仕様のみ)

 

インテリジェントアラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーはLUXION以外はオプションです。

 

側方視界が悪く、多人数乗車が想定されるセレナでは、インテリジェントアラウンドビューモニターやインテリジェントルームミラーはぜひ付けておきたい装備です。

 

インテリジェントアラウンドビューモニター ンテリジェントルームミラー

引用元:https://www.nissan-global.com/

 

インテリジェントアラウンドビューモニターはハイウェイスターVの場合、アダプティブLEDヘッドライトなどとのセットとはいえ488,400円という高額なオプションです。

 

e-POWERハイウェイスターVの場合は、96,800円のオーテックに付いた装備くらいのセットオプションがあるのですが、ガソリン車はどうしようもないようです。

 

価格の違いは?

 

次に、セレナオーテックとハイウェイスターVの価格の違いですが、これは一覧表でお示ししましょう。

 

区分 ハイウェイスター オーテック
2WD 4WD 2WD 4WD
 ガソリン車 3,269,200円 3,535,400円 3,733,400円 3,933,600円
e-POWER車 3,686,100円 4,150,300円

 

オーテックが、2WD車は464,200円高、4WD車は398,200円です。

 

2WDと4WDの差が違うのはなぜなのかは、いろいろ考えてみたのですが、よくわかりませんでした。

 

寒冷地仕様の場合は、4WDだけホットプラスパッケージ、高濃度不凍液、PTC素子ヒーターが標準装備なので、このあたりが理由になるのでしょうか。

 

40万円前後の価格差の価値はあるの?

 

最後に、セレナオーテックとハイウェイスターVの40万円前後の価格差の価値はあるかです。

 

セレナのような側方視界の悪いミニバンにはアラウンドビューモニターが必須ですから、価格差は10万円くらい割り引いた方がいいかもしれません。

 

ガソリン車の場合は488,400円もするセットオプションしかありませんから、アラウンドビューモニターが欲しければオーテックの一択です。

 

e-POWER車の場合は悩ましいのですが、少しカスタム化したいのならオーテックは悪くないでしょう。

 

エアロで本格的にカスタム化しようと思えば最低でも20万円、おそらく30万円くらいはかかるはずです。

 

シートのレザレットは合皮なのですが、高級なもので、本革風のしっとりとした風合いで撥水効果もあるので、エアロとこれだけで30万円の元は取れそうです。

 

ただ、そうはいってもオーテックは人気があるので、近所でまったく見かけないということはありません。

 

オリジナリティを極めたい方は、自分だけのカスタム化をした方が満足度は高いかもしれませんね。

 

総括:セレナ オーテックの魅力満載!かっこいい理由とは?

 

  • セレナオーテックの誕生は先代セレナ(C27)の前期モデル途中だが、新型(C28)では誕生直後から
  • セレナオーテックの一番の違いとカッコよさはエクステリアの迫力と低重心感
  • セレナオーテックの内装はレザレットシートと青い「AUTEC」の刺繍が特徴的
  • ミニバンには必須のインテリジェント アラウンドビューモニター&ルームミラーが特別装備
  • 価格差は40万円程度だが、かっこよさ、アラウンドビューモニターなどで軽く元が取れそう
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セレナ(C26)にオイルが減るリコールが出てる?

セレナ(C26)にオイルが減るリコールが出てる?

この記事では、セレナ(C26)におけるオイルが減る問題についてお伝えしています。

 

多くのセレナ(C26)オーナー様が経験しているオイルが減る原因とその影響、さらにはリコール情報の有無について詳しく説明しています。

 

オイルが減る主な原因として、エンジンの摩耗や劣化が挙げられており、その結果エンジンに与える潜在的なダメージについてもお伝えしています。

 

また、リコールに関する最新情報や対処法についても触れており、セレナC26オーナーにとって重要な情報が含まれています。

記事のポイント
  • セレナ(C26)のオイルが減るの複数の原因
  • 自然なオイル減少の存在
  • セレナ(C26)のオイルが減るエンジンへの潜在的ダメージ
  • セレナ(C26)のオイルが減るリコール情報の有無

 

セレナ(C26)のオイルが減るリコールってどんな症状なの?

 

セレナ(C26)のオイルが減るリコールってどんな症状なの?

 

まず、セレナ(C26)のオイルが減るリコールといわれるのはどんな症状なのかを確認していきます。

 

ここでは、一般的にオイルが減る原因にはどんなものがあるのかを説明し、セレナ(C26)のオイルが減るリコールの症状や原因を考えます。

 

また、このオイルが減るという症状を放置するとどうなるのかもチェックしていきましょう。

 

  • オイルが減る原因にはどんなものがあるの?
  • セレナ(C26)のオイルが減る症状や原因は?
  • オイルが減ったのを放置するとどうなる?

 

オイルが減る原因にはどんなものがあるの?

 

最初に、オイルが減る原因にはどんなものがあるのかです。

 

原因は大きく分けて3種類あるのですが、異常がなくてもオイルは減っていくことも含めて説明していきます。

 

セレナ(C26)の場合は大多数がオイル上がり、オイル下がりのようです。

 

異常がなくてもオイルは減っていく

 

まず、エンジンオイルは異常がなくても少しずつ減っていくものです。

 

エンジン内は高い気密が保たれていますが、完全ではありませんので、オイルは僅かですが漏れるものです。

 

走行距離が嵩んでくるとエンジンを構成するパーツも摩耗し、オイルの減り方が多くなるのも当然ですし、エンジンブレーキを多用すると減りやすいのも確かです。

 

もちろん、オイルの量の確認は大事ですが、こうした減り方だと、定められたオイル交換周期を守っていれば問題になることはないはずです。

 

オイル上がり

 

次はオイル上がりです。

 

オイル上がりというのは、エンジン内部にあるピストンリングとシリンダーの隙間からエンジンオイルが燃焼室に入りこむ現象です。

 

ピストンリングに付いたオイルはシリンダーが下がることで回収されるのですが、ピストンリングに摩耗や傷があると回収されないまま燃焼室に入り、燃えてしまいます

 

このため、オイル上がりが発生すると、マフラーから白い煙が発生し、エンジンオイルの減りが早くなり、定期的なオイル交換ではもたなくなります。

 

私も経験がありますが、定期点検でオイル交換した車が、2週間もたたない間にオイルが激減して驚いたものです。

 

オイル下がり

 

次はオイル下がりです。

 

オイル下がりとは、吸気・排気バルブのバルブシールが経年劣化して気密が保てなくなって、オイルがエンジンの燃焼室に入るものです。

 

これもオイルが燃焼しますから、マフラーから白煙が出ますし、オイルの減りも大きくなります。

 

オイル上がりの場合はエンジンが回れば回るほどオイルが漏れて白煙が上がり、アイドリング時、低回転時はあまり白煙は見られません。

 

一方で、オイル下がりの場合にはアイドリング時や低回転時でも白煙が見られるのです。

 

オイル漏れ

 

次は、オイル上がりでもオイル下がりでもないオイル漏れです。

 

エンジン内のパーツやシールはエンジンを長く使ううちに摩耗、損傷、劣化する場合があります。

 

エンジンの設計の問題もあれば、事故などで部品が破損する場合もあります。

 

こうしたオイル漏れは原因を究明するのが大変で、漏れを止めるのは難しい場合が多いようです。

 

セレナ(C26)のオイルが減る症状や原因は?

 

では、セレナ(C26)のオイルが減る症状や原因はどうなのでしょうか。

 

オイルが減る症状は?

 

まず、セレナ(C26)のオイルが減る症状ですが、10万キロを超えて距離が嵩んでくると発生する場合があるようで、15万キロあたりが危険なようです。

 

1か月で500ml減っているとか、3000kmでオイル交換しないと危険なレベルとか、気が付くとレベルゲージの先に届かないぐらいしか入っていないという症状のようです。

 

とにかく、気を付けておかないと、オイルが危険なくらい減ってしまうのです。

 

白煙が上がっているという情報もありますので、オイル上がりかオイル下がりなのは間違いないようです。

 

オイルが減る原因は?

 

次に、セレナ(C26)のオイルが減る原因ですが、単一ではないようです。

 

オイル上がり

 

セレナ(C26)のオイルが減る原因としてオイル上がりが考えられるのは、走行距離が嵩んで、アクセルを踏み込むと白煙が出る場合です。

 

こんな場合は、エンジンのシリンダーやピストンの摩耗が進んでシーリングが不十分になって、オイル上がりを起こしていると思われます。

 

オイル下がり

 

セレナ(C26)のオイルが減る原因はオイル下がりの場合もあるようです。

 

バルブ部分の潤滑のため、適切な量のオイルを供給する機能を持つのがバルブステムシールで、燃焼室にはオイルを落とさない仕組みになっています。

 

劣悪なエンジンオイルなどの使用によりオイルをそぎ落とす機能が働かなくなると、燃焼室内にオイルが落ちる、いわゆるオイル下がりの症状が出てしまうようなのです。

 

オイルが減ったのを放置するとどうなる?

 

では、オイルが減ったのを放置するとどうなるのでしょうか。

 

エンジンオイルは金属部品同士の潤滑と冷却という役割を持っています。

 

オイルが減った状態、あるいは無い状態で走ると、十分な潤滑がありませんから、エンジンの部品、特にシリンダーとピストンは過熱します。

 

冷却も効きませんので、やがてシリンダーとピストンが癒着する「焼き付き」という症状に至ります

 

ここまで来ると再起不能で、高価なエンジンを乗せ換えるしか手がありません

 

 

セレナ(C26)のオイルが減る問題のリコール状況は?

 

セレナ(C26)のオイルが減るリコールってどんな症状なの?

 

では、セレナ(C26)のオイルが減る問題のリコール状況はどうなのでしょうか。

 

当面の対症療法と修理方法、費用もあわせて記載しておきます。

 

  • セレナ(C26)のオイル関係のリコールは無し
  • 延長保証で対象になった場合も
  • 当面の対症療法は?
  • 修理方法、費用は?

 

セレナ(C26)のオイル関係のリコールは無し

 

いきなり残念なことを報告しなければならないのですが、セレナ(C26)に関してはオイルが減る問題どころか、エンジン関係のリコールもありません

 

ECOモーターや燃料供給関係のリコールはあるのですが、エンジン関係は皆無なのです。

 

延長保証で対象になった場合も

 

では、保証の対応になったかどうかです。

 

新車保証も延長保証も終わっていますが、10万キロを超えてオイルが減る症状が出てくるセレナ(C26)には使えた場合もあるものの、たいていは使えなかったはずです。

 

延長保証は5年目車検時で10万キロ以下なら距離無制限ですから、10万キロ以下で買えば問題の15万キロあたりに到達して、実際にオイルが減る症状が出た場合もあるようです。

 

実際には延長保証で対象になった事例が数件見受けられます。

 

新車保証にしても、延長保証にしても、オイル交換を指定どおり実施していなと、メンテナンスの問題として保証されない場合も(新車保証の方が厳しい)あるようです。

 

当面の対症療法は?

 

では、当面の対症療法はあるのでしょうか。

 

非常に原始的な方法ですが、減ったオイルは足せばいいわけです。

 

私もオイル上がりをつかんだ時は、4Lのオイルの缶を車に載せておいて、頻繁にオイルチェックをして、不足分を注ぎ足していました。

 

オイルは全交換が原則ですが、そんなことをしていたら、費用がとんでもないことになってしまいますからね。

 

また、オイル上がりの場合は粘性の高いオイルを使うのも有効です。

 

セレナ(C26)の純正オイルは「0W-20」です。

 

今どきの燃費に配慮したエンジンでは0Wは当たり前ですが、サラサラなだけに密閉性は弱い面があります。

 

これを「5W-30」あたりの粘度の高いオイルに変えると、燃費はいささか悪くなっても、オイル上がりは改善する場合もあるのです。

 

ただ、オイル下がりには効果はありません。

 

修理方法、費用は?

 

そこで、本格的な修理方法と費用です。

 

修理方法は?

 

まず、修理方法ですが、セレナ(C26)に限らず、こんな場合はエンジンの載せ替えが有効かつ唯一の対策です。

 

エンジンのオーバーホールでもいいのですが、費用は載せ替えとあまり変わりませんし、確実にオイルが減る症状が改善する保証はないのです。

 

エンジンについては、新品に乗せ換える場合も、リビルド品を使う場合もあります。

 

ちゃんとしたリビルド品であれば消耗パーツは新品に、不良パーツは完全に修理して再組立てしますから、基本的には新品と同等と思っていいようです。

 

修理費用は?

 

修理費用についてはオーバーホールで約50万円くらいのようです。

 

エンジン交換は、リビルド品を使って、工賃込みで60万円、新品で70~80万円といったところのようです。

 

リビルド品はWebでも30万円台半ばで流通しているようですが、エンジン交換は工賃に加え、関連パーツもあるので、結構な費用になるようです。

 

 

総括:セレナ(C26)のオイルが減る症状とリコール

 

  • セレナ(C26)のオイルが減る原因はオイル上がりかオイル下がり
  • 走行15万キロ程度で発生し、オイルを入れてもすぐに減り、マフラーから白煙
  • リコール対応はなく、延長保証で対応できていた場合も
  • 当面はオイルを注ぎ足すことで走行可能で、粘度の高いオイルも有効
  • 修理はエンジン載せ替えで、新品70~80万円、リビルド品60万円程度
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セレナとヴォクシー/ノアのどっちがいいのか徹底比較

この記事は、「セレナ」と「ヴォクシー/ノア」のどっちがいいか検討している方に向けたものです。

 

比較のポイントとして、デザイン、運転しやすさ、使い勝手、燃費、動力性能、乗り心地、安全装備、リセールバリューなどが詳細に分析されています。

 

これらの要素を通じて、各車種の特徴を理解し、自分に最適な車選びの決断を下すための情報となれば幸いです。

 

記事のポイント
  • セレナとヴォクシー/ノアのデザインとスタイル
  • セレナとヴォクシー/ノアの走行性能と乗り心地比較
  • セレナとヴォクシー/ノアの燃費と経済性の違い
  • 安全装備と機能性の違い

 

セレナとヴォクシー/ノアどっちがいいかを選ぶポイントは?

 

セレナ ヴォクシー ノア どっちがいいか選ぶポイント

 

ミニバンの中でも「セレナ」と「ヴォクシー/ノア」を選ぶとなるとかなりの検討が必要です。

 

ここでは、まず、選ぶ際のポイントをピックアップしていきます。

 

重要な順に記載しますが、スタイリングに加え、視界や取り回しの良し悪し、シートアレンジや積載性が重要ではないでしょうか。

 

  • 見た目は大事、まずスタイリング
  • 運転のしやすさのポイントは視界と取り回し
  • 使い勝手を比較するならシートアレンジと積載性
  • 経済性を重視するなら燃費
  • 運転を楽しみたいなら動力性能と走行性能
  • 家族での遠乗りを考えたら乗り心地
  • 家族の命を守るためには安全装備は重要
  • 買い替えを考えればリセールバリューも重要

 

見た目は大事、まずスタイリング

 

1番目のポイントはスタイリングです。

 

スタイリングは性能には全く影響しませんが、長く乗る車ですから、好みに合い、時間が経ってもカッコよく見える、清新で飽きのこないデザインであることは重要です。

 

また、虚栄心を満足させるわけではありませんが、周囲の人からもいい車だと思ってもらうことも大事なのです。

 

使い勝手を比較するならシートアレンジと積載性

 

2番目のポイントはシートアレンジと積載性です。

 

セレナはファミリーユースが前提ですから、たくさんの人を乗せることも必要ですし、いろんな乗り方ができると便利です。

 

車中泊をすることもあれば、後部座席にお子さんを乗せて助手席からお世話をすることもあるでしょう。

 

サーフボードのような長尺ものを積むこともあれば、シティサイクルやロードバイクを載せることもあるはずです。

 

このあたりのミニバンとしてのニーズを満たすのは。多彩で自由度の高いシートアレンジなのです。

 

また、ミニバンですから、絶対的な積載量も、多人数乗車時の積載量も求められるのです。

 

経済性を重視するなら燃費

 

3番目のポイントは燃費です。

 

セレナの購買層は30歳台が3割弱、40歳台が3割台半ばで、この層が6割以上を占めています。

 

この年代はまさに子育ての最中ですから、経済的には大変な時期だと思われます。

 

となると、セレナやノア/ヴォクシーの経済性に大きな影響を与える燃費は重要な選択ポイントなのです。

 

運転を楽しみたいなら動力性能と走行性能

 

4番目のポイントは動力性能と走行性能です。

 

このクラスのミニバンは1.7トン近い車両重量の車を2Lのエンジンで駆動するのですから動力性能には期待できないものです。

 

また、腰高でサスペンションにもコストをかけられないのですから、走行性能にもおのずと限界があります。

 

とはいえ、運転席に座るなら、気持ちいいエンジン音を聴いて、加速やハンドリングを楽しみたいものです。

 

そういう意味でも、動力性能と走行性能は重要なのです。

 

家族での遠乗りを考えたら乗り心地

 

5番目のポイントは乗り心地です。

 

乗り心地の良し悪しがよくわかるのは遠乗りしたときです。

 

1列目の乗り心地が悪いことはあまりありませんが、2列目は乗り心地が悪い場合もあり、車酔いしやすい方やお子さんにとっては、そんな車は辛いものです。

 

ファミリーユースで、お子さんが小さい頃には家族で遠乗りをする機会が多いと思います。

 

そんなときに乗り心地がいいか悪いかは重要なポイントなのです。

 

運転のしやすさのポイントは視界と取り回し

 

6番目のポイントは視界と取り回しです。

 

ミニバンは座席の位置が高くて見晴らしはいいのですが、ウエストライン(窓の下端のライン)が高いので、車の近くの視界は非常に悪いものです。

 

特に、左側の側面視界は最悪で、背の低い人やものは非常に見えづらくなっていて、車をぶつけたり、場合によっては事故さえ起こしかねません。

 

セレナの場合は側方下部の視界を確保するために、4WD車にはサイドアンダーミラーなんてものが付いているほどです。

 

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.htm

 

また、ミニバンの場合は車体サイズはともかく、最小回転半径が大きいなど取り回しが悪いのも気になるところです。

 

ましてやミニバンはファミリーカーですから、奥さんなど運転に不案内な方もハンドルを握ることを考えれば、視界と取り回しの良し悪しは非常に重要なのです。

 

家族の命を守るためには安全装備は重要

 

7番目のポイントは安全装備です。

 

事故を防ぐことは家族の命を守ることにもつながりますし、運転支援機能は運転時の負担軽減も図ってくれます。

 

こうした安全装備はどんな車でも付いていますが、性能や装備の充実具合は差があるものです。

 

そう考えると、安全装備がどうなのかも重要なポイントなのです。

 

買い替えを考えればリセールバリューも重要

 

8番目。そして最後のポイントがリセールバリューです。

 

もちろん廃車になるまで乗りつぶすかたもおらると思いますし、それが経済的な場合が多いのですが、ほとんどの方は一定期間で買い替えて、乗っていた車は売却するものです。

 

そうなると、次に買う車の予算にもなるリセールバリューの高低は重要で、車種によって結構な差があるものなのです。

 

セレナとヴォクシー/ノアで買うならどっち?

 

セレナとヴォクシー/ノアで買うならどっち

 

では、前のセクションでお示しした、セレナとノア/ヴォクシーを選ぶポイントごとにチェックしていきましょう。

 

ここでは、好みで選ぶべきスタイリング以外は、セレナが優れているポイント、ノア/ヴォクシーが優れているポイントをできるだけはっきりと判定していきます。

 

エンジンやプラットフォームを刷新したノア/ヴォクシーの方が、旧型(C27)の技術の大半をテイクオーバーしたセレナより優位なように思います。

 

  • スタイリングは好みで選ぶべき
  • セレナを選ぶべきポイント
  • ノア/ヴォクシーを選ぶべきポイント
  • 総括:セレナとノア/ヴォクシーのどっちがいいかを比較した結果

 

スタイリングは好みで選ぶべき

 

まず、セレナとノア/ヴォクシーを選ぶときに一番重要なスタイリングです。

 

 セレナ ノア ヴォクシー

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html https://toyota.jp/noah/ https://toyota.jp/voxy/

 

3車種の中ではヴォクシーが一番攻撃的で、ノアのシルバーの太い3本のフロントグリルもなかなかの迫力です。

 

一方のセレナはヘッドライトのラインなんかは特徴的ですが、ノア/ヴォクシーの攻撃的なフロントと比べれば洗練された端正なフォルムです。

 

ただ、このあたりは購入者の好みで選ぶべきポイントですので、ここで優劣を付けるのは控えさせていただきます。

 

セレナを選ぶべきポイント

 

  • 視界がいいのはセレナ(特に側方視界は秀逸)
  • 安全装備はセレナが充実(性能は互角)
  • シートアレンジはセレナがやや優位

 

視界がいいのはセレナ(特に側方視界は秀逸)

 

まず視界についてですが、特に側方視界はセレナのものです。

 

詳細は「セレナvsノア:運転しやすさ徹底比較!」に記載していますが、セレナの方がウエストライン、それも1列目の一番前の部分が明らかに低いのです。

 

この側方視界に加え後側方視界もやはりセレナが良く、視界の良さで選ぶならセレナでしょう。

 

安全装備はセレナが充実(性能は互角)

 

次に安全装備ですが、これも「セレナvsノア:運転しやすさ徹底比較!」に詳細に記載しています。

 

安全装備の公的な試験結果はほぼ同等ですから、性能についてはセレナとノア/ヴォクシーは互角と見ていいでしょう。

 

ただ、ノア/ヴォクシーがレーダークルーズクルーズコントロールなのに対しセレナはプロパイロットで、ブラインドスポットモニターも標準装備など、装備は充実しています。

 

となると、性能は互角ですが、安全装備の充実で選ぶならセレナでしょう。

 

シートアレンジはセレナがやや優位

 

次にシートアレンジですが、セレナの方がやや優位かもしれません。

 

シートアレンジの種類を比べてみましょう。

 

シートアレンジの種類の数は言ったもの勝ちのようなところがありますので、記載してなくても可能かどうかは判断していきます。

 

 セレナ ノア/ヴォクシー
ベビーケアモード 前席ベビーケアモード
可能 後席トライアングルモード
6人旅モード 可能
2列スーパーリラックスモード スーパーリラックスモード
2列横スライドウオークインモード 2列目が横スライドしないので不可能
3列ゆったりモード 可能
3列目用テーブルモード スマートマルチセンターシートがないので不可能
1-2-3列ウオークスルーモード 1列目にコンソールがあるので不可能
可能 フロントフラットソファーモード
2-3列フルフラットモード リアフラットソファーモード
カーゴモード 可能
2列+カーゴモード ラゲージモード
可能 ビッグラゲージモード
スーパーカーゴモード 2列目ウオークスルー幅が狭いので困難か?
自転車載せモード 2列目ウオークスルー幅が狭いので困難か?

 

セレナの方が少しだけアレンジのバリエーションが広いようです。

 

セレナが優れているのは、スマートマルチセンターシートシステムを使っていることと、そのせいで2列目が横スライドして、ウオークスルー幅も広いためです。

 

そのかわり、ノア/ヴォクシーのような豪華なキャプテンシートやオットマンはありませんので、ゴージャスな2列目シートをお好みの方には不向きかもしれません。

 

ノア/ヴォクシーを選ぶべきポイント

 

  • 取り回しは最小回転半径の小さいノア/ヴォクシー
  • 荷室容量ならノア/ヴォクシー
  • 燃費、特にハイブリッド車の燃費はノア/ヴォクシー
  • 動力性能と走行性能。乗り心地はエンジンもプラットフォームも新しいノア/ヴォクシー
  • リセールバリューは互角だが、低年式ならノア/ヴォクシー

 

取り回しは最小回転半径の小さいノア/ヴォクシー

 

まず、取り回しについてです。

 

詳細は「セレナvsノア:運転しやすさ徹底比較!」に書いていますが、ボディサイズは大差なく、最小回転半径で5.7mといささか大きいセレナが取り回しでは不利です。

 

最小回転半径というのはハンドルを目いっぱい切って旋回したときに、最外周のタイヤの中心が描く円の半径で、これが大きいということは小回りが効かないということです。

 

ノア/ヴォクシーの最小回転半径も5.5mと決して小回りが効く部類ではありませんが、セレナの5.7mとの差は意外と大きいのです。

 

荷室容量ならノア/ヴォクシー

 

次は荷室容量です。

 

VDA方式の容量で比べてみましょう。

 

「VDA方式」とは?

 

ドイツ自動車工業会の(Verband der Automobilindustrie)の計測方法で、1Lの箱(200x100x50mm)が何個入るかで容量を計測する

 

 区分 セレナ ノア/ヴォクシー
3列使用  212~283L 298L
 2列目まで使用 約800L程度か? 7人乗り1,243L8人乗り1,120L
1列目だけ使用 不明 7人乗り1,563L8人乗り1,477L

 

3列使用時のセレナの荷室の狭さは良く知られていますが、2列目まで畳んだときはさらに差が大きくなってきます。

 

2列目まで使用時はVDA方式のデータはないのですが、先代(C27)でも815Lだったことを考えれば800L程度という数字も信憑性が高そうです。

 

いずれにしても、荷室容量ではノア/ヴォクシーがセレナを圧倒しています。

 

燃費、特にハイブリッド車の燃費はノア/ヴォクシー

 

次に燃費についてです。

単位:km/L

区分  ガソリン車 ハイブリッド
セレナ ノア/ヴォクシー セレナ ノア/ヴォクシー
 WLTCモード 13.0~13.4 15.0~15.1 18.4~20.6 23.0~23.4
 実燃費 11.0  11.5 17.0  17.6

 

ノア/ヴォクシーのガソリンエンジンはダイナミックフォースエンジンに一新されて、カタログ燃費ではセレナを圧倒しています。

 

ハイブリッドはエンジンは先代を踏襲するものの、モーター、バッテリーの高出力化やシステムの高効率化で、これもセレナを圧倒しています。

 

実燃費では大きな差はありませんが、サンプル数が少ない可能性もあり、また、数値的にも特にハイブリッドでノア/ヴォクシーがいささか優位なようです。

 

動力性能と走行性能。乗り心地はエンジンもプラットフォームも新しいノア/ヴォクシー

 

次は動力性能と走行性能、乗り心地です。

 

動力性能については「セレナvsノア:運転しやすさ徹底比較!」をご覧いただきたいのですが、特にガソリン車では新エンジンのノア/ヴォクシーがセレナを圧倒しています。

 

走行性能はプラットフォームの設計思想と新しさが大きな影響を与えています。

 

現行セレナ(C28)は、先代セレナ(C27)のシステムの多くをテイクオーバーしており、プラットフォームも変わっていません。

 

それどころか、このCプラットフォームは3代前のC25からずっと使っているものです。

 

一方のノア/ヴォクシーはTNGAに基づいたGA-Cプラットフォームに一新されています。

 

骨格構造の最適化に加えエンジンの搭載位置なども低重心・低慣性を目標に再構築され、しなやか走りと乗り心地を実現しているといいます。

 

後輪がトーションビーム式へ変更されたのが残念ですが、走行性能、乗り心地ではノア/ヴォクシーはセレナより優秀なようです。

 

リセールバリューは互角だが、低年式ならノア/ヴォクシー

 

次にリセールバリューです。

 

一般的に日産車よりはトヨタ車の方がリセールバリューが高いものですが、思いのほか差がついていません。

 

セレナ ノア ヴォクシー
3年落ち  7割弱  7割弱  7割弱
5年落ち 5割台半ば  5割台半ば 5割台半ば
7年落ち 3割~3割台半ば 4割超 4割超

 

1年落ちや3年落ちではセレナの方がいいという話もあるほどです。

 

しかし、耐久性で劣るとみられているのか、7年落ちになるとかなりの差が出るので、長く乗った場合のリセールバリューはノア/ヴォクシーの方がセレナよりいいでしょう。

 

総括:セレナとヴォクシー/ノアのどっちがいい

 

この記事のまとめです。

 

  • ポイントは視界や取り回しの良し悪し、シートアレンジや積載性など8項目
  • スタイリングは攻撃的なノア/ヴォクシー、端正なセレナだが、好みで決めるべき
  • セレナは視界の良さと安全装備の充実で優位
  • ノア/ヴォクシーは取り回し、荷室容量、燃費、動力性能、走行性能などで優位
  • リセールはセレナも健闘し、高年式なら互角だが、低年式ならノア/ヴォクシー
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