セレナvsノア:運転しやすさ徹底比較!

運転のしやすさは、車を選ぶ際に重要な要素の一つです。

 

特にファミリーカーの王道、セレナノアは、どちらも高い人気を誇るミニバンです。

 

しかし、これらの車種において「どちらがより運転しやすいのか?」という疑問は、多くの購入検討者の心にあります。

 

この記事では、セレナとノアの運転しやすさを様々な視点から比較します。

 

視界の良さ、取り回し、加速性能、そして運転席の快適性など、重要な要素を総合的に検証していきます。

 

記事のポイント
  • セレナとノアの視界の違い
  • 両車の運転の取り回し
  • 加速性能の比較
  • 長距離運転の快適性

 

セレナとノアを運転しやすさで選ぶポイントは?

 

セレナとノアを運転しやすさで選ぶポイント

 

最初に、セレナとノアを運転しやすさで選ぶ場合、どこを見ればいいのか、そのポイントをお示ししておきます。

 

重要な順に記載しますが、ミニバンの場合、構造上視認しづらい場所がいくつかあることもあり、視界の良し悪しが最も重要ではないでしょうか。

 

  • 一番重要なのは視界、特にミニバンの弱点の側方視界
  • 取り回しの良し悪しは最小回転半径ボディサイズ
  • 思ったようにコントロールするには加速性能が必要
  • 長距離を走るなら運転席の乗り心地も重要
  • 事故から守り運転時の負担を軽減する安全装備

 

一番重要なのは視界、特にミニバンの弱点の側方視界

 

まず視界ですが、運転しやすさを判断する大きな要素です。

 

ミニバンは、アイポイントが高いので見晴らしはいいのですが、ボンネットの前方の見切りや後方視界は設計により大きく異なります。

 

特にミニバンの場合、左側方や前方、後方の車に近くて背の低い物体、あるいは小さなお子さんに対する視認性が悪いのは大きな問題で、最大のチェックポイントです。

 

後方視界も重要で、多人数乗った時でもルームミラーなどで確認しやすいのが理想です。

 

このあたりの視認性は運転のしやすさ、しにくさに直結しますから、しっかりとチェックすることが必要です。

 

取り回しの良し悪しは最小回転半径とボディサイズ

 

次のポイントは取り回しの良し悪しに影響する最小回転半径とボディサイズです。

 

特に女性はミニバンが大きく感じられるのか、取り回しの点で不安を感じられる場合も多いので、ここはそういう方にとって、かなり重要かもしれません。

 

最小回転半径

 

まず、1つ目は最小回転半径です。

 

最小回転半径というのは自動車がいかに狭い幅で旋回できるかという数値で、カタログには必ず記載されています。

 

「最小回転半径」とは?

 

ハンドルを目いっぱい切った状態で旋回したときに、一番外側の車輪(タイヤ)の中心が描く円の半径

 

一般的に4.5m以下であれば小回りがきく車と言われています、今の時代車は大型化していますので、5m以下であれば小回りがいい部類でしょう。

 

一方で、5.5mを超えると小回りがきかない車といっていいでしょう。

 

最小回転半径が大きすぎると片側4車線の道でもUターンできなかったり、狭い曲がり角や駐車場で切り返しをしたりと、運転のしやすさを大きく阻害するものなのです。

 

ボディサイズ

 

2つめはボディサイズです。

 

車の取り回しについては、最小回転半径同様、ボディサイズは重要です。

 

大きな幹線をまっすぐに走る場合はボディサイズが大きくても気になりません。

 

しかし、狭い路地や駐車場では大きな車、特に全幅のある車は取り回しに苦労するのは皆さんご存じのとおりです。

 

思ったようにコントロールするには加速性能が必要

 

次のポイントは加速性能です。

 

加速は運転のしやすさに関係ないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。

 

車を思ったようコントロールするにはある程度の加速性能は必要なのです。

 

高速道路のランプで合流するときなどは、それなりの加速性能がないとむしろ危険ですし、危険を回避するにもある程度の加速性能は役に立ちます。

 

また、加速があまりにも悪いとストレスがたまり気持ちいい運転ができません。

 

長距離を走るなら運転席の乗り心地も重要

 

次のポイントは乗り心地です。

 

といっても、ここで言っているのはドライバーの乗り心地の問題です。

 

運転席の乗心地が悪いと、特に長距離運転などで長いこと乗っていると疲れたり、腰が痛くなったりして運転に影響が出てしまうのです。

 

他の席、例えば後部座席の乗り心地が悪いというブーイングもドライバーの心を折るものですが、その問題はまた、別の記事で記載したいと思います。

 

事故から守り運転時の負担を軽減する安全装備

 

次のポイントは安全装備です。

 

今の時代、自動車は先進安全装備満載で、衝突被害軽減ブレーキのように事故から乗車している人や車を守ってくれるものもあります。

 

また、プロパイロットやレーダークルーズコントロールのように運転時の負担を軽減してくれるものまであります。

 

こうした装備は運転のしやすさにも、それを支える安全性にも大きな影響を与えますが、メーカーごとに機能も性能も違っているのです。

 

セレナとノアを運転しやすさ比較!どっち?

 

セレナとノアを運転しやすさ比較!どっち?

 

では、前のセクションでお示ししたポイントごとに、セレナとノアの運転のしやすさを比較してみました。

 

おしなべて見ると、最小回転半径が大きめなところはマイナスポイントですが、視界、特に側方視界がよく安全装備が充実したセレナの方が運転しやすいと考えます。

 

ただ、セレナとノアの間で極端な運転のしやすさについて差があるとはいえません。

 

前セクションで示したポイントについてセレナとノアが優れている部分に分けてご紹介します。

 

セレナの方が運転しやすいポイント

 

  • 視界、特に側方視界がいいのはセレナ
  • 安全装備の性能は互角だが、装備はセレナが充実

 

視界、特に側方視界がいいのはセレナ

 

まずセレナとノアの視界を比較してみましょう。

 

いささか乱暴な比較なのでで、参考までにお示しするのが画像が以下のようなものです。

 

引用元:https://www3.nissan.co.jp/ https://carview.yahoo.co.jp

 

左のセレナの方がウエストラインが低く、1列目のサイドウインドウが大きくて、前方に向かって下がっているのがわかると思います。

 

これはフロントビューを見てもわかります。

 

セレナ ノア

引用元:https://www3.nissan.co.jp/ http://toyota.jp

 

サイドウインドウの低さがわかりますよね。

 

少なくとも、一番重要な側方視界はセレナの方がよさそうです。

 

後方、特に気になる後側方視界です。

 

セレナ ノア

引用元:https://www3.nissan.co.jp/ http://toyota.jp

 

リアクオーターウインドウのあたりの画像ですが、ボディと窓のラインを見るとノアの方が上方に上がっているので、セレナの方がいくぶん後側方視界もいいようです。

 

後方視界についてはLUXIONにインテリジェントルームミラーが付いていて、確かに有効ですが、オプション装着可能なので、決め手にはなりませんね。

 

安全装備の性能は互角だが、装備はセレナが充実

 

次は安全装備です。

 

ここは装備の充実度と、安全装備の性能を見ていきましょう。

 

装備の充実度

 

まず、装備の充実度です。

 

安全装備については性能の問題もありますが、まずは、どれだけ多くの機能が装備されているかです。

 

ここでは代表的な機能を見ていきましょう。

 

項目 セレナ ノア
衝突被害軽減ブレーキの検知方式 単眼カメラ ミリ波レーダー+単眼カメラ
衝突被害軽減ブレーキ
後方
車線逸脱警報システム
ブラインドスポットモニター OP
オートハイビーム

(LUXIONはアダプティブLEDヘッドライトシステム)

クルーズコントロール プロパイロット(LUXIONは2.0) レーダークルーズコントロール

 

全体的にセレナの方が安全装備の搭載面では充実しています。

 

衝突被害軽減ブレーキの検知方式が単眼カメラで、ミリ波レーダー+単眼カメラのノアに比べると見劣りする気がしますが、3眼カメラと同等の性能なのだそうです。

 

360°セーフティアシスト自体は7個のカメラ、5個のレーダー、12個のソナーを使っているというから大丈夫なのでしょう。

 

安全装備の性能

 

もうひとつは、安全装備の性能です。

 

安全装備等、自動車の安全性については、独立行政法人 自動車事故対策機構がアセスメントを実施してますので、それを紹介しておきましょう。

 

項目 セレナ ノア
実施念 2023年 2022年
衝突安全性能 87% 87%
予防安全性能 99% 100%

 

衝突安全性能は同じで、セレナの予防安全性能(衝突被害軽減ブレーキなどの性能)が99%で少し劣るとはいっても、88.93点 / 89点とほぼ100%です。

 

安全性能がほぼ互角なら、性能的には遜色ありませんので、装備の充実したセレナが優位かもしれませんね。

 

ノアの方が運転しやすいポイント

 

  • 取り回しでは最小回転半径が小さいノアが有利
  • 加速性能はノアが優位
  • 運転席の乗り心地はノアがやや優位だが腰が痛くなるという情報も

 

取り回しでは最小回転半径が小さいノアが有利

 

次に最小回転半径と、ボディサイズです。

 

最小回転半径

 

まず、最小回転半径ですが、これはカタログでデータを比較するのが一番です。

 

区分 セレナ ノア
最小回転半径 5.7m 5.5m

 

セレナも先代のC27系では5.5mだったのですが、新型のC28系で5.7mになると、ノアの5.5mと比べれば明らかに運転しにくいはずです。

 

プラットフォームは変わっていませんから、ホイールベースの少しの延長、タイヤサイズの拡大が効いているのでしょうか。

 

いずれにしても、セレナの5.5mとノアの5.7mの差は大きく、Uターン時なんかは身に染みるはずです。

 

ボディサイズ

 

ボディイズもカタログでデータを比較するのが一番です。

 

区分 セレナ ノア
全長×全幅×全高 4,690×1,695×1,870mm 4,695×1,730×1,895mm
ハイウエイスター系 4,765×1,715×1,870mm

 

ノアはエアロボディに一本化されましたからすべて3ナンバーです。

 

もちろん大きい車、特に全幅の大きい車は運転が難しいのですが、3センチ大きいくらいでは極端な影響はないと思われます。

 

加速性能はノアが優位

 

次の加速性能はカタログだけでは判断できないのですが、とりあえずカタログデータを紹介しておきます。

 

ガソリン車

 

まずガソリン車です。

 

区分 セレナ ノア
最高出力 150ps(110kW) 170ps(125kW)
最大トルク 20.4kgm(200Nm) 20.6kgm(202Nm)

 

ガソリン車では、ノアはダイナミックフォースエンジンに切り替わって圧倒的な最高出力です。

 

ただ、最大トルクの発生回転数はセレナが4,400rpm、ノアは4,900rpmで、ロングストロークエンジンにしては高回転型でしょう。

 

実用域ではむしろセレナの方が使いやすそうですが、セレナのエンジンはC26の頃から「加速不良」の「定評」がありますので、あまり期待しない方がいいでしょう

 

ハイブリッド車

 

ハイブリッド車も見ていきましょう。

 

区分 セレナ ノア
《エンジン》
最高出力 84ps(62kW)  98ps(72kW)
最大トルク 10.5kgm(103Nm) 14.5kgm(142Nm)
《モーター》
最高出力 163PS(120kW) 140PS(103kW)
最大トルク 32.1kgm(315Nm) 18.9kgm(185Nm)
《システム総合》
最高出力 163PS(120kW) 140PS(103kW)

 

 

ハイブリッド車はe-POWERのモーターが高出力化されたのでシステム出力(e-POWERの場合はイコールモーターの出力)では圧倒しています。

 

しかしながら、発電エンジンの出力は98psしかありませんから、163psの馬力を常時出せるわけではありません。

 

ハイブリッド車も通常時であればノアの方がパワフルだと思われます。

 

ということで、ガソリン車もハイブリッド車も加速性能はノアが優位だと思われます。

 

運転席の乗り心地はノアがやや優位だが腰が痛くなるという情報も

 

次に運転席の乗り心地はどうかです。

 

ノアの場合、サスペンションはセレナよりやや硬めセッティングですから、乗り心地も硬めですが、ふわふわ感もなく、走りも含めドライバーにとってはいいはずです。

 

運転席では揺れや振動も少なめなので、運転席の乗り心地という観点ではノアの方が上のようです。

 

ただ、ノアについてはシートが柔らかすぎて腰痛が出やすいという口コミが散見されましたので、腰痛持ちの方は注意が必要かもしれません。

 

 

 

総括:セレナとノアを運転しやすさ比較した結果

 

  • 視界の良し悪しは重要、特に側方視界がポイント
  • 最小回転半径とボディサイズが取り回しに影響
  • 加速性能は操作のしやすさに関わる
  • 長距離運転では運転席の乗り心地が大事
  • 安全装備は運転時の負担軽減に貢献
  • ミニバンは視界の問題が特に重要
  • セレナは側方視界が良好
  • ノアは最小回転半径が小さいため有利
  • セレナとノアの安全装備は互角だが、セレナの方が装備充実
  • ノアの加速性能は優位
  • ノアの運転席乗り心地はやや優位だが腰痛の可能性も
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セレナはやめとけ?その理由の真相を徹底解説

セレナは人気車で、購入しようと思われる方も多いと思われますが、少し気になることがあるのです。

 

それは、セレナに対する評価で、口コミなんかを見ると、「やめとけ」の声がけっこう見受けられるのです。

 

この記事では、日産セレナの潜在的な問題点や、中古市場における評価の低さの背景にある理由を掘り下げていきます。

 

具体的には、CVTの不具合、オルタネーターの故障、加速不良、走行安定性の問題など、セレナの購入を考える際に知っておくべき重要な情報を提供します。

 

セレナ購入を検討している方や、なぜ「やめとけ」と言われるのかを理解したい方は是非確認しておいて下さい。

 

記事のポイント
  • CVTの不具合が価値低下に影響。
  • オルタネーターの修理費が高額。
  • 加速不良や乗り心地の問題。
  • 燃費の悪さが中古価格に反映。

 

セレナはやめとけの声が出る理由まとめ

 

セレナはやめとけのという声の理由

 

最初に、セレナはやめとけの声が出る理由を見ていきましょう。

 

  • CVTの不具合多発
  • CVTのラバーバンド感の問題
  • 壊れやすいオルタネーターと高額の修理費用
  • C26から続く加速不良問題
  • 走行安定性の悪さと乗り心地の悪さ
  • 燃費の悪さ

 

CVTの不具合多発

 

まず、よく言われるのはセレナ、というより日産のCVTは壊れやすいということです。

 

CVTというのは高額なパーツで、交換となると30万円を超える費用がかかります。

 

しかも、根幹的なパーツなので、修理しないわけにはいかないのです。

 

このCVTに不具合が多発するようなら「やめとけ」と言われてもしかたがないのかもしれませんね。

 

CVTのラバーバンド感の問題

 

次に、セレナのCVTのラバーバンド感の問題です。

 

セレナのトランスミッションはガソリン車の場合にはCVTで、これは1999年に登場したC24からですから、今走っているセレナのほとんどすべてがCVTです。

 

このセレナのCVTですが、「ラバーバンド感」を訴える声が聞こえてきます。

 

ラバーバンド感というのはCVT特有の感覚で、加速時にエンジンの回転は上昇するにもかかわらず、速度がそれに比例して上がらない状態のことを言います。

 

CVTの場合、特に急加速なんかすると、多かれ少なかれこの症状は出るものです。

 

この症状は慣れても違和感があり、嫌いな方には耐えられないのかもしれませんね。

 

壊れやすいオルタネーターと高額の修理費用

 

次の、セレナの壊れやすいオルタネーターと高額の修理費用については、「セレナ(C26)の欠点と中古車購入前に注意すべきポイント」にも書きました。

 

特にSハイブリッドとアイドリングストップのモデルについては故障しやすく、また、修理費も20万円近い金額と、普通のオルタネーターより高額なようです。

 

これは、オルタネーターにエンジンのスターター機能やパワーアシスト機能を付けているからのようです。

 

これがあると、アイドリングストップからの復帰時にセルモーターを使わないのでセルモーターの劣化は防げます。

 

しかし、その代償としてオルタネーターの耐久性が落ちては意味がありませんし、Sハイブリッドで僅かな燃費改善が図られても高い修理費を払うのでは元も子もありません。

 

C26から続く加速不良問題

 

次の、セレナのガソリン車の加速不良問題についても、「セレナ(C26)の欠点と中古車購入前に注意すべきポイント」に記載しています。

 

要するに、アクセルを踏んでもエンジンが吹けない、速度が上がらないという症状です。

 

これは程度次第ですが、気になる方には買うのを「やめとけ」という問題なのかもしれません。

 

走行安定性の悪さと乗り心地の悪さ

 

次に、セレナの走行安定性の悪さと乗り心地の悪さについてです。

 

セレナはミニバンですから、車高が高く、どうしても腰高になってしまいます。

 

エルグランドのようなハイエンドのミニバンではないのでリアサスペンションは2WDの場合高級なマルチリンク式ではなく、トーションビーム式です。

 

ボディの剛性だって十分なコストはかけられておらず、剛性不足とも言われています。

 

こうした要因から、走行安定性はもう一つで、高速コーナーではロールが気になります

 

また、ふわふわ感に加え、路面の凸凹をよく拾い、後部座席の乗り心地、静粛性も良くないようです。

 

運転する側からしたら走行安定性の悪さは気になりますし、乗り心地が悪いと後席に乗った家族から責められるのも耐え難いものがありますよね。

 

燃費の悪さ

 

最後に、セレナの燃費の悪さです。

 

現行セレナC28の燃費は以下のようなものです。

 

区分 ガソリン車 e-POWER車
2WD 4WD 2WD
WLTCモード燃費 13.0~13.4km/L 11.6km/L 18.4~20.6km/L

 

e-POWER車についてはe-POWERが第2世代に移行し、かなり燃費改善が図られていますが、ノア&ヴォクシーには及びません

 

また、ガソリン車は同じエンジンでSハイブリッドも廃止したことから、従来モデルと大差なく、カタログ燃費でもノア&ヴォクシーの後塵を拝しているのです。

 

セレナはやめとけのという声の理由の真相は?

 

セレナはやめとけのという声の理由の真相

 

前のセッションではセレナはやめとけのという声を整理してきました。

 

では、こうした要因は、セレナの購入を「やめとけ」というほどのものなのでしょうか。

 

結論から言うと、前モデルのC27型や最新モデルのC28型については「やめとけ」という程の理由は見当たりません

 

「やめとけ」という警告のようなネット投稿があるのは、実際に購入して「買わなければよかった」のような後悔した時だと思います。

 

具体的には、度々のリコールや有償の故障でしょう。

 

セレナには「CVTに関する問題点」や「オルタネーターに関する問題点」がありますが、その多くが前々モデルであるC26型なのです。

 

加速不良や走行安定性や乗り心地、さらには燃費の悪さについては予めわかっていることでもあるので「購入をやめるべき」とまでは言えないでしょう

 

具体的な各問題の真相については下記を御覧ください。

 

  • CVTに関する問題点の真相
  • オルタネーターに関する問題点の真相
  • 加速不良に関する真相
  • 走行安定性の悪さと乗り心地の悪さの真相
  • 燃費の悪さの真相

 

CVTに関する問題点の真相

 

CVTに関しては不具合が多いという問題とラバーバンド感も問題があります。

 

CVTの不具合に関する真相

 

まず、セレナのCVTの不具合についてです。

 

セレナのような重い車両にコンパクトカーに適したCVTを組み合わせているので、故障が発生しやすいのはやむを得ない面があります。

 

ただ、ノア&ヴォクシーもCVTを採用していますから、日産が使っているジヤトコのCVTの問題も多少はあるのかもしれません。

 

確かにCVTの不具合が発生すると、しかもあまり年数や走行距離が嵩む前に発生すると心底後悔しそうです。

 

そんな中で、セレナに搭載されているCVTも徐々に改良されているという話もありますし、CVTは取り扱い方次第で寿命が違ってくるという話もあります。

 

現に30万キロCVTの交換はしなかったという事例もあるくらいです。

 

しかしながら、CVTは日産車、特にセレナのような大きな車両の弱点というのは定説に近いので、気になる方はよく考えた方がいいかもしれません。

 

CVTのラバーバンド感に関する真相

 

次に、CVTのラバーバンド感はどうかです。

 

CVTの特性としてラバーバンド感は多かれ少なかれあるものです。

 

私は初代ノア60系にCVTが初めて搭載されたモデルに乗っていましたが、CVTのラバーバンド感は半端ありませんでした。

 

今でもCVTにはラバーバンド感はありますし、CVTの構造上やむを得ないところがありますが、ずいぶん改善されている気がします。

 

現行セレナのガソリンモデルにはパドルシフトが標準装備ですから、これを使えばシフトフィールの悪さは軽減されるはずです。

 

オルタネーターに関する問題点の真相

 

次に、オルタネーターに耐久性と修理費用についてです。

 

スターター付きのオルタネーターの場合は耐久性の低さと修理費用の高額さについては否定できないところがあります。

 

ただ、オルタネーターは10万キロを超えればいつ壊れてもおかしくないパーツです。

 

だから、長く乗ればどんな車でも発生する可能性は高く、問題は少し早めに発生することと通常の2倍くらいの修理費がかかることでしょう。

 

しかし、CVTの故障に比べれば「やめとけ」というほどの話ではないのかもしれません。

 

加速不良に関する真相

 

次に、セレナの加速不良はどうかです。

 

このサイズのミニバンの排気量はたいていは2Lで、コストの関係で排気量のアップや過給機の搭載はできません。

 

このため、エンジンの性能には制約があって、燃費のことを考えれば、過度にパワフルな設定にもできないのです。

 

確かにセレナ、それもC27については特に加速不良が訴えれていますが、ノア&ヴォクシーにしてもミニバン以外の車と比べれば鈍重です。

 

こうした加速不良は2Lクラスのミニバンを選ぶ以上やむを得ない問題で、嫌ならミニバンをやめるか、大排気量のミニバンを選ぶべきでしょう。

 

走行安定性の悪さと乗り心地の悪さの真相

 

次に、セレナの走行安定性の悪さや乗り心地の悪さはどうかです。

 

まず、ミニバンを選ぶ以上、重心が高くなるので走行安定性は必ず悪くなります。

 

だから、走行安定性にこだわるのであれば、最初からミニバンを選ぶべきではありませんし、選んだならサスの強化などの対策を講じるしかありません。

 

乗り心地については、コストの制約があるので最上とは言い難い面もありますが、少し柔らかめの設定なので、「やめとけ」というほどひどいものではありません

 

ただ、走行安定性と乗り心地については試乗して許容できるかどうかが大事です。

 

受け入れられないようなら、「やめとけ」です。

 

燃費の悪さの真相

 

最後に、セレナの燃費の悪さでです。

 

ライバル車のノアとカタログ燃費、実燃費を比べてみました(2WDだけで比べています)。

 

 単位:km/L

区分 ガソリン車 ハイブリッド車
セレナ ノア セレナ ノア
WLTCモード燃費 13.0~13.4 15.0~15.1 18.4~20.6 23.0~23.4
実燃費 11.0 11.0 17.0 17.6

 

カタログ燃費ではノアに分がありますが、実燃費ではそれほどの差はないようです。

 

シリーズ式のe-POWERは燃費ではシリーズパラレル式のノアにはかなわないはずですが、第2世代に入って多少差を縮めているのかもしれません。

 

とはいえ、ガソリン車のリッター10キロちょっとという燃費は決していいものではありません

 

この燃費で我慢できないようならミニバンは「やめとけ」ですし、少なくともハイブリッドを選ぶべきでしょう。

 

総括:セレナはやめとけの声が出る原因と真相の概要

 

  • CVT(無段変速機)の不具合が多発する。
  • CVTによるラバーバンド感が問題。
  • オルタネーターが壊れやすく、修理費が高額。
  • 加速不良の問題がある。
  • 走行安定性が悪い。
  • 乗り心地が良くない。
  • 燃費が悪い。
  • CVTの不具合とラバーバンド感は改善されつつある。
  • オルタネーターの耐久性と修理費用には問題あり。
  • 加速不良は2Lクラスミニバンの一般的な問題。
  • 走行安定性と乗り心地の悪さは改善の余地あり。
  • 燃費は他のミニバンと比較してやや不利。

セレナ(C26)の欠点と中古車購入前に注意すべきポイント

セレナ(C26)の欠点と中古車購入前に注意すべきポイント

最新型のセレナはC28セレナですが、先々代のC26セレナもまだまだ中古車市場では人気のようです。

 

ミニバンの購入を検討している方にとって、性能も良く、価格もこなれたセレナC26は魅力的な選択肢だと思います。

 

しかしながら、セレナC26にはオルタネーターやCVTの不具合など故障が多いことが知られています。

 

また、加速不良など、その他いくつかの欠点についても懸念されているようです。

 

ここでは、セレナC26の主な欠点について説明したうえで、を中古車として購入する前に注意すべきポイントについても解説していきましょう。

 

記事のポイント
  • セレナC26欠点
  • セレナC26の故障やリコール
  • 故障しやすく高価なパーツ
  • 購入前に確認すべき内容

 

セレナ C26の欠点とは?

セレナC26欠点(故障)

  • オルタネーターの故障
  • 加速不良・もたつき・吹けない
  • 走行安定性と乗り心地の悪さ
  • 燃費の悪さ
  • シート設計の悪さ
  • その他の故障(CVTやラジエター)

 

オルタネーターの故障

 

セレナC26の最も重要な弱点は、オルタネーター(ジェネレーター)の故障です。

 

オルタネーターは車のエンジンや電装品、その他の機能を動かす電気を発生するという重要な役割を担うため、故障が発生すると走行できないなど、深刻な影響が生じます。

 

早急な修理が必要なのですが、オルタネーターというのは高価なパーツ゚で、セレナC26の場合は、構造上部品が特に高く、通常よりかなり高額の費用がかかることになります。

 

壊れる予兆と異音に注意

 

オルタネーターが本格的に故障する前に、異音が発生することもあります。

 

私も経験がありますが、具体的には、「ガラガラ」「コーコー」などという明らかな異音が発生するのです。

 

私の場合はベアリングの摩耗でしたが、放置するとオルタネーターが機能しなくなります。

 

こうした異音が出ている中古車を購入すると、後で高額な修理代がかかる可能性が高く、購入時には注意が必要です。

 

特に中古車市場で安価に出品されているセレナC26の中には、オルタネーターからの異音がするものも多いようで、購入前の確認は不可欠です。

 

ただ、必ず異音が発生して壊れるわけではありませんので、その場合はどうしようもありません。

 

オルタネーターの修理費用は?

 

セレナC26のオルタネーターはエンジンルーム内に設置されていて、エンジンの回転で発電しています。

 

交換は簡単な作業ですが、問題は部品代で、通常の車でもかなり高価で、リビルド品という中古再生パーツを使うことも多いのです。

 

Sハイブリッドの場合はモーターアシスト機能もあり、部品代だけで税込み165,000円という情報もあり、工賃を加えると、合計で18~19万円の修理費用が発生します。

 

オルタネーターのリコール履歴と返金について

 

セレナC26型のリコール履歴については下記の記事でまとめていますのでご確認ください。

 

>> セレナC26のリコール一覧!オルタネーター リコールはいつでどのような不具合?

 

その中にオルタネーターに関するリコールが3回あり、最新では2023年9月にリコールが出されているのです。

 

セレナC26のオルタネーターに関するリコールは、主に以下の三つの不具合によるものです。

 

 2013年4月19日のリコール

 

形式: BA-FC26、DBA-FNC26、DBA-C26、DBA-NC26(アイドリングストップ付き車)
製造時期: 平成22年11月16日~平成24年2月11日
対象台数:  84,039台
不具合内容: プーリーの締付不適切により脱落し、発電不能になる可能性。最悪の場合、エンジン停止。
改善措置: 対象車両のプーリーを対策品と交換。

 

 

2023年1月27日のECOモータのリコール

 

対象: アイドリングストップ付き車
不具合内容: ECOモータ内部ベアリングのシール仕様不適切によるシール性能不足、ベアリング破損及び異音発生の可能性。最悪の場合、火災発生。
改善措置:  ECOモータの交換。

 

 

2023年9月29日のリコール:

 

形式: DBA-C26、DBA-NC26、BA-FC26、DBA-FNC26、BA-FPC26、BA-FNPC26(アイドリングストップ無し車)
製造時期: 平成22年11月24日~平成28年6月17日
対象台数: 45,402台
不具合内容: オルタネータのプーリー内部機構のグリス熱劣化によるワンウェイクラッチ摩耗・破損、発電不良やエンジン停止、最悪火災の可能性。
改善措置: 発電機の交換。

 

オルタネーターはエンジンの回転エネルギーを使って電力を発生させ、車内の電力を供給する重要な部品です。

 

アイドリングストップ車の場合、発電機とモーターの機能を持つECOモーターとして機能し、アイドリングストップ後の再起動やモーターアシストにも関与します。

 

リコール対応はメーカー特別保証により新車登録日から5年間、走行距離10万km以内の車両が対象となります。

 

リコール前に交換した場合の返金については、修理履歴の有無が重要となります。

 

加速不良・もたつき・吹けない

 

セレナC26型に関する不満で目立つのが、加速不良と言ってもいい加速の鈍さやもたつきに加え、アクセルを踏んでも吹けないという問題です。

 

これはMR20DD型エンジンとECUという運転制御を行うマイコンのプログラムの問題で、同じエンジンを搭載するC27ではECUの設定でさらに加速不良がひどくなっています。

 

同じエンジンを積むC28ではかなり改善されたと言いますから、ECUの設定が一番の問題だったのかもしれません。

 

C26の場合、特に発進から低速域での加速不良が目立ち、C27ほどではないにしろ、快適とは程遠いようです。

 

アクセルを踏み込んでも加速がもたつき、ちっとも進まないという悲痛な声が相当数上がっているのです。

 

また、吹け上りのいいエンジンはドライブフィールも気持ちいいものですが、アクセルを踏んでもちっとも吹けないという悲しい情報も見受けられます。

 

こうした症状が本当なら、セレナC26を買うとこの加速不良などとずっと付き合うことになるので、検討する上での重要なポイントかもしれませんね。

 

走行安定性と乗り心地の悪さ

 

セレナC26を運転するときに、一部のユーザーから走行安定性というか、安定感が不足しているとの指摘があります。

 

特に高速道路のカーブなどではロールが大きく、ドライバーだけでなく同乗者にも不安を与えることがあるようです。

 

ふわふわ感が強いことも、運転を楽しむという点ではマイナスです。

 

また、後席での振動や騒音も大きいようで、このあたりも課題とされています。

 

このクラスのミニバン全般に言えることですが、3列目のシートが車体のかなり後方に設置され、サスペンションも安価なトーションビーム式を採用しています。

 

このため、路面の凹凸が伝わりやすいうえ減衰できず、柔らかめのセッティングと相まって、乗り心地については悪いのは致し方ないことなのです。

 

こうした走行安定性、乗り心地を改善するためにはサスペンションの交換は有効で、ショックアブソーバーを減衰力の高いものに変えてやることはきわめて効果的です。

 

乗り心地は少し硬くなるものの、ロールも減り、後部座席を中心とした振動や騒音もおさまりますし、適度にしなやかなものを選べば、不快には感じないはずです。

 

燃費の悪さ

 

セレナC26型のSハイブリッドは、後継のC27型に比べて燃費が若干劣ります。

 

C26型のJC08モード燃費は15.4km/L~16.0km/Lで、C27型は16.6km/L~17.2km/Lですから、比べればやや劣ります。

 

実燃費では、C26はC27よりリッター1キロ程度悪いものの、同時期のノア(ガソリン)と比べると大きな差はありません。

 

この辺りの事情は「セレナSハイブリッド(特にC26)の燃費が悪い?実燃費良くする方法は?」に記載していますが、ノアハイブリッドとの比較ではかなり劣るのは確かです。

 

Sハイブリッドという名前があるのでノアハイブリッドと比較されるのですが、Sハイブリッドはアイドリングストップに気持ち程度のモーターアシストを付けた程度のものです。

 

価格だって全く違うので、さすがにノアハイブリッドと比較して燃費が悪いと言われたら気の毒でしょう。

 

実燃費は約11km/Lですので、ミニバンとしたらそんなものですが、自動車全体で見れば確かにいい方ではありません。

 

実際の走行に伴う燃費はユーザーによって異なり、13km/L以上の良好な燃費を実現している方もいれば、10km/Lを切る燃費の悪さを訴える声もあるのです。

 

シート設計の悪さ

 

セレナC26型のユーザーから寄せられる不満点の一つは、シートの設計に関する問題で、サードシートとセカンドシートに問題があるようです。

 

サードシートの問題

 

セレナC26型のシートの設計に関して、不満が多いのはサードシートの薄さや背もたれの低さです。

 

こうした設計のせいで、長時間のドライブではサポートが不足するため、快適性に著しく欠けるとの声があるのです。

 

セカンドシートの問題

 

セレナC26型のシートの設計に関するもう一つの問題としてセカンドシートを倒しても完全に平らにならないという点もあげられています。

 

これが問題なのは、車中泊などのためにフルフラットにしたくても、背もたれと座面との段差などで凸凹が発生し、快適に寝ることができないからです。

 

シート設計に問題が発生する原因は?

 

こうしたシートの不満の原因は、セレナC26の限られた車内スペースの中で、車内の広さの確保とシートアレンジの自由度とのトレードオフが生じているのではないでしょうか。

 

限られた車内サイズの中で3列シートにしようとしたら、サードシートは薄くせざるを得ませんし、後方視界の確保のためには背もたれもあまり高くできないのでしょう。

 

セカンドシートでユーザーが求めるシートのホールド性能を確保するためには、ある程度はフラットという点を犠牲にせざるを得ないのだと思われます。

 

その他の故障(CVTやラジエター)

 

セレナC26においては、4~6年目くらいの車齢でのミッション(CVT)やラジエーター、ラジエターファンのトラブルといった故障事例が報告されています。

 

日産車の場合、特にCVTには弱点を抱えているうえ、修理費は買い替えを考えるほど高価ですので、とりわけ重要です。

 

ラジエターのリビルド品への交換やラジエターファンモーターの交換は5万円~10万円と高価ではありませんが、気付かないとエンジンの焼き付きにもつながる故障です。

 

これらのトラブルは高年式車でも発生している例があり、注意が必要と思われます。

 

セレナ C26の欠点を踏まえた中古車購入の際の重要ポイントは?

 

セレナC26の欠点を踏まえた中古車購入の注意点

 

セレナC26は広い車内空間やシートアレンジの自由度など、多くの長所がありますが、前述のようにいくつかの欠点も存在することを忘れてはいけません。

 

特にオルタネーター(ジェネレーター)の故障が多く、修理費用も高価です。

 

また、加速や走行安定性、乗り心地などは買った後で改善することは難しく、かなりのコストがかかってしまいます。

 

燃費も運転で多少の改善は可能ですが、それにも限度があるのです。

 

このため、セレナC26中古車で購入する際にはいくつかの点を事前にチェックすることが大事です。

 

ここでは、その重要ポイントをお示ししておきましょう。

 

  • オルタネーターの状態の確認
  • アイドリングストップやSハイブリッドの有無の確認
  • 加速・もたつき・吹け上りの確認
  • 走行安定性と乗り心地の確認
  • 燃費の実態確認
  • シートの確認
  • CVTやラジエーターなど故障の可能性がある部分の確認
  • 総括:セレナ(C26)の欠点と中古車購入前に注意すべきポイントの概要

 

オルタネーターの状態の確認

 

セレナC26はオルタネーターの故障が多いため、購入前にエンジンルームから異音がしないか、特に「ガラガラ」などの特徴的な音がないか確認しましょう。

 

異音があれば、たとえ発電できていてもも、いずれ発電不良になり、修理(=交換)が必要になる可能性が高いです。

 

アイドリングストップやSハイブリッドの有無の確認

 

オルタネーターの故障が発生しやすいのは、アイドリングストップやSハイブリッドの機能が搭載されているグレードのようです。

 

こうしたモデルはオルタネーターにモーターアシストなどの付加機能があって、修理費そのものもそのぶん高価です。

 

これらの機能がないモデルは、燃費は悪いとしても、オルタネーターの故障リスクが低く、修理代も安いというメリットがあるのです。

 

加速・もたつき・吹け上りの確認

 

セレナC26の場合、加速不良、もたつき、アクセルを踏んでもエンジンが吹けないという問題が報告されています。

 

これは、車両重量に対して2Lという排気量の小さめのエンジンで燃費にも配慮しながら出力を調整した結果なので仕方がない面もあるのです。

 

ECUの書き換えという手もあり、加速性は向上しますが、必ず燃費は悪化します。

 

要は、こうした加速不良とも言われる加速の悪さ、もたつき感、エンジンが吹けないという問題を許容できるかどうかです。

 

これについては、試乗を通じて、自身が求める、あるいは許容できる加速性能かどうか確認しましょう。

 

走行安定性と乗り心地の確認

 

セレナC26については、高速道路のカーブでのロール感や後席、特に2列目の振動、騒音に問題があるとされています。

 

これは、ミニバンの構造的な問題とサスペンションにコストを割けないという事情があるのである程度やむを得ないところがあります。

 

こうした問題については、試乗を通じて、安定性や乗り心地を確認し、自身の好みに合っているか、許容できるかを確かめることが重要です。

 

その際は、ご家族に後部座席に座ってもらい、乗り心地が満足できるものかを確認してもらうといいでしょう。

 

燃費の実態の確認

 

カタログ燃費と実際の走行における燃費、いわゆる実燃費は異なるものですし、大きく乖離する場合もあります。

 

また、アイドリングストップやSハイブリッドの有無、運転スタイルによっても燃費は変動するものです。

 

最近ではe燃費などの実燃費を調査したサイトもありますので、購入前に実際の燃費を確認しましょう。

 

シートの確認

 

セレナC26のシートに関しては、サードシートの薄さやセカンドシートが完全にフルフラットにならない点が問題とされています。

 

長時間のドライブが、特にサードシートで快適かどうか、フルフラットなどのシートアレンジが意に沿うものかは大事なチェックポイントです。

 

試乗では、ユーザーから訴えられているシートの設計による不満点を確認し、自身の好みに合っているか確認しましょう。

 

 

CVTやラジエーターなど故障の可能性がある部分の確認

 

セレナC26では、高年式車でもCVTやラジエーター、ラジエターファンなどのトラブルが発生する可能性があります。

 

購入前にエンジンルームからの異音や走行時の挙動に不審な点がないか、故障の可能性がある部分については特に入念に確認することが必要です。

 

特にCVTは故障すると極めて高価です。

 

シフト操作や走行時の異音、シフト切り替え時や走行時のおかしな挙動や違和感がないか、しっかりと確認しましょう。

 

総括:セレナ(C26)の欠点と中古車購入前に注意すべきポイントの概要

 

この記事をめとめると下記のようになります。

 

  • オルタネーターの故障が多く修理費も高価(特にSハイブリッド)
  • 加速不良・もたつき・エンジンが吹けないという問題がある
  • 運転時の安定性と乗り心地の悪さが気になる
  • 燃費はカタログ燃費と実燃費の乖離が大きい場合も
  • シートは3列目の乗り心地、2列目を倒したときの平坦性に難
  • その他、ミッションやラジエーターなどのトラブルも発生
  • オルタネーターは音で状態を確認できる場合も
  • オルタネーターが高価なSハイブリッドかどうかのチェックも重要
  • 加速、アクセルレスポンス、運転の安定感、乗り心地は試乗でチェック
  • 実燃費はe燃費などの実燃費集計サイトで確認
  • シートの問題も試乗で納得して購入
  • CVTやラジエーターファンなどは異音や走行時の挙動で確認
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セレナカシミヤグレージュはどんな色?廃盤は評判が悪かったから?

セレナ(C27)のボディカラーは何回か入れ替えが行われました。

 

その中にはカシミヤグレージュという色もあって、C27誕生時に新色として投入されました。

 

セレナカシミヤグレージュは、ユニークな色合いで注目を集める特別な塗装色でした。

 

グレーとベージュが融合したようなこの色は、洗練された印象を与え、多くの人々を魅了しています。

 

しかし、評判にもかかわらず、この色は廃盤となる運命にあります。

 

残念なことに2トーンは2019年8月のマイナーチェンジで廃止され、モノトーンもいつの間にかラインナップから消えてしまいました。

 

本記事では、セレナカシミヤグレージュの魅力、その色がどんな色なのか、そして廃盤に至る背景や評判について探ります。

 

 

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記事のポイント
  • カシミヤグレージュはどんな色
  • セレナカシミヤグレージュが廃盤になった理由
  • セレナカシミヤグレージュの評判
  • 色の特性と魅力

 

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