セレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキには少し癖があるといいます。
ここでは、まずそんなセレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキのしくみと、癖をチェックします。
また、長い下り坂で回生ブレーキを含めブレーキが効きにくくなるという情報についてもチェックしておきます。
目次
セレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキのしくみと、癖
ここではセレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキのしくみと、癖を説明していきます。
- セレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキのしくみ
- セレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキの癖
セレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキのしくみ
まず、セレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキのしくみです。
セレナe-powerのクリープ現象のしくみ
クリープ現象というのは、オートマチック車特有の現象です。
アクセルを踏まなくてもエンジンの回転がトルクコンバーターを経由して駆動軸に伝わることによって起こります。
アクセルを使わなくても低速で前進するのですが、トルコンのないセレナのCVT車やモーター駆動のセレナe-powerでは本来起こる現象ではありません。
この現象は、オートマチック車の欠点と言えば欠点ですが、アクセルを踏まなくても低速で動くので駐車場や渋滞の際の低速での移動になかなか便利なのです。
また、坂道でも逆行しずらいなど、欠点を補って余りあるメリットがあるのです。
CVTにはないクリープ現象ですが、トルクコンバーターをいれてこれをおこすようにしている場合もありますし、セレナe-powerでもクリープ現象は発生する仕様です。
セレナe-powerの場合はトルクコンバーターなど使わず、モーターでクリープ機能=疑似クリープ現象を発生させているものと思われます。
セレナe-powerの回生ブレーキのしくみ
セレナe-powerはモーターで動きますが、小学生でも知っているように電気で動くモーターは、逆に電気をつくることもできます。
セレナe-powerの場合は、ワンペダルを戻したとき=減速しようとしたときは駆動輪の回転でモーターを回し、電気をつくってバッテリーに充電するのです。
この際に、この力で通常より減速度合いが大きいので、その程度によってはブレーキランプも点灯します。
ガソリン車のエンジンブレーキに似ていますが、ガソリン車の場合は燃料カットするだけですが、回生ブレーキは燃費向上に貢献する重要な技術です。
セレナe-powerのクリープ現象や回生ブレーキはどのモードでも使える?
そんなセレナe-powerのクリープ現象や回生ブレーキはどのモードでも使えるかです。
まず、クリープ現象についてはEOO、S、NORMALのいずれのモードでも作動しますので、全く気にする必要はありません。
一方、回生ブレーキについてはそうはいきません。
セレナe-powerの場合はトヨタ等のハイブリッド車と違って、ブレーキペダルと連動した回生システムとの協調ブレーキシステムではないからです。
このため、NORMALモードの場合は、アクセルペダルは燃料供給量の制御しかしませんので、回生ブレーキを作動させることができないのです。
結果として、充電するためのエンジン動作時間が伸びたり、ブレーキパッドの摩耗量が増えたいとe-POWERのメリットの一部が享受できないことは覚えておきましょう。
セレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキの癖
次に、セレナe-powerのクリープ現象と回生ブレーキの癖を整理しておきましょう。
セレナe-powerのクリープ現象の癖
セレナe-powerのクリープ現象は要するにクリープ機能で、AT車のように本来発生するものではありませんから、常時発生する仕様になっていません。
ドライブモードがSモード、ECOモードの場合、ワンペダルで減速しただけだと、停止時にクリープ現象は発生しません。
この場合、ブレーキペダルを一度踏み込んでから離すとクリープ現象が発生します。
ATのナチュラルのクリープ現象が頭にあると、きっと面くらいますよね。
セレナe-power オートブレーキホールドによるクリープ現象の癖
セレナe-powerの場合、ワンペダルで減速したあとでブレーキを踏むとオートブレーキホールドが作動して停止状態を維持します。
ただ、オートブレーキホールドに伴うちょっとひやっとするようなクリープ現象の癖があるのです。
というのは、減速時にブレーキをかけてある程度速度が落ちるとワンペダルということもあってブレーキを緩める運転をされる場合もあると思います。
こうした場合にブレーキホールドが解除されたと御認識するのでしょうか、クリープ現象が発生して、少しだけ加速する感じになるという現象が報告されているのです。
しっかりとブレーキを踏んだ時はこの現象は発生しませんし、ブレーキを緩めない限り問題は生じませんので、踏み込んだブレーキを低速域で緩めないようにしましょう。
セレナe-powerの回生ブレーキの癖
セレナe-powerの回生ブレーキはドライブモードによって効きが違います。
ドライブモードがNORMALの場合よりはSモードやECOモードの方が、回生ブレーキの効きが強くなります。
また、リチウムイオンバッテリーが満充電になった場合は、発電機をモーターとして使うことで放電し、回生ブレーキの効きを確保しますがそれでも効きは悪くなります。
また、低温時や滑りやすい路面では安全性確保の観点から、回生ブレーキの効きが弱くなる場合もあるようです。
セレナe-powerは長い下り坂ではブレーキが効きにくくなる?
セレナe-powerは長い下り坂では回生ブレーキも含めてブレーキが効きにくくなるという噂があります。
前述のように、回生ブレーキについては、長い下り坂でバッテリーが一杯になったら、効きが悪くなります。
セレナe-powerはリチウムイオン電池の容量が小さいので、割と簡単にこの現象が発生してしまいます。
ブレーキ自体が効きにくくなることは本来あり得なません。
ただ、通常回生ブレーキとフットブレーキは併用するので、回生ブレーキの効きが悪くなったのをフットブレーキの効きが甘くなったと感じる場合はあるものと思われます。
ただ、口コミを見るとワンペダル走行中に、停車のためにブレーキ操作すると、疑似的なクリープ現象が発生して加速したような感になるとの投稿もありました。
危険というほどのことはありませんが、同様の投稿はノートe-POWERでも見られましたから、これでブレーキが効きにくくなるという噂につながっているのかもしれません。
まとめ
セレナe-powerの場合、クリープ機能にも回生ブレーキにも電子制御が組み込まれています。
このため、ちょっとした癖というか味付けがありますので、このあたりを知った上で運転すると、より快適、かつ安全に操作できるはずです。
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