セレナe-powerに限らず、最近の自動車は航続可能距離を表示してくれます。
特にセレナe-powerは燃費がいいうえにガソリンタンクも55リットルと大きくて、航続可能距離の表示が1000キロを超えることも珍しくないようです。
燃費のいいセレナe-powerにしてよかったなと実感する瞬間ですし、実用的にも給油のタイミングを考えるなど、非常に有用な装置です。
ただ、このセレナe-powerの航続可能距離が消えた、表示されないという話をちょくちょく耳にするのです。
ここでは航続可能距離が消えた、表示されないということがあるのか、あるとすれば何が原因なのか、どうすれば治るのかというあたりをチェックしていきます。
目次
セレナe-powerの航続可能距離はどのようにして表示される?
ここでは、まずセレナe-powerの航続可能距離はどのようにして表示されるかを確認しておきます。
- セレナe-powerの航続可能距離はどうすればわかる?
- セレナe-powerの航続可能距離の算出方法は?
セレナe-powerの航続可能距離はどのように表示される?
セレナe-powerの「航続可能距離」はメーター左側の「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」に表示されます。
引用元;https://response.jp/article/img/2018/02/28/306603/1280064.html
操作はステアリングスイッチで行います。
キースイッチがONの状態で、スイッチまたはスイッチを押すと画像の順番で画面が切り替わります。
左右スイッチで「e-POWERグループ」を選び「パワーメーター」を選べば「航続可能距離」が中央に大きく表示されます。
それ以外の場合も、画面下部の燃料計の右に表示されます。
セレナe-powerの航続可能距離の算出方法は?
セレナe-poweに限らず、「航続可能距離」は現在の燃料の量で走れるおおおよその距離を示しています。
計算方法はシステムが記憶している過去の平均燃費をもとに算出します。
今表示されている平均燃費で計算するのではありませんし、省エネ運転を心がけても「航続可能距離」に反映されるまでには結構な時間がかかります。
この「航続可能距離」は給油すると燃料が増えるので、表示が更新されますが、給油量が少ないと更新されない場合もあります。
燃料の現在量は基本的にはタンクのフロートで計測するのですが、これだけだと正確性に問題があります。
だから、システムで把握できる燃料噴出量でフロートの数値を補正しながら、現在の燃料の量を把握しているのです。
セレナe-powerの航続可能距離が消えた、表示されないのはなぜ?
セレナe-powerの航続可能距離が消えたとか、表示されないという声をたまに耳にしますが、その原因はどこにあるのでしょうか。
また、そうすればその症状は解消するのでしょうか。
- セレナe-powerの航続可能距離が消えた、表示されない理由
- セレナe-powerの航続可能距離を再表示させるには
セレナe-powerの航続可能距離が消えた、表示されない理由
セレナe-powerの航続可能距離が消えたとか表示されないという話は良く聞きますが、その理由は一つではありません。
私が把握しているセレナe-powerの航続可能距離が消えた、あるいは表示されない原因は以下のようなものです。
ガソリン残量が著しく減少した
セレナe-powerの航続可能距離については、燃料残量警告が表示されると点滅し、その後もガソリンを補給しないと「----」と表示する仕様になっています。
他メーカーでは表示されるところもあるようですが、航続可能距離は、走行状況に左右され、それほどの信頼性は無いとも言われています。
おそらく、ガソリン切れの危険がある状態で航続可能距離を表示させると危険という判断から表示させないのではないかと思われます。
メモリーバックアップせずにバッテリーを交換した
セレナe-powerに限らず、電装品の多い最近の自動車ではメモリーバックアップといってバックアップ用の電源を確保しながらバッテリー交換するものです。
もしメモリーバックアップを取らずにバッテリーを交換した場合には他にも影響しますが、航続可能距離を算定するための燃費データが消えてしまいます。
燃費データが無ければ燃料の量がわかったところで航続可能距離を算定することはできませんから、アドバンスドドライブアシストディスプレイにも表示できないのです。
マルチインフォメーションディスプレイの故障
セレナe-powerの場合、マルチインフォメーションディスプレイが故障することはそう珍しいことではありません。
この場合、他の項目もまともに表示されませんし、航続可能距離が表示されないのは言うまでもありません。
セレナe-powerの航続可能距離を再表示させるには
セレナe-powerの航続可能距離を再表示させるのは、マルチインフォメーションディスプレイが故障していなければそう難しいことではありません。
ガソリンをしっかり給油する
ガソリン残量が少なくて航続可能距離が表示されなくなった場合は、ガソリンを給油してこの状態が解消されれば航続可能距離を再表示してくれます。
ただ、ガソリン量はタンクのフロートで管理していますので、給油量が少なすぎて給油をコンピューターが感知しない場合は、「----」の表示が続く場合もあるようです。
ガソリンを「しっかり」給油するというのは、セレナe-powerの車載コンピュータが気づく程度のガソリンを給油してくださいという意味です。
バッテリー交換した場合はしばらく走るしかない
バッテリー交換してメモリーからデータが消えた場合はリセット作業をしたり、イコライザーなら再設定するなどの処理をするのですが、燃費データはどうしようもありません。
ただ、e-powerもそうですが、航続可能距離算定用の燃費データは走行することによって収集されます。
このため、ある程度走行すれば航続可能距離は再表示されますが、収集データが少ないので信頼性を回復するまでにはそれなりの距離の走行が必要です。
セレナの航続可能距離表示問題はルークスやエクストレイルでも?
セレナの航続可能距離表示が消えるとかおかしいという問題はルークスやエクストレル
でも起こるという情報があります。
これは十分にあり得ることで、実際に問題も発生しているようですが、エクストレイルは同じシステムですからセレナと同様の症状が発生するのは当然です。
ルークスは三菱自動車との共同開発で三菱自動車が製造していますが、燃料残量警告が表示された後の表示については同じ仕様ですから同じような挙動を示します。
計算プログラムが同じかどうかはわかりませんが、ルークスについては極端に不自然な航続可能距離の表示も報告されていますから、別系統のプログラムかもしれません。
まとめ
セレナe-POWERの場合も頻度は少ないにしても給油は必要で、そのタイミングを図る上では航続可能距離はとても役に立ちます。
これが無ければ燃料計を使うしかないのですが、走行距離の目安がないのでやはり使いにくいのです。
そのセレナe-powerの航続可能距離が消えた、表示されないというと慌てますが、基本的にはそう心配することはありません。
ここにあるようにガソリンの量が少ないか、バッテリーを交換した場合がほとんどなので、その場合は記載した方法で回復できると思います。
そうでなければ、車載コンピュータの障害や燃料残量の把握システムの不調等も考えれますので、その場合はディーラーになるべく早く相談しましょうね。
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