セレナは日産が誇るベストセラーカーですが、一部に「ひどい」という評価があるようです。
もしこれが本当なら由々しきことですから、まず、どんなところが「ひどい」と言われているのかをチェックしておきましょう。
また、「ひどい」理由の一つがライバルと較べてプラットフォームが古いという話もありますので、このあたりもあわせてチェックしておきます。
目次
セレナが「ひどい」ってどこがひどいの?
まず、セレナが「ひどい」といわれることがありますが、どこがひどいのかを確認しておきましょう。
- セレナは乗り心地が悪すぎ
- セレナはハンドリングが悪すぎ
- セレナは乗降性が悪すぎ
- セレナは加速が悪すぎ
- セレナは燃費が悪すぎ
セレナは乗り心地が悪すぎ
セレナの乗り心地については、「セレナ(c27)の乗り心地改善の鍵は車高調とサスペンション交換?」でまとめているのでご覧ください。
要約すると、セレナの足回りは良くも悪くも柔らかいのですが、足回りの柔らかさは通常だと乗り心地にはポジティブに働きます。
足回りは硬いよりは柔らかい方が乗り心地は良いものなのです。
ただ、セレナの場合は柔らかい割には路面の段差を特に後席でよく拾い、リアサスがバタつくという欠点を抱え、これが乗り心地を悪化させています。
また、柔らかいサスペンションは高い車高とあいまってコーナーではローリングや横揺れが発生し、上質な乗り心地とは程遠いようなのです。
セレナはハンドリングが悪すぎ
セレナのハンドリングについては、足回りが柔らかいこと、車高が高いことがすべてネガティブに働きます。
サスペンション自体は前輪がストラット式、後輪がトーションビーム式でこのクラスでは標準的なものです。ただ、ハンドリングはライバル車に遅れをとっているといいます。
サスペンションが柔らかいのでロールや横揺れが起こりやすく、減衰にも時間がかかるので良好なアンドリングとは言い難いのです。
こうしたハンドリングの悪さについては「一昔前のハンドリング」とさえ言われているようです。
セレナは乗降性が悪すぎ
小さなお子さんやお年寄りが乗車される方はスライドドアからの乗降性が重要です。
セレナとライバル車のノア、ステップワゴンを比べるとスライドドアのステップ高は390mmから400mmと大差はありません。
ただ、新型ノアの場合は助手席側のにユニバーサルステップがありますので200mmのステップ高と言えないこともありません。
また、セレナの場合はステップより床面が90mmも上がっているので、床面自体はライバル車より圧倒的に高いのです。
当然座面も高く、確かに見晴らしはいいのですが、小さなお子さんやお年寄りに優しい乗降性とは言えないようなのです。
セレナは加速が悪すぎ
セレナのガソリンモデルは加速が悪いのは有名な話です。
これは「セレナ(C27)の加速改善はECU書き換えがポイント!発進時のもたつき・もっさりも解消?」にも書いていますが、ECUを書き換えたくなるくらい悪いのです。
燃費対策と主婦なども乗ることもあって、安全性に配慮していると言いますが、ストレスのたまり方は半端ないようです。
一方e-powreの方は停止時からの加速は良好ですが、超高速時や長い登り坂での加速の悪さは評判がよくありません。
EV車は超高速走行が苦手なうえに小さめの駆動用バッテリーと発電用エンジンという事情、ライバル車と違ってエンジンの駆動力が使えないのもマイナスに作用します。
また、長い登り坂でも小さな発電用エンジンの生み出す電力でしか走れませんから、超高速走行時と同様、情けないような加速しかできないのです。
セレナは燃費が悪すぎ
「セレナの燃費悪すぎの評判はe-POWERやハイブリッドでも?ノアなどライバル車との比較でも悪い?」でも書きましたが、セレナの燃費は決して良くはありません。
ガソリン車の燃費は悪くないのですが、S-HIBRIDという名前が過剰な期待を抱かせますし、新型ノアガソリン車の圧倒的な燃費には及ぶべくもありません。
e-powreはもちろん燃費はいいのですが、ライバル車のハイブリッドには負けていますし、新型ノアには大きく遅れを取っていると言っても過言ではありません。
セレナが「ひどい」 のはライバルよりプラットフォームが古いから?
では、セレナが「ひどい」といわれる理由はライバルよりプラットフォームが古いからでしょうか。
次の3つを順番にみていきます。
- プラットフォームとは?
- セレナが「ひどい」理由はプラットフォーム?
- セレナのプラットフォームはライバル車より古いの?
プラットフォームとは?
プラットフォームはというのは車の基本となる部分で、フロアパネルとその前後のキャビネット部分で構成されます。
各メーカーは車のサイズや用途でいくつかのプラットフォームを開発し、販売するいろんな車種は数種類のプラットフォームから製造されます。
プラットフォームは、車のモデルチェンジの何回かに1回更新されるのが普通で、モデルチェンジしてもプラットフォームは変わらないということもあります。
そして、プラットフォームが変わらないということはその車の性格が基本的には変わらないということでもあります。
セレナが「ひどい」理由はプラットフォーム?
セレナが「ひどい」理由は全てがプラットフォームにあるわけではありませんが、その多くがプラットフォームに関係するといっても良いかもしれません。
最近では低床、低重心型プラットフォームに移行しつつありますが、セレナの現行のプラットフォームでは低床化は不可能です。
だから、車高が高いことによるハンドリングや乗降性の悪さはプラットフォームの特性による部分が大きいと思われます。
また、高剛性化、軽量化というのも最近のプラットフォームの流れですから、乗り心地には大きな影響がありますし、燃費、加速にも影響してくるはずです。
こう考えてみると、セレナが「ひどい」と言わるのはプラットフォームに少なからず責任がありそうな気がします。
セレナのプラットフォームはライバル車より古いの?
現行セレナ(C27)のプラットフォームは「Cプラットフォーム」と言われるものです。
これは、日産自動車、ルノーのCセグメント車用のプラットフォームですが、問題なのはその古さです。
セレナの場合は2005年からC25、C26、C27と3代にわたって使われてきていますが、ノアの場合はプラットフォームのキャリーオーバーはモデルチェンジ1回までです。
そして今ではTNGAに基づいた最新のGA-Cプラットフォームが採用されているのです。
ステップワゴンの場合は2005年から3世代にわたり同一のプラットフォームを継続使用してきましたが、2022年のモデルチェンジでは改良はしたものの継続のようです。
こうしてみると、セレナの同一プラットフォームの間に2回のプラットフォーム変更を行ったノアに比べると明らかに古いと言えそうです。
ただ、ステップワゴンは同じプラットフォームをセレナと同じ期間使っていますし、これから数年間は使いそうですから、ライバル車より一概に古いとは言えないでしょう、
まとめ
セレナが「ひどい」と言われるには理由がありますし、我慢できないほどのものかはともかく事実ではあります。
そして、その原因はいささか古いプラットフォームであることも確かなようです。
ただ、近々にもモデルチェンジが噂冴えている新型セレナではCMF-Cプラットフォームに一新される予定のようです。
新型プラットフォームの投入によって、セレナの「ひどい」と言われている課題が解決されるといいですね。
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2022年11月28日にセレナのフルモデルチェンジが実施されC28セレナが誕生しました。
フルモデルチェンジが実施されたこともあり、値引き額はやはり縮小されました。
先に発売されたSハイブリッド車については徐々に値引き幅も広くなっているようですが、発売開始されたばかりのe-POWER車については値引き幅は抑えられています。
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