セレナの燃費は悪すぎるという評判があるみたいです。

 

しかしセレナは燃費を大きく改善したモデルを続々と投入しています。

 

「S-HYBRID」車もそうですし、「e-POWER」車もそうです。

 

ここでは、そんなセレナのカタログ燃費と、実燃費はどうなのかをチェックしていきます。

 

そして、ノア3兄弟やステップワゴンといったライバル社とも比較して、本当に悪いかどうかに迫ってみましょう。

 

また、悪いとすれば、その理由と自分でもできる改善策をお示しします。

 

 

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セレナのカタログ燃費と実燃費

 

ここでは、セレナのカタログ燃費と、実走行ではどの程度走るのかをチェックしていきます。

 

  1. セレナのカタログ燃費と燃費改善技術
  2. セレナの実燃費

 

セレナのカタログ燃費と燃費改善技術

 

 

まず、セレナのカタログ燃費と、この高燃費を実現する技術を紹介します。

 

セレナのカタログ燃費

 

では、まず、セレナのカタログ燃費をチェックしていきましょう。

 

単位(km/L)

項目 ノーマルエンジン S-HYBRID e-POWER
WLTCモード - 13.2(11.8) 18.0~17.2
 市街地モード - 10.3(9.2) 17.5~16.8
 郊外モード - 13.5(12.0) 18.6~17.7
 高速道路モード - 14.8(13.2) 17.8~17.1
JC08モード 15.0 15.4(-) 26.0~23.4

( )書きは4WD

 

「JC08モード燃費」と「WLTCモード燃費」をお示ししています。

 

「JC08モード燃費」は従来の「10・15モード」よりも、より実際の燃費に近い測定方法として使われてきました。

 

それが、2018年10月より「JC08モード燃費」から、より厳格な世界基準の「WLTCモード燃費」という測定方法に切り替わりました。

 

「WLTCモード燃費」を採用することで、より実燃費に近い燃費値となるといわれています。

 

「WLTCモード燃費」JC08モードに比べて最高車速が高く、加減速が多いうえに走行時間や距離が長いといったより実走行に近い条件になります。

 

また、アイドリング時間が減少するので、燃費改善の必殺技「アイドリングストップ」の効果が薄くなるのです。

 

セレナe-POWERの場合「JC08モード燃費」はいいのですが少し「WLTCモード燃費」の落ち込みが大きいのが気になります。

 

セレナの燃費改善技術

 

セレナの燃費改善技術は「S-HYBRIDシステム」「e-POWERシステム」です。

 

  • S-HYBRIDシステム

 

出典:https://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/shybrid.html

 

「S-HYBRIDシステム」では減速時に運動エネルギーの一部を電気エネルギーとしてバッテリーに貯めておきます。

 

バッテリーにためられた電気は、停車時のアイドリングストップ時に車に必要な電気を供給します。

 

「S-HYBRIDシステム」は優秀なエネルギー回生システムと容量の大きなバッテリーにより長時間のアイドリングストップが可能です。

 

さらに、バッテリーに蓄えた電気で発進加速時にエンジンの働きをモーターが補うことで、効率的な発進加速が可能になっているのです。

 

小さなことの積み重ねですが、こうしたことで燃費改善を図っているのです。

 

  • e-powerシステム

 

 

出典:https://www.nissan-global.com/JP/TECHNOLOGY/OVERVIEW/e_power.html

 

「e-POWERシステム」は、ガソリンエンジン、発電機、インバーター、大出力モーターと高電圧バッテリーから構成されています。

 

普通のハイブリッドシステムは、駆動にエンジンとモーターを併用していますが、e-POWERでは、エンジンは発電用としてだけ使用します。

 

このため、非常に効率的に発電ができるのです。

 

回生ブレーキで回収した電力も含め、電気駆動のモーターのみで100%駆動することによって、高燃費を実現しています。

 

セレナの実燃費

 

セレナのカタログ燃費と実燃費は以下のとおりです。

 

ガソリン車は走行データが少ないので割愛しました。

 

単位(km/L)

項目 S-HYBRID e-POWER
WLTCモード 13.2(11.8) 18.0~17.2
JC08モード 15.4(-) 26.0~23.4
実燃費 10.5~11.5 16.0~17.0
 高速走行(時速100キロ) 12.0 15.0
 冬季 9.0 10.0

( )書きは4WD

 

JC08モード燃費と実燃費の乖離としては、だいたい75%程度と言われています。

 

セレナの場合、特に「e-POWER」車で若干乖離が大きいような気がします。

 

また、「S-HYBRID」車、「e-POWER」車とも冬場の燃費が悪化しますし、「e-POWER」車は高速燃費にも難があるようです。

 

 

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セレナの燃費をライバル車と比較

 

ここでは、セレナのカタログ燃費と、実走行ではどの程度走るのかをチェックしていきます。

 

  1. セレナのライバル車とは
  2. セレナのライバル車と燃費を比較

 

セレナのライバル車とは

 

セレナのライバル車は「ノア3兄弟」「ステップワゴン」です。

 

理由は以下のとおりです。

 

  • 車のコンセプト(7~8人乗り、5ナンバー、大きな荷室)
  • 国内売り上げ常時上位
  • ハイブリッド車を持っている

 

 

セレナのライバル車と燃費を比較

 

  • セレナVSノア

 

セレナとノアのカタログ燃費と実燃費を比較してみます。

 

単位(km/L)

項目 セレナ ノア
S-HYBRID e-POWER ガソリン HYBRID
WLTCモード 13.2 18.0~17.2 13.6~13.2 19.8~19.0
 市街地モード 10.3 17.5~16.8 10.2~10.0 19.2~18.4
 郊外モード 13.5 18.6~17.7 14.5~13.9 20.5~19.7
 高速道路モード 14.8 17.8~17.1 15.3~14.7 19.7~18.8
JC08モード 15.4 26.0~23.4 - 22.8
実燃費 10.5~11.5 16.0~17.0 10.0~11.0 17.0~18.0

 

「ノア」ガソリン車と「セレナS-HYBRID」では、アイドリングストップだけのノアよりもセレナの実燃費のほうが良いいようです。

 

「e-POWER」と「ノアHYBRID」を比べてみます。

 

興味深いのはJC08モードでは「セレナe-POWER」が「ノアHYBRID」を大きく上回っているのに、「WLTCモード燃費」や実燃費では下回っている点です。

 

特に高速道路モードの差が大きくなっています。

 

セレナVSノアの燃費対決、ガソリン車なら「セレナS-HYBRID」、「HYBRID」車なら「ノアHYBRID」に軍配が上がりました。

 

  • セレナVSステップワゴン

 

セレナとステップワゴンのカタログ燃費と実燃費を比較してみます。

 

単位(km/L)

項目 セレナ ステップワゴン
S-HYBRID e-POWER ターボ HYBRID
WLTCモード 13.2 18.0~17.2 13.6 20.0
 市街地モード 10.3 17.5~16.8 10.3 18.8
 郊外モード 13.5 18.6~17.7 14.3 21.7
 高速道路モード 14.8 17.8~17.1 15.2 19.5
JC08モード 15.4 26.0~23.4 15.8 25.0
実燃費 10.5~11.5 16.0~17.0 11.0~12.0 17.0~18.0

 

「ステップワゴンターボ」(Honda SENSING)と「セレナS-HYBRID」では、ステップワゴンの方がカタログ燃費も実燃費も良いようです。

 

恐るべし、ダウンサイジングターボですね。

 

「セレナe-POWER」と「ステップワゴンHYBRID」(ホンダでは「e:HEV」)を比べてみます。

 

「JC08モード燃費」では大半の「e-POWER」(e-POWER ハイウェイスターV、同ハイウェイスターG以外)が「ステップワゴンHYBRID」を上回っています。

 

それが、「WLTCモード燃費」では逆転し、実燃費ではも「ステップワゴンHYBRID」が「セレナe-POWER」に勝っています

 

これもVSノアと同じ傾向で、郊外モード、高速道路モードでの開きが大きいのです。

 

セレナVSステップワゴンの燃費対決、ガソリン車、HYBRID車とも「ステップワゴン」に軍配が上がりました

 

 

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セレナの燃費が悪い場合がある理由と対策

 

ここでは、セレナのカタログ燃費が悪い(正確には悪い場合がある)理由と、実走行ではどの程度走るのかをチェックしていきます。

 

  1. セレナの燃費が場合がある理由
  2. セレナの燃費を改善する方法

 

セレナの燃費が悪い場合がある理由

セレナの燃費が悪い場合がある理由を「S-HYBRID」車と「e-POWER」車に分けて説明します。

 

「S-HYBRID」車の燃費が悪い理由

 

はっきり言って、「セレナS-HYBRID」の燃費は悪くありません。

 

確かに「HYBRID」の名前を与えられています。

 

といっても、バッテリーが大きいのでアイドリング持続時間が長いこと、発進時に若干のパワーアシストがあるくらいです。

 

だから、燃費改善も、もともとそれほど大きなものではないのです。

 

このシステムのおかげで、ノアよりは若干良好な実燃費でした。

 

ステップワゴンに負けたのは。2000ccから1500ccへの大幅なダウンサイジング効果によるものでしょう。

 

 

「e-POWER」車の燃費が悪い理由

 

「e-POWER」車の燃費が悪い理由は、「苦手な高速走行」「冬の寒さ」「非力なエンジン」です。

 

  • 「e-POWER」車は高速走行が苦手

 

「セレナe-POWER」に限らず、高速走行は苦手なものです。

 

ただ、「セレナe-POWER」の場合は基本的にEV駆動なので、超高速走行になると空気抵抗、走行抵抗で著しく電力を消費します。

 

電力消費することで、ガソリンを使って充電用のエンジンが稼働するため燃費に影響します。

 

このように常に駆動力をかけ続ける場合は、ガソリンエンジンが有利で、ハイブリッドの場合、エンジンと駆動輪を直結するほうが合理的です。

 

ステップワゴンは複雑にはなるものの、この方式を採用しています。

 

ノアの場合はガソリン駆動ベースなので、効率は悪いながらもe-POWERシステムほどの悪化は示さないのです。

 

これが、3車種の中でセレナが特に高速走行が苦手な理由です。

 

 

  • 気温の影響を受けやすい

 

「セレナe-POWER」の良いところは、エンジンは発電用なので、バッテリーの充電が必要のない時にはエンジンを回さないところです。

 

だから、燃費が良いという当たり前のシステムなのです。

 

でも、エンジンにはもう一つの役割があります。

 

それは、暖房とエアコンのコンプレッサーの駆動力です。

 

だから、エアコンのコンプレッサーの駆動は電気でもできますが、その分発電機で電力を供給しなければなりません。

 

暖房の熱源はエンジンの熱ですから、寒い時は電気が必要なくてもエンジンを動かさなければなりません

 

こういう事情で、夏冬、特に厳冬期ではずかなり燃費が悪化するのです。

 

実燃費で冬季の数値が悪い理由がわかっていただけましたか。

 

  • 発電用エンジンが若干非力

 

「セレナe-POWER」は発電専用モーターを使っています。

 

このエンジンは基本的には燃費優先で発電しているのですが、高速運転の連続や長い坂道などモーター効率が悪い場合はフル回転になります。

 

そんな場合、排気量が小さいこともあって、エンジンを燃費優先でではなく効率優先の領域で使用することになり、これが燃費の悪化につながるのです。

 

 

では、だったらどのようにすればセレナの燃費を改善出来るのかについて見てみます。

 

セレナの燃費を改善する方法

セレナの燃費を改善する方法を「S-HYBRID」車と「e-POWER」車に分けて説明します。

 

「S-HYBRID」車の燃費を改善する方法

 

「セレナS-HYBRID」車の燃費の悪くないので、あまり改善は必要ありません。

 

室内の温度が約20℃以下か約30℃以上のときは自動的にアイドリングストップしなくなるので気温の影響への対策は難しいです。

 

エアコンがOFFのときはアイドリングストップしますがそこまでする必要はないでしょう。

 

ただ、エアコンの風量が最大のときにはアイドリングストップしなくなるので、対策としてはこのくらいでしょうか。

 

「e-POWER」車の燃費を改善する方法

 

「e-POWER」車の苦手な「高速走行」「冬の寒さ」「非力なエンジン」を踏まえた対策です。

 

  • 高速走行時

 

「セレナe-POWER」は高速走行が苦手なことを認識するべきです。

 

ただ、100キロ未満の高速走行ならそんなに燃費は悪くないので、別の項目で示した、次の2点を実践してみてください。

 

  1. 急な追い越しや、追い越し続けるような運転をしない
  2. 経済速度で常時アクセルを踏まない運転を心がける

 

  • 冬季の寒い時

 

これは、できるだけ暖房を使わないことです。

 

それはさすがに無理ですが、エアコンの設定温度を24℃以下に下げることで、エンジン作動頻度が下がる暖房省エネモードになります。

 

またドライブモードをECOモードにすると、暖房省エネモードになりますから、燃費は改善されるはずです。

 

この場合、設定温度を26℃以上にすると、暖房省エネモードをキャンセルできるので、寒さに震えるリスクもありません。

 

ぜひお試しください。

 

  • 発電用エンジンの非力に対応

 

「セレナe-POWER」の次期フルモデルチェンジでは発電用エンジンの排気量が拡大されるようなのでこの問題は改善されます。

 

ただ、今買っている、あるいは買おうとする「セレナe-POWER」は1200ccエンジンです。

 

この問題のポイントはエンジンを燃費優先の領域で動かすことです。

 

そのためにはエンジンが頑張って発電しなければならないというシチュエーションを避ければいいのです。

 

例示すると以下のような運転です。

 

  1. 高速道路でアクセルベタ踏み
  2. 長い上り坂の運転
  3. 急加速の連続

 

 

こういうことを避けるだけでもエンジンが経済的に稼働するはずです。

 

まとめ

 

セレナの燃費が悪すぎといいますが、「S-HYBRID車は同クラス並み以上です。

 

「e-POWER」車もハイブリッド車としてそこそこの燃費は示しています。

 

ただ「e-POWER」車は独自のハイブリッドシステムです。

 

燃費にメリットのある面もありますが、不利な面もあるのです。

 

そこを認識して運転すれば、燃費はさらに改善するはずです。

 

難しいことではありません。

 

ぜひ挑戦してみてください。

 

 

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