セレナハイウェイスターはセレナの中でも人気グレードです。
だから、買って間違いないと思うのですが、いざ買うとなるといろんなことが気になります。
セレナハイウェイスターで後悔したという話も聞きますからね。
ハイウェイスターはセレナのノーマル車より高いですし、買ってから後悔するのは嫌ですから、ここはしっかりチェックしておきたいところです。
この記事では、まず、ハイウェイスターはどんな車なのか、誕生時から紹介していきます。
そして、ハイウェイスターがノーマル車とどう違っていて、どこがデメリットなのかを確認します。
そのうえで、そのデメリットが買って後悔するほどのものなのかどうかをチェックしていきます。
さらに、セレナハイウェイスターで後悔するのはダサいからという話がありますのであわせて確認しておきましょう。
この記事を読んでいただくことで、セレナハイウェイスターを買って後悔することがないようにしていただけたらと思っています。
- セレナハイウェイスターの歴史とモデルチェンジの経緯
- セレナハイウェイスターのデメリットとその理由
- デメリットは後悔するほどのものか
- セレナハイウェイスターは後悔するほどダサいのか
目次
セレナハイウェイスターを買って後悔するってどんな車?
まず、買ったら後悔するとも言われているセレナハイウェイスターとはどんな車なのかを、誕生から紐解きながら見ていきましょう。
- 1996年オーテックジャパン扱いの特別仕様車として誕生
- 初代セレナ(C23)のマイナーチェンジでカタログモデルに
- 2代目セレナ(C24)では少しサイズアップ
- 3代目セレナ(C25)ではいったん廃止も3ナンバー化して再登場
- 4代目セレナ(C26)ではさらに大型化、マルチグレード化
- 5代目セレナ(C27)後期モデルでは独自のフロントグリルへ
- 6代目セレナ(C28)では豪華装備のLUXION投入
1996年オーテックジャパン扱いの特別仕様車として誕生
最初に、セレナハイウェイスターが誕生したところから紹介しますが、それは、1996年オーテックジャパン扱いの特別仕様車としてでした。
オーテックジャパンとは?
日産自動車の特装車の開発企画・製造を行っていた関連企業で、現在は日産モータースポーツ&カスタマイズに統合
引用元:https://www.autech.co.jp/history/sv/serena_highwaystar_1996.html
「シャープな走りを予感させる精悍なエアロパーツとダイナミックな専用ストライプ」とうたっているとおりの外観です。
専用装備は以下のようなものでした。
- フロントエアスポイラー
- サイドシルプロテクター
- ルーフスポイラー(LED式ハイマウントストップランプ付き)
- リアアンダープロテクター
- 専用大型ボディサイドストライプ&ステッカー
- 専用フルホイールカバー
- 専用左右独立収納式リモコンドアミラー(車体同色)
- 熱反射ルーフミラーブロンズガラス(セカンド・サード)
- 木目調パネル
現在のハイウェイスターと同じで、エアロを用いた精悍で迫力のある外観が売りでした。
初代セレナ(C23)のマイナーチェンジでカタログモデルに
次に、初代セレナ(C23)のマイナーチェンジでハイウェイスターはカスタムカーではなくセレナのカタログモデルになりました。
引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/
そのため、これ以降、オーテックジャパンの「カスタムカーのあゆみ」には記載がありません。
ハイウェイスターはセレナの1グレードになったのです。
そして、オーテックジャパン扱いのセレナのカスタムカーはライダー、AUTEC、ニスモなどになっていったのです。
ハイウェイスターの傾向はカスタムカー時代と変わらず、外観のスポーティさと精悍さ、迫力を押し出したものでした。
参考までに、通常グレードと比べてみましょう。
ハイウェイスター | 通常グレード |
引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/
雰囲気はずいぶん違います。
ただ、この頃のハイウェイスターのサイズは通常グレードと全く変わりませんでした。
2代目セレナ(C24)では少しサイズアップ
次に、2代目セレナ(C24)では、ハイウェイスターは少しだけサイズアップしました。
ハイウェイスター | 通常グレード |
引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/
当時はまだ5ナンバーにこだわっていたのでしょう。
1,695mmという全幅は変わりませんでしたが、全長は40mmだけ大きくなっています。
3代目セレナ(C25)ではいったん廃止も3ナンバー化して再登場
次に、3代目セレナ(C25)です。
3代目セレナ(C25)では、2005年5月のモデルチェンジ時点ではハイウェイスターは廃止されました。
ハイウェイスターの位置にはオーテックジャパン扱いのライダーがラインナップしていました。
これを見るとハイウェイスターの人気というか立ち位置というか、そのあたりはまだ確立されていなかったのかもしれません。
とはいえ、約1年後の2006年6月、ハイウェイスターは3ナンバーボディを引っ提げて戻ってきたのです。
ハイウェイスター | 通常グレード |
引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/
この当時のセレナは「鉄仮面」のフロントグリルだったのに対し、水平フィンがメッキ処理されたラジエーターグリルは別の車のようです。
フロントバンパー開口部バーもメッキ処理し、バンパー下部をボディ同色処理しています。
そして、迫力あるエアロのボリュームのせいか、全幅は1,725mmとはじめて5ナンバーの上限1,700mmを超え、3ナンバー車になりました。
全長も4,725mmとノーマルボディより75mm大きくなり、かなり大きな車体になったのです。
画像を見てもわかると思いますが、ボディが大きくなって迫力が出て不要になったのか、ハイウェイスターの特徴でもあった専用ストライプはなくなっています。
これ以降セレナのラインアップからハイウェイスターが消えることはありませんでした。
また、ノーマルボディは5ナンバー、ハイウェイスターは3ナンバーがお約束になりました。
4代目セレナ(C26)ではさらに大型化、マルチグレード化
次にセレナ(C26)では、さらに大型化、マルチグレード化しました。
ハイウェイスター | 通常グレード |
引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/
全長4,770mm、全幅1,735mmと3代目(C25)より一回り大きくなっています。
前期モデルでは充実装備のGとスポーティ仕様のハイウェイスターという立ち位置で、価格はGの方が高価でした。
後期モデルではハイウェイスターGという装備充実モデルが投入され、ハイウェイスターもマルチグレード化しました。
5代目セレナ(C27)後期モデルでは独自のフロントグリルへ
次に、5代目セレナ(C26)ですが、後期モデルでは独自のフロントグリルを装備することになりました。
前期ハイウェイスター | 前期通常グレード |
後期ハイウェイスター | 後期通常グレード |
引用元:https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/
前期モデルではフロントグリルのフィンの数や大きさ、フォグランプの違いはあってハイウェイスターの方が明らかに迫力はあります。
とはいえ、ぱっと見の雰囲気はあまり変わりません。
しかし、後期モデルのハイウェイスターはフロントグリルがとても大きくなり、クロームのタイル状の意匠も含めてアルファードの雰囲気さえ感じさせます。
迫力と存在感はぐっと上がっていて、遠目にもハイウェイスターということがわかるはずです。
ちなみに、フロントグリルVラインのブルーはe-POWER車特有の彩色です。
グレード構成は、最も多い時期でハイウェイスターG、ハイウェイスターV、ハイウェイスターと3つもありました。
6代目セレナ(C28)では豪華装備のLUXION投入
次に、6代目セレナ(C28)ですが、ハイウェイスターのボディで豪華装備のLUXIONが新たに投入されました。
LUXION | 通常グレード |
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/
LUXIONはe-POWERにしかなく、e-POWER ハイウェイスターVより100万円以上高いという豪華なグレードです。
外観はフェンダーフィニッシャーというボンネットとフェンダーの間のパネルがガンメタ塗装(ハイウェイスターVはブラック)されているくらいの違いでしょうか。
ハイウェイスターのボディは先代(C27)ほどの通常グレードとの違いはありませんが、フロングリルが圧倒的に大きくなっています。
ただ、ボディサイズは先代(C27)よりいささか小さくなっています。
区分 | C27 | C28 |
---|---|---|
全長 | 4,770mm | 4,765mm |
全幅 | 1,740mm | 1,715mm |
先代(C27)まではサイズが小さくなるということはありませんでしたから、少し意外な感じがしますね。
なお、新型セレナ(C28)ではグレードを絞ったこともあって、LUXION以外はガソリン車もe-POWER車も、ハイウェイスターVだけです。
セレナハイウェイスターの後悔するかもしれないデメリットとは?
では、セレナハイウェイスターのの後悔するかもしれないデメリットをチェックしましょう。
- 価格が高い
- 派手すぎて目立つ
- 燃費が悪い
- 加速が悪い
- バックモニターが見づらい
- 乗り降りがしづらい
価格が高い
まず、価格が高いという問題です。
セレナハイウェイスターのデメリットのうち「高価」というのは定価が高いのと、値引きが少なくて高い買い物をしてしまったという場合です。
車両本体価格が高い
セレナも決して安い車ではありませんが、ハイウェイスターは明らかに高価です。
下にノーマル車とハイウェイスターの車両本体価格をお示ししておきます。
新型セレナ(C28)
項目 | ノーマル車 | ハイウェイスター | 差額 |
---|---|---|---|
ガソリン車 | XV:3,088,800円 | V:3,269,200円 | 180,400円 |
e-power車 | XV:3,499,100円 | V:3,686,100円 | 187,000円 |
新型セレナ(C28)の場合、XVとハイウェイスターVの違いはエクステリアと内装だけの差ですから、比較としては妥当だと思います。
価格差は18万円ちょっとと、先代セレナ(C27)よりは縮小しています。
先代セレナ(C27)
項目 | ノーマル車 | ハイウェイスター | 差額 |
---|---|---|---|
ガソリン車 | XV:2,736,800円 | V:3,070,100円 | 333,300円 |
e-power車 | XV:3,226,300円 | V:3,582,700円 | 356,400円 |
先代セレナ(C27)の場合、比較対象がXVとハイウェイスターVでいいかという問題はあります。
というのも、ハイウェイスターVにはLEDヘッドランプやフォグランプというエクステリアやインテリア以外の装備が付いているからです。
そのせいか、ノーマル車と比べてハイウェイスターは、ざっくり30万円以上も高いのです。
値引きが少ない
セレナハイウェイスターの限界値引きが少ないわけではありません。
ノーマル車とハイウェイスターは限界値引き自体は変わらないのですが、ハイウェイスターの場合、顧客に「この車が欲しい」というオーラが出ている場合が多いのです。
ディーラーでも「欲しい」という気持ちが見て取れると値引きが少なくても買ってもらえると判断しますから、結果的に値引きが少なくて後悔する場合もあるのです。
派手すぎて目立つ
次に、派手すぎて目立つという問題です。
写真をみてもわかるように、セレナハイウェイスターもボリューム感がありますし、巨大なグリルも特徴的です。
新型セレナ(C28) | 先代セレナ(C27) |
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena.html https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior.html
ノーマル車もそれなりのスタイリングですが、セレナハイウェイスターの押し出しはかなりのもので、人よっては乗ることが恥ずかしくなるのかもしれません。
ただ、新型セレナ(C28)では派手さは控えめになっていますので、派手すぎて目立つというほどではないかもしれません。
燃費が悪い
次に、燃費が悪いという問題です。
セレナハイウェイスターに限らずセレナには燃費が悪いという評判があります。
詳しくは「セレナの燃費悪すぎの評判はe-POWERやハイブリッドでも?ノアなどライバル車との比較でも悪い?」をご覧ください。
単位(km/L)
区分 | 新型セレナ(C28) | 先代セレナ(C27) | ||
---|---|---|---|---|
ガソリン車 | e-POWER | S-HYBRID | e-POWER | |
WLTCモード | 13.0~13.4(11.6) | 18.4~20.6 | 13.2(11.8) | 17.2~18.0 |
実燃費 | 10.5 | 17.0 | 11.0 | 16.5 |
冬季 | 9.0 | 11.0 | 9.0 | 10.0 |
( )書きは4WD
ガソリン車の実燃費は同クラスのミニバンとあまり変わらず、確かに燃費がいいとは言えません。
新型セレナ(C28)になってもエンジンは変わっておらず、カタログ燃費も実燃費もあまり変わりません。
e-POWER車の方は実燃費は悪くないのですが、冬季は極端に悪くなりますし、超高速走行でも著しく燃費は悪化します。
新型セレナ(C28)になって、発電エンジンが1,198ccから1,433ccに大きくなり、第2世代e-POWERに進化しています。
ただ、燃費の点では驚くほどの向上はないようで、トヨタのハイブリッドには大きく立ち遅れています。
加速が悪い
次に、加速が悪いという問題です。
セレナハイウェイスターは加速が悪いといいます。
加速を評価するゼロヨン、つまり静止状態から400mを走るタイムですが、ベストカーの調査によると、e-powerが17秒ちょっと、ガソリン車が18秒半ばだそうです。
ゼロヨン17秒とか18秒半ばというと、ミニバンということを考えなけれな確かに加速は悪いというしかありません。
e-powerも加速がいいとはいいますが、ゼロヨンでは大したことはないようです。
バックモニターが見づらい
次に、バックモニターが見づらいという問題です。
セレナハイウェイスターはバックカメラモニターもアラウンドビューモニターも装着することができます。
ただ、先代セレナ(C27)では、このバックモニター等の画面がメータークラスター内にあるのです。
これが7インチと少しサイズが小さく、距離もあるので見えづらいという意見もあるようなのです。
引用元:https://www.goo-net.com/pit/shop/0202085/blog/244680
また、新型セレナ(C28)では、NissanConnectナビなし車はインテリジェントアラウンドビューモニターの映像は、インテリジェントルームミラーに表示されます。
引用元:https://faq2.nissan.co.jp/faq/show/61158?category_id=69&site_domain=default
こちらの場合も見づらいようですね。
乗り降りがしづらい
次に、乗り降りがしづらいという問題です。
セレナハイウェイスターに限らずセレナは乗り降りがしづらいという評判があります。
特に2列目が問題で、シート高が82~84センチもあり、同クラスのミニバンよりも高いのです。
区分 | 新型セレナ(C28) | 先代セレナ(C27) | |||
---|---|---|---|---|---|
2WD | 4WD | 2WD | 4WD | e-POWER | |
座面高 | 820mm | 845mm | 817mm | 830mm | 820mm |
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/
また、ステップ高といって路面からフロア面までの高さも480mmくらいあります。
これも乗降性に大きく影響しますが、ライバルのノア&ヴォクシーには大きく劣っていますし、ステップワゴンにも負けています。
確かに小さいお子さんやお年寄りにとては厳しいかもしれませんね。
セレナハイウェイスターのデメリットは後悔するほどのもの?
そんな、セレナハイウェイスターのデメリットは買って後悔するほどのもなのかどうかをチェックしていきます。
- 高価だから、値引きが小さかったから後悔する?
- 派手すぎて目立つから後悔する?
- 燃費が悪いから後悔する?
- 加速が悪いから後悔する?
- バックモニターが見づらいから後悔する?
- 乗り降りがしづらいから後悔する?
高価だから、値引きが小さかったから後悔する?
まず、高価だから、値引きが小さかったから後悔するかですが、値段そのものと値引きに分けて考えていきましょう。
高価だから後悔する?
派手なエアロが好みでなくて、エクステリアのカスタム化も考えていないならハイウェイスターは無駄な買い物です。
先代(C27)に限れば、ハイウェイスターVにはXVにないLEDヘッドランプとフォグランプが付いています。
ヘッドランプをLEDにしてフォグを付ければ10万円以上します。
ホイールとタイヤもノーマル車が196/65R15に対してハイウェイスターは195/60/R16(ガソリン車の4WDを除く)です。
ステアリングホイールだってハイウェイスターは本革巻きです。
これからは、新型(C28)、先代(C27)共通ですが、ハイウェイスターと同じようなグリルにするだけでも6万円前後しますし、エアロも入れれば20万円くらいでしょうか。
また、ジャガード織物/トリコット(撥水加工)&合皮コンビのシート、内装の加飾もあります。
こう考えると、価格差以上の装備が付いているので、内容をみれば割高とはいえません。
だからといって、エアロには見た目のかっこよさ以上の効果はありません(空力上の効果は期待してはいけない)から魅力を感じない人にとっては無駄な買い物です。
だから、高価だから後悔するかどうかは、買った人次第なのです。
値引きが小さいと後悔しないためのハイウェイスター値引き交渉のコツ
値引きが小さかったから後悔するのは当然です。
だって、同じものを人より高く買ったのですからね。
後悔したくなければ、しっかりと交渉して、他の人波の値引きをしてもらうことです。
そのコツをいくつかお示ししておきましょう。
《1 ハイウェイスターの値引き相場を把握する》
交渉をする前にハイウェイスターの値引き相場を把握しましょう。
直近のセレナの限界値引きは30万円程度と言われており、ハイウェイスターも同じようなものです。
これを知らずに。例えば100万円の値引きを要求しても相手にされませんし、値引き相場を知らなければ交渉にすらならないのです。
《2 ライバル車とどちらにするか悩んでいるふりをする》
前述のとおり「ハイウェイスターが欲しいので買いに来ました」というのがわかるとディーラーは値引きしようと思いません。
しかし、例えばライバル車のノアのS-Zとどちらにしようか迷っていると言えば、彼らはトヨタのディーラーと価格も含めて戦わなければならないのです。
ライバル車の見積もりを取って、「ハイウェイスターがいいのだけど、向こうの値引きがいいので悩んでいる」なんて言ってみるのは極めて有効なのです。
《3 交渉に時間をかけず、予算が合えばすぐにでも買いたい旨を告げる》
車の購入の交渉をむやみに長引かせるのは最悪です。
時は金なりですから、そんなことをしている間に買ってくれそうな顧客にセールスをかけた方がマシだからです。
ある程度の交渉は必要ですが、できるだけ早い時期に値引きを見込んだ自分の予算を告げて、「この数字ならすぐに印鑑を押す」くらいのことを言うと効果があるものです。
「即決」という言葉は営業の心に響くのです。
《4 決算時期、月末、ボーナス期、セールを狙う》
ディーラーにも自動車会社にも決算時期があって、そこで計数を閉めますから、少しでも台数をさばいて決算数値をあげたいものです。
このため、自動車会社からはマージンがあったりしますし、ディーラーでも値引きを緩めるのです。
月末やボーナス期でも値引きの拡大はあるので、決算時期も含めてこういう機会を狙えば値引きの上乗せが期待できます。
また、ディーラーのセールやイベント等では販売台数を増やしたいので値引きを拡大しますし、オプションなどの値引きがあったりしておすすめです。
派手すぎて目立つから後悔する?
次に、派手すぎて目立つから後悔するかです。
セレナハイウェイスターは派手すぎて目立つと思う方は買うべきではありません。
ただ、押し出しの強い社外品のエアロと違って、セレナハイウェイスターの外観は派手ではありますが抑制されたもので、非常に趣味のいいものです。
だから、高齢の方が乗られても、自分ではダサいと思っている方が乗られても、似合わないということはまずないのではないかと思われます、
自信をもって言いますが、セレナハイウェイスターは派手で目立ちすぎるということも、そのことで後悔することも無いと思いますよ。
そもそも、派手な車が嫌なら最初からハイウェイスターなんか選ぶべきではありません。
燃費が悪いから後悔する?
次に、燃費が悪いから後悔するかです。
セレナハイウェイスターが燃費が悪いというより、圧倒的に燃費がいいわけではないのは事実です。
S-HYBRIDの場合はアイドリングストップ+α程度の機構なので燃費改善効果には限界がありますし、割高なわけでもありません。
そもそも新型セレナ(C28)ではこのS-HYBRIDもやめてしまいましたけどね。
だから、このクラスのミニバンでリッター11キロくらいの実燃費ならまずまずと考えるべきでしょう。
e-POWERの方は燃費はいいのですが、その特性上冬季や超高速運転、長い上り坂は苦手です。
詳しくは「セレナe-POWERの燃費が悪い(高速や冬の暖房が影響)って本当?」に対策も含めて記載しています。
トヨタのスプリット方式(シリーズ・パラレルハイブリッド)では、EV走行が苦手な高速時や高付加時はエンジンで走行しますので、総合的な燃費ではかなうはずがありません。
そのかわり、システムがシンプルという大きな長所を持っています。
こうした欠点はありますが、特性も踏まえそれを知っていれば決して燃費が悪いわけではなく、燃費でそれほど後悔するとは思えません。
加速が悪いから後悔する?
次に、加速が悪いから後悔するかです。
セレナハイウェイスターは加速が悪いといいますが、それはあくまでも普通の車の尺度で測っての話です。
ハイウェイスターは見た目は速そうに見えますが、エンジンだって足回りだってミッションだって、ノーマルのセレナと変わらないのです。
ハイウェイスターという名前で走りを期待すると後悔するかもしれませんね。
速く走りたかったら、エンジンや足回りをチューニングしたNISMOのようなカスタムカーを買うべきです。
セレナのガソリン車は、燃費とのトレードオフで加速が犠牲にされているところがあり、ダルいと言われる加速を示すことは事実です。
1.5トンを大きく上回る車体を、燃費を気にしながら、2リッターエンジンで駆動するのですから、これが我慢できないならミニバンなんか買わない方がいいと思います。
それから、e-POWERのゼロヨンが思ったほど伸びないのは、ゼロヨンの後半では時速100キロ以上というe-POWERの苦手な常用域とはいえないスピードになるからです。
それが証拠に、e-POWERは0-100km/hについては非常に優秀な加速を示しているのです。
バックモニターが見づらいから後悔する?
次に、バックモニターが見づらいから後悔するかです。
セレナハイウェイスターはバックモニターが見づらいと言いますが、これは気になる人もいるというレベルだと思います。
ただ、気になる方は下記サイトにもあるようにナビ画面にアラウンドビューモニターも含めて映し出すことが可能ですので、試してみてください。
気にならなければ問題ありませんし、気になっても対策可能なので、後悔は必要ないと思われます。
バックモニターが見づらいということで、アラウンドビューモニターが付いていてナビがないなら、後付けでもアラウンドビューモニターを映し出すことは可能です。
社外ナビの場合はC27ならガソリン車限定でデータシステムの「RCA075N」、C28では市光工業「AV-C13FA」を使う必要がありますが。
このあたりの事情は「セレナのカーナビでおすすめは社外ナビ・純正ナビ?」をご覧ください。
乗り降りがしづらいから後悔する?
次に、乗り降りがしづらいから後悔するかです。
セレナハイウェイスターのシート高が高く、特に後席が高いのは事実です。
これはプラットフォームをテイクオーバーする限りは解消しない問題だと思われます。
だから、特に小さいお子さんにとって乗り降りしづらいのは間違いありません。
ただ、シート高が高いというのはアイポイントが高いというメリットがあるということでもあります。
お子さんもいつまでも小さいわけではありませんので、成長するまでの間乗り降りを手助けしてあげるとすれば、後悔するほどのデメリットではないのではないでしょうか。
セレナハイウェイスターで後悔するのはダサいから?
セレナハイウェイスターで後悔するのはダサいからという話も耳にしますが、どうやらこれはC27マイナーチェンジ後のハイウェイスターの評価のようなのです。
- セレナC27ハイウェイスターの前期・後期の見た目の違い
- セレナC27ハイウェイスターの前期・後期の売れ行き
- セレナC27ハイウェイスターの後期モデルはダサいか?
- セレナC28ハイウェイスターはダサいか?
セレナC27ハイウェイスターの前期・後期の見た目の違い
まず、セレナC27ハイウェイスターの前期・後期の見た目の違いですが、これは結構大きいものがあります。
C27前期ハイウェイスター | C27後期ハイウェイスター(e-POWER) |
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/NISSAN/SERENA/
フロントグリル部分が大きくなって、見方次第ですが、アルファードのようなオラオラの雰囲気と言えないこともありません。
セレナC27ハイウェイスターの前期・後期の売れ行き
次に、レナC27ハイウェイスターの前期・後期の売れ行きですが、( )書きはミニバンの中での順位です。
項目 | セレナ | ノア | ヴォクシー |
---|---|---|---|
2016年 | 73,502(3) | 54,826(4) | 91,868(2) |
2017年 | 84,433(4) | 56,082(5) | 88,753(3) |
2018年 | 99,865(1) | 56,719(9) | 90,759(3) |
2019年 | 92,956(2) | 52,684(8) | 88,012(4) |
2020年 | 68,648(6) | 45,434(7) | 69,517(5) |
2021年 | 58,954(5) | 44,211(8) | 70,085(3) |
セレナはC26前期の2019年7月までは好調で、ミニバン販売第1位と言っていたのもこの時期です。
8月にマイナーチェンジしたのですが、直前の月よりは販売台数が低迷し、後期は前期に比べてかなり売り上げが低迷しています。
この間ノア&ヴォクシーは2017年7月にマイナーチェンジしていますが、極端な売り上げの低迷はありません。
セレナの場合はハイウェイスターが販売台数の8割近くを占めているといいますから、この現象はハイウェイスターに原因があるのかもしれません。
セレナC27ハイウェイスターの後期モデルはダサいか?
次に、セレナC27ハイウェイスターの後期モデルはダサいかです。
前述のC27後期の販売の低迷は、マイナーチェンジによる値上がりや目に見えた改良が少なかったことも要因の一つと思われます。
ただ、一部ではマイナーチェンジ前のデザインの方が、端正でまとまりりがあったという意見もあるのです。
後期はフロントの押し出しが強めと言いながら、オラオラ顔というほどではなく、上質感も狙って中途半端という批判もあるのです。
マイナーチェンジ直後の9月は9,224台を売って「オラオラ顔」効果と言われたのですが、翌月からは4千台ちょっとと落ち込み、その後も8,000台の販売目標を下回っています。
このセレナらしくないオラオラ顔がダサいという意見もありますし、オラオラ顔が中途半端なところがダサいという見方もあり、そこが問題なのかもしれません。
ただ、こうした声はたくさんある口コミの中での意見の一つに過ぎず、後期ハイウェイスターのデザインを評価する意見もかなり多いのです。
要は自分で見てダサく見えるかどうかではないでしょうか。
セレナC28ハイウェイスターはダサいか?
次に、セレナC28ハイウェイスターはダサいかです。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena
セレナC28ハイウェイスターは、最近の流行は一応取り入れていて、非常に大きなフロントグリルに基本は細い横長のヘッドライトです。
しかし、C27ハイウェイスターのようなアルファードに寄せたような極端な意匠は施していません。
ヘッドライトについても、細目で横長ではありますが、上2段がロービームで3段目がハイビームという3段式のレイアウトです。
この配置はオリジナリティが高く、最近の流行とは一線を画して見えますので、少し孤高の感があります。
このため、迫力を押し付けるイメージがなく、むしろそうしたものを秘めた思慮深さえ感じさせるのではないでしょうか。
いろんな口コミを見ても、派手さがないという指摘はあってもダサいという声が少ないのは、そんな事情もあるのではないかと思われます。
総括:セレナハイウェイスターに後悔するほどのデメリットはある?ダサいから?
この記事でお伝えしたポイントを箇条書きでまとめました。
- ハイウェイスターは1996年にオーテックジャパン扱いの特別仕様車として誕生
- 初代セレナ(C23)のマイナーチェンジでカタログモデルになり、現行セレナ(C28)までラインナップに
- 専用のエアロなどでスポーティで迫力のあるスタイリングが特徴
- 高価、派手すぎ、燃費・加速が悪いなどが後悔するポイント
- 価格差は装備以上で、エクステリアも極端に派手すぎるわけではない
- 燃費、加速はこのクラスのミニバン並みだが、ハイウェイスターの名前を誤解すると後悔する可能性も
- セレナハイウェイスターでダサいと後悔するとすればC27後期モデルか
- アルファードに寄せたところ、寄せ切れていないところをダサいと見られている可能性あり
今後、車の乗り換えなど愛車を手放すことを検討されているのであれば↓の内容にも目を通して見てください。
既にご存知かもしれませんが、知らなかったのであれば愛車を相場より大幅に高く売却出来るかもしれません。
↓↓
セレナを限界値引から更に55万円安くなる方法!
新型セレナ(C28)が誕生してから1年以上が経過しました。
ただ、値引き額については思ったほど緩まっていません。
特にe-POWER車については値引き幅は抑えられています。
ただ、このような時にも限界と言われる値引きから更に安くセレナを購入する方法があります。
それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。
そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。
ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。
たったこれだけで、結果的に支払金額を抑えることができるのです。
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