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セレナe-POWERの自動車税はグリーン化税制によって9,000円に軽減されていました。

 

この9,000円の特例はいつまで有効なのでしょうか。

 

そして、Sハイブリッド車はどうなのでしょうか。

 

ここでは、グリーン化税制の仕組みを解説したうえで、セレナe-POWERの9,000円の特例はいつまで有効なのか、Sハイブリッド車はどうなのかを説明していきましょう。

 

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グリーン化税制について

 

ここではグリーン化税制とその具体的な軽減額を説明しておきます。

 

  1. グリーン化税制とは
  2. 2019年4月1日~2021年3月31日の減税条件と軽減額
  3. 2021年4月1日~2022年3月31日の減税条件と軽減額

 

グリーン化税制とは

 

2002年度から導入された都道府県税の「自動車税」に関する環境政策です。

 

ハイブリッド車、電気自動車に加え、排出ガス・燃費性能の優れた環境負荷の小さい自動車の自動車税を性能に応じて軽減します。

 

一方で、新規登録から一定の年数を経過した自動車の税率をガソリンエンジン車は13年、ディーゼルエンジン車は11年経過で約15%ほど税額を重くします。

 

自動車製造や配車に伴う環境負荷や、もったいない精神を、自動車の走行距離などは一切考慮しない、どちらかというと新車への乗り換えを促進する側面もある制度ですね。

 

 

2019年4月1日~2021年3月31日

 

2019年4月1日~2021年3月31日のグリーン化税制に伴う基準は以下のとおりです。

 

自動車の燃費性能等 軽減率
電気自動車等 税率を概ね75%軽減
2005年排出ガス基準75%低減

2020年度燃費基準+30%達成車

税率を概ね75%軽減
2005年排出ガス基準75%低減

2020年度燃費基準+10%達成車

税率を概ね50%軽減

 

セレナe-POWERの場合は、2020年度燃費基準+50%達成車なので、この「税率を概ね75%軽減」というのが適用されます。

 

ということは以下の計算式になります。

 

2019年9月30日までの新車登録 

 

34,500円―25,500円(軽減額)=9,000円(税額)

 

2019年10月1日以降の新車登録

 

30,500円―22,500円(軽減額)=8,000円(税額)

 

2019年10月1日以降は自動車税そのものが減税されたので、セレナe-POWERの税額は9,000円ではなく8,000円です。

 

この税額は取得年度の翌年度1年間に限って適用されます。

 

翌年度というのは取得月による不利益の発生を防ぐためですが、1年限りというのが少し残念なところです。

 

2020年度中に取得された方は2021年度の自動車税が8,000円になるわけです。

 

 

2021年4月1日~2023年3月31日

 

2021年4月1日~2023年3月31日のグリーン化税制に伴う基準は以下のとおりです。

 

自動車の燃費性能等 軽減率
電気自動車等 税率を概ね75%軽減

 

これは「令和3年度税制改正の大綱で以下のとおり記載されています。

 

自家用乗用車の税率を概ね100分の75軽減する特例措置について、軽油自動車を適用対象から除外し、電気自動車、天然ガス自動車及びプラグインハイブリッド自動車に限った措置とする

引用元:https://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2021/03taikou_04.htm

 

つまり、2021年4月1日の取得車は自家用車についてはグリーン化税制の対象外ということになります。

 

 

セレナe-POWERの9,000円の特例はいつまで有効?

 

以上申し上げてきたとおり、セレナe-POWERの9,000円もしくは8,000円の特例はについてはこれから購入される方には適用されません

 

また、セレナがモデルチェンジして燃費がいくら改善しても自動車税の75%減免=8,000円の自動車税になることはありません。

 

ただ、可能性があるとすればセレナe-POWERのがPHVが出たときです。

 

次期モデルチェンジ情報ではそんな噂はありませんが、プラットホームから違うEVよりは可能性があるかもしれません。

 

Sハイブリッドに自動車税の特例は?

 

ちなみにセレナでもSハイブリッドは2020年度燃費基準+0%達成車ですから、2019年4月1日~2021年3月31日の基準でも50%減免の対象にすら入っていませんでした。

 

セレナSハイブリッドでも発売当初はグリーン税制で50%の減免があったのですが、基準が急速に厳しくなってしまったのです。

 

Sハイブリッドについては、自動車税の特例はないことになりますね。

 

 

まとめ

 

セレナe-POWERの自動車税はグリーン化税制によって9,000円または8,000円に軽減されていましたが、2021年4月以降の登録車は対象外です。

 

ということは2021年3月までに登録された方までが8000円の恩恵にあずかれるということです。

 

ただ、それでもセレナe-POWERは重量税が50%減免で、登録後3年分はさらに50%減免ですし環境性能割もありません。

 

金額的にはこちらの方が大きいので、税金面のメリットは縮小してもまだ大きいと思います。

今後、車の乗り換えなど愛車を手放すことを検討されているのであればの内容にも目を通して見てください。

 

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