セレナの中古車を検討する中で、ライバル車と比べてセレナの中古車価格が安いと言われているのご存知ですか?
またその理由が気になりませんか?
この記事では、セレナが中古市場で比較的安価になる理由をお伝えします。
どれだけの年数セレナを乗ることができるのか、また購入時の注意点にも焦点を当てています。
セレナの魅力と潜在的なリスクを理解し、賢い選択をするための情報を提供します。
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- セレナの残価率が低い
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- 多数の流通量が影響
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- バッテリー寿命の懸念
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- 先進機能の故障リスク
目次
セレナの中古車価格が安いのか?理由はどうなのか?
まず最初にセレナの中古車価格が安いのかについて見ていきます。
理由が気になるところです。
中古車価格はリセールバリューが大きく影響していますので、セレナのリセールバリューから確認してみましょう。
セレナのリセールバリューは低い?
ミニバンの世界ではアルファードのリセールバリューは圧倒的ですが、セレナの2Lクラスのミニバンの中ではノア、ヴォクシーのリセールバリューが高いようです。
3年目のリセールバリューはAクラスで5年目でも同じようにAクラスで残価率は60%台を維持しています。
セレナの場合は3年目こそB+評価ですが、5年目はC評価で残価率は50%を切るほどです。
ただ、これはステップワゴンも同じ傾向で、セレナとステップワゴンは残価率に関しては拮抗しています。
では、セレナの中古車価格とライバル車であるノア、ヴォクシー、ステップワゴンの中古車価格を確認してみます。
セレナの中古車価格は安いのか?
セレナの中古車価格ですが、トヨタのノア、ヴォクシーに比べれば安いと言われていますが本当なのでしょうか?
セレナとライバルの中古車価格を確認してみます。
セレナの中古車価格
セレナの中古車価格をみていきますが、中古車というのは色やグレード、コンディションで違ってきますので、ざっくりした分析になるのはご容赦ください。
とりあえず5年落ちくらいまでということで、2017年式以降で走行距離5万キロ以内、補修歴なしという常識的な条件で確認してみた結果が以下のとおりです。
- 最低価格 145万円(2017年式X、Bなら127.9万円)
- 中間価格 239.8万円
- 最高価格 419.5万円(2021年式ePOWER ハイウェイスターV アルパインプレミアムパッケージ BIGX11インチナビ 12.8インチリアモニター ボディガラスコート等)
ノアの中古車価格
ノアの中古車価格も同じように見ていきました。
- 最低価格 155万円(2017年式X)
- 中間価格 261.8万円
- 最高価格 379万円(2021年式ハイブリッドSi ダブルバイビー3)
ステップワゴンの中古車価格
ステップワゴンの中古車価格も同じように見ていきましたがスパーダも入っています。
- 最低価格 145万円(2017年式G)
- 中間価格 269.8万円
- 最高価格 398万円(2021年式e:HEVスパーダ G:EX 10インチメモリーナビ 12.8インチ後席モニター)
ザクッとした比較ではありますが、ライバル車と比較するとセレナの中古車価格は低いようです。
次は、セレナの中古車価格に影響を与えると考えられる要因をみていきます。
セレナの中古車価格に影響を与える要因
セレナの中古車市場における価格低下の背景を深く掘り下げると、複数の具体的な要因が明らかになります。
1. 市場における供給過多
セレナは1991年の発売以来、長期にわたって市場に流通しており、特に人気を博した5代目に誕生したe-POWERモデルの存在が、中古市場における供給過多の一因と考えられます。
e-POWERへの乗り換えによって旧型セレナは、中古車市場に大量の供給をもたらし、結果として価格の下落に繋がっているとも考えられます。
2. ガソリンモデルの低人気
セレナはガソリンエンジンモデルとe-POWERモデルの2種類がありますが、e-POWERモデルの方がより人気があります。
その結果、ガソリンモデルの中古価格は相対的に低く設定される傾向にあります。
3. バッテリー寿命の問題
セレナに関して一部で言われているのはセレナe-POWERのバッテリーです。
e-POWERは駆動用バッテリーと発電用バッテリーがあり、バッテリーが寿命を迎えると走りません。
ハイブリッド車のバッテリーと同様に走行距離が10万キロ程度では寿命を迎えないと言われていますが、万が一バッテリーを新たに購入する必要があるかもと感じれば買い控えがおきるかもしれません。
このように感じる方が多ければ中古車価格にも影響が出るかもしれません。
とはいえ、影響が出る確率は低いと思います。
確かにトヨタの車の方が丈夫で長持ちすると言われているので、その影響は否定できません。
ただ、セレナとステップワゴンが同じ水準であること、あるいはセレナと同じ車体のスズキのランディが不振であることを考えるとそうとばかりは言えないようです。
アルファ―ドの好調さを考えると寿命云々よりは現行モデルの人気の影響の方が大きいのではないでしょか。
4. モデル固有の故障リスク
特定の故障、特にエンジンマウントやCVTアイドリングストップ、プロパイロット、自動ブレーキなどの問題がセレナには見られます。
これらの故障リスクは、中古車価格を押し下げる要因となります。
5. ライバル車種との競争
セレナは、トヨタのノアやヴォクシーなどの強力なライバル車種と競合しています。
これらの車種は、ブランド力や信頼性において高い評価を受けており、相対的にセレナの中古車価格が低く設定されることがあります。
人気のある車種は欲しい人が多いため価格は高くなりがちですが、人気がない車種はどうしても価格は安くなる傾向があります。
セレナの場合は、決して人気がない車ではありませんので、人気がなから中古車価格が安いというのは当てはまらないかもしれません。
次は、セレナに限らず中古車か確認影響を与える要因について確認しておきます。
一般的な中古車価格に影響を与える要因
セレナに限らず中古車か確認影響を与える要因については次用なことが考えられます。
1. 新モデルの影響
新しいモデルの登場は、旧型モデルの中古車価格に影響を与えます。
新型モデルには最新のテクノロジーやデザインが導入され、消費者の関心が高まるため、旧型モデルの中古車価格は相対的に低くなります。
2. 走行距離と年式の影響
走行距離が長く、年式が古いセレナの中古車は、一般的に価格が低く設定されます。
これは、車の状態が劣化しやすいためで、特に高い走行距離を持つ車は価値が低くなる傾向があります。
3. 外観や内装のコンディション
車の外観や内装の状態も、中古車価格に大きく影響します。傷や汚れ、劣化が目立つ車は、価値が下がります。
また、内装の状態が悪い車は、修復やリフレッシュに費用がかかるため、価格が下がることが一般的です。
セレナには何年乗れるのか?
セレナに一体何年乗れるのかですが、これはガソリン車とe-POWER車で別に考えてみましょう。
- セレナのガソリン車に一体何年乗れるのか?
- セレナe-POWERに一体何年乗れるのか?
セレナのガソリン車に一体何年乗れるのか?
セレナについては、基本的な部分については、昔のノアの1AZエンジンのオイルの異常消費のような致命的な欠陥はあまり報告されていません。
だから、自動車税が上がる13年経過くらいまでは余裕で乗れるはずですし、20万キロだって問題ないはずです。
その間、オルタネーター、燃料ポンプ、ウオーターポンプなどのパーツの交換は避けられないでしょう。
また、セレナはCVTが弱点という話もありますが、たいていの場合は数万円の部品交換ですむと言われています。
セレナの故障で良く報告されているのはアイドリングストップとかプロパイロットとか自動ブレーキなどの先進機能です。
基本的には修理可能な部分なので寿命にまで影響することは考えにくいと思います。
セレナe-POWERに一体何年乗れるのか?
セレナe-POWERに一体何年乗れるのかかはバッテリーを中心としたe-POWERが何年持つかです。
まずe-POWERにはメーカー特別保証として5年間または10万km走行のいずれか早い方までの保証を用意していますが、これはノアやはステップワゴンと同じです。
e-POWERの場合はリチウムイオン電池で、ノアのニッケル水素電池より寿命が長いと言われていますし、ノアでの電池交換の事例はほとんどないと言います。
また、仮に交換しても20万円を超えるくらいなので、交換もありなのですが、e-POWERの場合この電池の能力すべてを使っているわけではなく余裕をもって使っているのです。
ハイブリッド車の場合はガソリン車と同じとは言えませんが、プリウスは20万キロは平気と言いますので、それくらいは大丈夫なのではないでしょうか。
最後に中古車でセレナを買う時の注意点について見ておきます。
セレナを中古車で買う時の注意点
セレナの中古車は確かにお買い得なのですが、特にノア等と比べて問題があるわけではありません。
確かにトヨタ車は丈夫で長持ちという定評というか思い込みみたいなものはありますが、セレナが壊れやすかったり長持ちしないという評判はないのです。
ただ、セレナを新車を買うわけではないので、それなりの注意点はあります。
詳細は「セレナの中古車購入時の注意点とは?デメリットはない?」にまとめておりますが、要約すると下記の6点です。
- 修復歴を必ずチェック
- 必ず試乗する
- エンジンルームを必ずチェック
- 塗装の剥がれ、傷、へこみをチェック
- ホイール、タイヤをチェック
- 内装の汚れ、傷、臭いをチェック
上記に加えて下記の事項についても確認しておきます。
【追記】
1. 相場価格から大きく外れる車両は避ける
中古車の価格には相場が存在します。セレナも例外ではありません。相場より大幅に安い車両は、修復歴や水没歴などの問題がある可能性が高いです。同年式、同走行距離の車両と比較し、価格が異常に安い場合は慎重に判断しましょう。
2. スライドドアの状態を確認
セレナのような大型車両では、電動スライドドアが故障しやすい部分です。電動スライドドアの状態は特に注意してチェックすることが重要です。
3. e-POWER搭載車の場合はバッテリー状態の確認が必須
e-POWER搭載のセレナを選ぶ際は、バッテリーの状態を確認することが不可欠です。バッテリーの寿命は約10年とされており、中古で購入する場合は交換時期が近い可能性があります。バッテリーの状態は販売員に確認を依頼しましょう。
4. 短期間で売却する場合はリセールバリューを考慮
頻繁に車を乗り換える方は、リセールバリューの高いモデルを選ぶことが賢明です。セレナでは、特にハイウェイスターシリーズがおすすめです。
5. ガソリン車の人気の低さも理解しておく
セレナのガソリンモデルは、維持費や税制面での不利益から人気が低いことがあります。そのため、ガソリンモデルは比較的安価に購入できることがあります。
6. バッテリーの耐久性に注意
セレナのハイブリッドモデルは、バッテリーの耐久性が懸念されることがあります。特に古いモデルでは、バッテリーの交換が必要になる可能性が高くなります。
中古のセレナを選ぶ際は、価格やスライドドア、バッテリーの状態など、多くの点に注意を払う必要があります。
しかし、これらのポイントをしっかり押さえれば、セレナは中古車市場でのお買い得な選択肢の一つと言えるでしょう。
購入前には慎重な検討と確認を行い、最適なセレナを見つけましょう。
中古車セレナをお得に購入するタイミング
日産セレナの中古車を購入する際、最もお得なタイミングを見極めることが重要です。
ここでは、中古車セレナを購入するのに最適な時期を紹介します。
モデルチェンジ/マイナーチェンジ前
フルモデルチェンジやマイナーチェンジなど新しいモデルの発売前は、旧モデルの中古車が市場に多く出回ります。この時期には、価格が下がる傾向にあります。モデルチェンジが行われると、旧モデルの価格はさらに下がる可能性が高いです。そのため、モデルチェンジ前のタイミングを狙うのが賢明です。
決算期
多くの方がご存知だと思いますが自動車販売業界では、年度末や中間決算月に売り上げを伸ばそうとする傾向があります。この期間中には、値引きや特典が豊富になることが一般的です。その結果、中古車市場でも価格が下がることがあります。年度末や中間決算月は、特に注目すべき時期と言えるでしょう。但し、決算期に販売店の売上にならなければいけないので人気者など納期が長い車については注意が必要です。
閑散期
車の需要が低い季節、特に冬季や年末年始は、中古車市場も比較的静かになります。需要が低下すると、価格が下がることがあります。このような時期を狙うことで、お得に購入するチャンスが増えます。
新型モデル発表後
新型モデルが発表されると、旧モデルの中古車が価格を下げて市場に出回ることがあります。新型への需要が高まると、旧型は価格競争にさらされるため、購入者にとっては有利な条件が生まれやすいです。
中古車セレナを購入する際は、モデルチェンジ前、決算期、閑散期、新型モデル発表後のタイミングが特にお得です。これらの時期を狙って、賢い車選びをしましょう。
セレナの中古車価格相場とおすすめモデルとグレード
- セレナの購入平均相場
- 中古セレナ購入のポイント
- 中古車セレナ選び:おすすめモデルとグレード
セレナの購入平均相場
セレナは、その多様なグレードによって価格帯が大きく異なります。ここでは、購入時の平均相場に焦点を当ててみましょう。
C26型全体の相場
2010年から2016年にかけて販売された4代目セレナ(C26型)は、50万円~200万円の範囲です。
10年以上経過すると価格が100万円を下回る傾向があります。
20S
セレナの中で最も廉価なグレードで、購入相場は約50万円前後です。年式が新しいと価格は高くなります。
「ハイウェイスター
新しく人気のあるグレードで、相場は100万円~250万円です。
新しい中古車は200万円を超えることもあります。
全体的に、5年落ち以上のセレナは価格が下がる傾向にあります。
質が良く価格が手ごろな中古車を見つけることができれば、お得に購入できるチャンスです。
中古セレナ購入のポイント
中古セレナを安く、かつ安心して購入するためのポイントをいくつか紹介します。
4代目モデルの購入
現行モデルは6代目ですが、4代目モデルはコストパフォーマンスが高く、安全機能も備えています。
保証付きの車を選ぶ
特に「e-POWER」モデルは故障時のコストが高いため、保証付きを選ぶことが重要です。
スライドドアの動作確認
中古車ではスライドドアのトラブルが起こりやすいため、購入前には動作を確認しましょう。
中古車セレナ選び:おすすめモデルとグレード
5代目e-POWER
予算が200万円以上あれば、2018年にデビューした5代目e-POWERがおすすめです。
新車と比べて価格差があり、優れた予防安全性能を備えています。
ハイウェイスター
短期間の使用を考えている場合は、リセールバリューの高いハイウェイスターグレードが良い選択です。
4代目モデル
予算が100万円以下の場合は、2010年に発売された4代目モデルが適しています。
ライバル車と比べて価格が安く、性能も互角です。
セレナの中古車選びにおいては、自分の予算とニーズに合ったモデルを選ぶことが重要です。
上記の情報が参考になれば幸いです。
まとめ:セレナ中古が安い理由
セレナの中古が安い理由と購入時の注意点について見てきましたがポイントをまとめました。
- セレナのリセールバリューは比較的低い
- 他の2Lクラスのミニバンと比較して残価率が低い
- 5年後の残価率は約50%以下
- 流通量が多く、選択肢が豊富
- バッテリー寿命に関する不安が影響
- セレナe-POWERのバッテリー交換リスク
- ガソリン車は13年間問題なく乗れる可能性
- CVTが弱点だが修理可能
- アイドリングストップなどの先進機能に故障報告
- e-POWERは5年または10万kmのメーカー保証あり
- ハイブリッド車でも長期間使用可能
- 修復歴、試乗、エンジンルーム等のチェックが重要
中古車セレナを希望条件・最安で購入する方法
新型セレナ(C28)の発売が開始され早1年となり中古車市場には旧モデルの流通量が増えています。
セレナについてはこれまでのモデルについても人気のある車だったこともあり、お好みの条件に合う車選ぶことが出来る状況です。
中古車といっても新車価格が高騰しているため中古車価格も必然的に高くなる傾向にあります。
今回は、このような状態であっても、希望する条件でしかも最安で購入する方法を下記の記事にまとめました。
>>> 詳細はこちらから!
是非一度確認してみてください。
今後、車の乗り換えなど愛車を手放すことを検討されているのであれば↓の内容にも目を通して見てください。
既にご存知かもしれませんが、知らなかったのであれば愛車を相場より大幅に高く売却出来るかもしれません。
↓↓
セレナを限界値引から更に55万円安くなる方法!
新型セレナ(C28)が誕生してから1年以上が経過しました。
ただ、値引き額については思ったほど緩まっていません。
特にe-POWER車については値引き幅は抑えられています。
ただ、このような時にも限界と言われる値引きから更に安くセレナを購入する方法があります。
それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。
そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。
ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。
たったこれだけで、結果的に支払金額を抑えることができるのです。
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