セレナを買う時に一番重要なオプションはナビかもしれません。
ナビは本来のナビゲーション機能に加え、今では車内でエンタテインメントを楽しむための中核システムでもあるからです。
これに加えて、日産自慢のアラウンドビューモニターやバックカメラもナビの大画面で使いたいものです。
こうしたいろんなニーズに応えるため、セレナには10インチの大画面ナビが用意されています。
実は2018年モデルまでは今10インチの上位2モデルは9インチだったのですが、2019年もモデルからそろって10インチになったのです。
ここでは、まず、この純正ナビがどんなものかをご紹介します。
そのうえで、一番気になること、10インチのセレナ純正ナビを買って後悔しないかもチェックしておきましょう。
目次
セレナ10インチ純正ナビはどんなもの
セレナ10インチ純正ナビにはプレミアムモデルとベーシックといえ充実したモデルの2つがありますので、まず、これを紹介しましょう。
- セレナ専用10インチプレミアムモデル MM521D-L
- セレナ専用10インチプベーシックモデル MM321D-L
セレナ専用10インチプレミアムモデル MM521D-L
セレナ専用の10インチナビのうちプレミアムモデルがMM521D-Lです。
引用元:https://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/NAVI_AUDIO/NAVI/PREMIUM/index.html?size=10inch&car=serena
価格は税込323,000円ですが取付費込みですし、値引きも期待できますから、そこは割り引いて考えていいでしょう。
WXGAですからSD画質の美しい映像が楽しめますし、下位グレードと違ってブルーレイにも対応しています。
HDMI入力があるので、ビデオカメラの映像も見ることができますし、ミラーリングにも対応しており、スマートフォンの映像をナビや後席モニターで楽しむこともできます。
これは下位モデルには無い機能で、iphoneについても別売オプションの購入で対応できるようです。
Apple「CarPlay」とGoogle「Android Auto」には対応していませんが、この機能があれば必要ないかもしれません。
日産純正ナビでいいのは、アラウンドビューモニターがアドバンスドドライブアシストディスプレイの7インチディスプレイでなくナビ画面で見られることです。
アドバンスドドライブアシストディスプレイ内の7インチディスプレイ | MM521D-Lのナビ画面(イメージ) |
引用元:https://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/NAVI_AUDIO/NAVI/PREMIUM/index.html?size=10inch&car=serena
10インチの画面は7インチと比べて面積比約2.15倍ですから、見やすさの違いは歴然としています。
セレナ専用10インチプベーシックモデル MM321D-L
セレナ専用の10インチナビのうちベーシックモデルがMM321D-Lです。
引用元:https://www.nissan.co.jp/OPTIONAL-PARTS/NAVI_AUDIO/NAVI/BASIC/index.html?size=10inch&car=serena
ベーシックモデルとはいえ価格は税込279,074円で、上位モデルとあまり変わらず、ベーシックモデルとしてはなかなか高価です。
画像を見ると同じモデルかと思うほどで、WXGAなど基本的な機能は全く同じです。
2019年モデルからそろって9インチから10インチに拡大したところをみると大部分のパーツは共通なのかもしれません。
ナビの機能などほとんどの部分は同じなのですが、DVDは再生できるもののブルーレイは再生できませんからせっかくのWXGAの魅力半減です。
また、HDMI入力がありませんしアナログ入力もありませんので、上位機種ならできるミラリングにも対応不可です。
正確に言うと、外部入力アダプターでナビ背面からアナログ入力できる裏技はあるのですが、純正仕様では不可能です。
さらに、後席専用モニター映像出力がHDMIではなくアナログなのも残念なところです。
セレナ10インチ純正ナビを買って後悔しない?
セレナ10インチ純正ナビを紹介してきましたが、問題は買って後悔しないかどうかです。
- セレナ10インチ純正ナビは高い
- セレナ10インチ純正ナビは画面が小さい
- セレナ10インチ純正ナビはミラリングができない場合がある
セレナ10インチ純正ナビは高い
先ほど紹介したプレミアムモデルのMM521D-Lはパナソニック製ですが、同じ会社の「CN-F1X10BHD」は10万円台半ばから20万円台前半で買えます。
引用元:https://kakaku.com/item/K0001394144/images/
この製品も10インチWXGAでブルーレイ対応ですし、HDMI接続用中継ケーブルを付けておけばミラリングも可能です。
この製品のいいところは純正にはない有機ELディスプレイというところで、ブルーレイやスマホの動画なんかを観ると全然違うのではないかと思います。
また、純正ではないのでアラウンドビューモニターの画像が映せないのではという不安があるかもしれませんが、そんなことはありません。
「セレナカーナビのおすすめは社外ナビ・純正ナビ?C27後期は?」にも書いていますが、データシステムのRCA075Nを付ければ大丈夫なのです。
もちろんアラウンドビューモニターの装備が前提なのは言うまでもありません。
これはパナソニックの製品ですが、同じ程度の機能の製品なら純正品より汎用の社外モデルの方が安いのは間違いありません。
セレナ10インチ純正ナビは画面が小さい
セレナの10インチ純正ナビは普通の7インチくらいのナビに比べれば大画面です。
10インチのナビを出している会社の方が少なくて、パナソニックは出していますが、クラリオンは9インチ、パイオニアは10インチはあるもののセレナ用のものはありません。
しかし、大画面の人気は高いようで、セレナにも11インチのナビ、具体的にはアルパインのBIGX11を付けることができるのです。
引用元:https://www.alpine.co.jp/products/navi/ex11nx2-se-27-l-am-dr
11インチといえば10インチより1インチ大きいだけですが画面の面積は1.21倍と結構な違いです。
このBIGXはもともと純正置き換え前提ですからステアリングスイッチだろうとアラウンドビューモニターだろうと純正と同等に使えるのです。
惜しむらくはブルーレイ対応が無いことくらいでしょうか。
価格は純正の10インチベーシックモデル程度のようですが、大画面が好きな方には日産純正ナビは10インチとはいえ、小さく見えて後悔するかもしれませんね。
セレナ10インチ純正ナビはミラリングができない場合がある
セレナ10インチ純正ナビでもベーシックモデルはミラリングができません。
このモデルはブルーレイにも対応していませんしHDMI入力もありませんから、せっかくの10インチWXGAの画面が実にもったいない状態に陥るのです。
最近の社外品の上級モデルはオプションではあったにしてもHDMI入力は確保できますから普通にミラリング可能です。
セレナ10インチ純正ベーシックナビでもアナログ入力はできなくはないのですが、社外品ケーブルを使った裏ワザで正規にはできませんから、少し残念な仕様ですね。
また、Apple「CarPlay」とGoogle「Android Auto」には対応していませんので、ここを後悔する可能性はあるでしょう。
まとめ
日産に限らず純正ナビは社外品より高いですが、社外品を作っているメーカーが純正ナビを作っているわけですから信頼性に違いがあるわけではありません。
しかも、社外ナビは汎用品で大量に販売しますし競争も激しいですから、最新技術の投入も早く、機能的にも進んでいる場合が多いなど、かなりの優位性があります。
そんな中で純正を選ぶメリットは高い適合性と保証です。
カーナビも購入後時間が経てば壊れる可能性は高くなますし、高価なブルーレイドライブはよく故障するパーツとして有名です。
社外ナビの場合は1年保証ですが、純正ナビは3年保証で、日産の場合は「グッドプラス」という有料の延長保証ですが、7年まで保証してくれるのです。
純正ナビにして後悔するかどうかは、ほんとうはここまで考えて判断すべきなのです。
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