セレナ(C27)のボディカラーは何回か入れ替えが行われました。
その中にはカシミヤグレージュという色もあって、C27誕生時に新色として投入されました。
セレナカシミヤグレージュは、ユニークな色合いで注目を集める特別な塗装色でした。
グレーとベージュが融合したようなこの色は、洗練された印象を与え、多くの人々を魅了しています。
しかし、評判にもかかわらず、この色は廃盤となる運命にあります。
残念なことに2トーンは2019年8月のマイナーチェンジで廃止され、モノトーンもいつの間にかラインナップから消えてしまいました。
本記事では、セレナカシミヤグレージュの魅力、その色がどんな色なのか、そして廃盤に至る背景や評判について探ります。
- カシミヤグレージュはどんな色
- セレナカシミヤグレージュが廃盤になった理由
- セレナカシミヤグレージュの評判
- 色の特性と魅力
目次
セレナのカシミヤグレージュはどんな色だった?
まず、セレナのカシミヤグレージュはどんな色だったのでしょうか。
実際のカラーを紹介するとともに、汚れに強く傷も目立たないというこの色のメリットにについても言及しておきましょう。
- カシミヤグレージュってどんな色?
- カシミヤグレージュは汚れに強く傷も目立たない
カシミヤグレージュってどんな色?
セレナの「カシミヤグレージュ」はちょっと特殊な色なので新しい色と思われがちですが、現行セレナ(C27)の発売当初からの新色です。
カシミヤグレージュ モノトーン(不人気)
まず、カシミヤグレージュのモノトーンです。
引用元:http://history.nissan.co.jp/SERENA/C27/1608/SP/SERENA/VLP/TOP/index.html
このカラーは特別塗装色で、プラス44,000円という高級なカラーでした。
といっても、セレナで特別塗装色でないのは、当時は「ブリリアントシルバー」「アズライトブルー」「ダークメタルグレー」だけで単色9色中6色は有料色だったのです
「グレージュ」というのは造語で「gray+beige」、グレーとベージュの中間色とされています。
セレナのこの「カシミヤグレージュ」、「カシミヤ」という言葉が冠してある理由は不明ですが、一部では「不思議カラー」とも言われています。
見方によっては淡い金色にも見えますし、シルバーに柔らかいグレーが混ざっているふうにも見えますし、ピンクにも見えなくはありません。
セレナに他にないアイボリーやベージュが好きな方はこの色を選んでいたという情報もあります。
セレナの中では優しい色で、女性の人気を集めそうですが、独身女性でこの車を買われる方は少なく、家族の意見を集約すると脱落するのかもしれません。
そうした事情かどうかは推測の域を出ませんが、いろんなランキングで不人気カラーとしてあげられることが多かったのもこの「カシミヤグレージュ」でした。
個人的にはいい色と思いますし、白や黒のようにたくさん出回っている色に比べればオリジナリティがあると思うのですが、いかがでしょう。
カシミヤグレージュ/インペリアルアンバー 2トーン(落ち着いたグラデーションが人気)
カシミヤグレージュにはカシミヤグレージュ/インペリアルアンバーの2トーンもありました。
引用元:http://history.nissan.co.jp/SERENA/C27/1608/SP/SERENA/VLP/TOP/index.html
カシミヤグレージュとインペリアルアンバーの組み合わせは意外ですし、いずれも見かけない色です。
奇をてらった感は否めないのですが、2トーンの中ではマルーンレッド / ダイヤモンドブラックの2トーンよりは受けが良かったようなのです。
カシミヤグレージュの品のいい落ち着いた雰囲気と深いブラウン調との組み合わせが、ベース色に深みを与え大人好みのいいグラデーションになっているとの評価もあるのです。
ただ、残念ながらマルーンレッドの2トーンは残って、カシミヤグレージュのこの2トーンは廃盤になってしまいました。
カシミヤグレージュは汚れに強く傷も目立たない
セレナの「カシミヤグレージュ」は、シルバーほどではないですが、傷や汚れが目立ちにくい色です。
もともとシルバーと言えばシルバーですし、泥はねの色とも近い色ですから土汚れにも強いと言えます。
ブリリアントシルバーとは同じようなものでしょうがダークメタルグレーと比べれば汚れや傷に対してはこの「カシミヤグレージュ」の方が強いと思われます。
そういう意味では不人気色とさえ言われていなければ推しカラーなんですけどね。
セレナのカシミヤグレージュについてお伝えしてきましたが、カシミヤグレージュは廃盤になっています。
次は、カシミヤグレージュが廃盤になった背景についてみていきます。
セレナのカシミヤグレージュの廃盤は評判が悪かった?
カシミヤグレージュはどんな車種に採用されていたのかをチェックしたうえでセレナのカシミヤグレージュの廃盤は評判が悪かったからなのかを考えてみましょう。
- カシミヤグレージュはどんな車種に採用されていたの?
- 廃盤の理由は?評判が悪かったの?
カシミヤグレージュはどんな車種に採用されていたの?
カシミヤグレージュは正確には「カシミアグレージュチタンパールメタリック」と言いますが、採用されたのはセレナ以外にはスズキの「ランディ」しかありません。
現行ランディはトヨタのOEMでノアがベースですが、先代は日産のOEMで要するにセレナです。
ということは、カシミヤグレージュという色はセレナにしか使われなかったとても特殊な色だったのです。
廃盤の理由は?評判が悪かったの?
セレナC27前期モデルでは当然のようにしろと白と黒、「ブリリアントホワイトパール」と「ダイヤモンドブラック」が人気色でした。
一方で不人気色はこのカシミヤグレージュと「サンライズオレンジ」だったり「インペリアルアンバー」だったりするのですが、明確に不人気と記載されているのです。
また、不人気とは言われないまでもランキングは軒並み下位に沈んでいました。
口コミの中にはせっかく気に入って買ったのに女性が選ぶ色みたいと言われてへこんでいるという声さえあるのです。
結局廃盤になっしまったのですが、不人気色と言われていた「サンライズオレンジ」や「インペリアルアンバー」は未だにラインナップに残っています。
ボディカラーの入れ替えはユーザーの反応をみて判断すると言いますから、不人気が理由なのはおそらく間違いないのでしょう。
また、その後もセレナにはアイボリーやベージュのようなカラーはありませんので、セレナにはこうした色調は不要と判断したのかもしれません。
ただ、廃盤の正式なアナウンスは無く、モデル末期のラインナップ縮小の一環の可能性もあることは考えてもいいかもしれません。
まとめ:セレナカシミヤグレージュはどんな色?廃盤は評判が悪かったから?
「カシミヤグレージュ」自体は不人気色であったことは間違いありません。
ただ、これは売れているか売れていないかというだけで、「不人気色」=「悪い色」ではありません。
「カシミヤグレージュ」が不思議カラーと言われるくらい捉えどころのない色というのがマイナスに働いているのかもしれません。
アイボリーやベージュが好きな人なら向いていると思いますし、汚れや傷に強いという大きなメリットもあります。
ボディカラーは必ず実物を見るべきなのですが、特に「カシミヤグレージュ」は、日中、薄暮などいろんなシチュエーションでの確認をおすすめします。
興味があるなら、手間はかかっても、実物を見つけて中古車の展示場にでかけましょう。
この記事でお伝えしたセレナのカラーであるカシミヤグレージュに関するポイントを簡単にまとめてみました。
- グレーとベージュの中間色
- 特別塗装色で高価
- 汚れ傷目立ちにくい
- 不思議カラーとも
- 女性に人気のある色
- 不人気色で廃盤
- セレナとランディに採用
- 淡い金色に見える場合も
- オリジナリティがある色
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