新型セレナ(C28)には超高級グレードとして、新たにルキシオンが設定されました。
これまでも合皮シートなどを備えた「G」というゴージャスなグレードはありましたが、ルキシオンは比較にならない豪華さですし価格です。
ここではセレナルキシオンの違いをe-POWERの他グレードとの比較で整理していきます。
具体的には、エクステリア、インテリア、安全装備、機能装備でチェックしていきましょう。
目次
e-POWERの他グレードとのエクステリアの違い
まず、セレナルキシオンのエクステリアはe-POWERの他グレードとどう違うかです。
- ルキシオンとe-POWER X、XVとのエクステリアの違い
- ルキシオンとe-POWER ハイウェイスターVとのエクステリアの違い
ルキシオンとe-POWER X、XVとのエクステリアの違い
セレナ e-POWER ルキシオンはハイウェイスターの名前さえ付いていませんが、LXION・ハイウェイスター共通外装を使っています。
X、XVとはフロントグリル、フロントエアロバンパー、サイドシルスポイラー、リヤエアロバンパーが変わっていますから見た目はずいぶん違ってきます。
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e-POWER ルキシオン | e-POWER X、XV |
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior.html
バンパー形状もボリューム感もルキシオンが圧倒的ですし、サイドシルスポイラーで低重心なフォルムに見せています。
ルキシオンとe-POWER ハイウェイスターVとのエクステリアの違い
ルキシオンとe-POWER ハイウェイスターVとのエクステリアの違いはX、XVとの違いに比べればわずかなものです。
ヘッドライト横にあるフェンダーフィニッシャーが、ダークサテンというガンメタリック塗装になっている以外は「LUXION」のエンブレムだけです。
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e-POWER ルキシオン | e-POWER ハイウェイスターV |
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior.html
ブラックとガンメタの違い、さりげないでしょう。
e-POWERの他グレードとのインテリアの違い
次に、セレナルキシオンのインテリアはe-POWERの他グレードとどう違うかです。
- コクピットの違い
- シートの違い
- フィニッシャーの違い
- インストロア/ドアトリムクロスの違い
コクピットの違い
ルキシオンとe-POWERの他グレードのインテリアの違いの最大のものはコクピットです。
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e-POWER ルキシオン | e-POWER 他グレード |
これは後程説明しますが、e-POWER ルキシオンはアドバンスドドライブアシストディスプレイもナビも12.3インチのワイドタイプで2つ並んだところは壮観です。
まるで宇宙船かなにかのコクピットみたいで、日産は「統合型インターフェースディスプレイ」というのですが、まさに近未来的な景色です。
他グレードはオプションナビが9インチ、アドバンスドドライブアシストディスプレイが7インチですからこの雰囲気は出ませんね。
シートの違い
ルキシオンとe-POWERの他グレードとのシートの違いです。
7人乗りシート
ルキシオンは新型セレナ(C28)の中で唯一の7人乗りです。
先代セレナ(C27)のe-POWER車はすべて7人乗りでしたが、C28では8人乗り化されたのです。
セレナルキシオンの7人乗り化で何が違うかというと、2列目シートのキャプテンシート化です。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/seat_arrangement.html
シートのホールド性も高くなっていますが、極端に豪華なものにはなっていません。
シート素材
セレナはルキシオン、e-POWER、その他のグレードでシート素材が違います。
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e-POWER ルキシオン | e-POWER
ハイウェイスターV |
e-POWER X、XV |
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/seat.html
ルキシオンは合皮シートですし、ハイウェイスターVはジャガード織物/トリコット(撥水加工)&合皮コンビ、その他のグレードは織物/トリコットです。
見た目も質感もこの順番なのは言うまでもありません。
フィニッシャーの違い
セレナはルキシオン、e-POWER、その他のグレードでフィニッシャーの素材が違います。
ここでフィニッシャーというのはダッシュボード上段の手前部分の加飾のことです。
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e-POWER ルキシオン | e-POWER
ハイウェイスターV |
e-POWER X、XV |
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/seat.html
e-POWER X、XVは木目ではないブラックですが、e-POWER ハイウェイスターVはブラウン⽊⽬柄、ルキシオンはブラック⽊⽬柄です。
インストロア/ドアトリムクロスの違い
セレナはルキシオン、e-POWERはインストロア/ドアトリムクロスが施されており、合皮(ステッチ付)は同じですが色が違います。
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e-POWER ルキシオン | e-POWER ハイウェイスターV |
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/seat.html
ちなみに、インストロアというのはメーターの下の部分を横方向に走るパネルのことで、ルキシオンは白っぽい、e-POWER ハイウェイスターVは濃い色合いです。
e-POWERの他グレードとの安全装備の違い
次に、セレナルキシオンの安全装備はe-POWERの他グレードとどう違うかです。
- ルキシオンとe-POWERの他グレードとのプロパイロットの違い
- ルキシオンだけに付いている安全装備
ルキシオンとe-POWERの他グレードとのプロパイロットの違い
新型セレナ(C28)ではプロパイロットが全グレード標準装備になりました。
しかし、ルキシオンはプロパイロット2.0なのに対し他グレードはプロパイロット1.0です。
また、ルキシオンは「プロパイロット パーキング」や「プロパイロット リモートパーキング」「プロパイロット パーキング」も付いています。
プロパイロット2.0は1.0とは全く違い、車線変更追い越し支援、ナビ連動ルート走行が追加され、手放し運転も可能になっています。
カメラ・レーダー・ソナーの360度センシングで道路環境や車の状況に合わせた走りも可能です。
新たに採用された三眼カメラは標準・広角・望遠の3段階の機能があり、1.0で使われている単眼カメラよりも検知能力がはるかに高くなっています。
また、プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)でドライバーの異常を検知すると緊急停止し、緊急通報センターに接続して緊急車両を手配してくれます。
ルキシオンだけに付いている安全装備
ここでルキシオンだけに付いている安全装備を紹介しておきましょう。
アダプティブLEDヘッドライトシステム
対向車がいても周辺をハイビームで照射することができますし、ハイビームとロービームを自動で切り替えることも含め、視認性の高い状態を維持してくれます。
雨滴感応式車速感知無段間けつ式ワイパー
セレナには車速感知無段間けつ式ワイパーが付いていますが、ルキシオンだけは雨滴感応式にもなっています。
インテリジェント ルームミラー
車両後方のカメラ映像をミラー面に映し出すので、多人数乗車や荷物等で見にくくなったルームミラーの後方視界を改善してくれますし、天候などに影響されません。
インテリジェント アラウンドビューモニター(移動物 検知機能付)
上空から⾒下ろしたような映像を、ナビ画⾯やインテリジェントルームミラーに表示してくれますから、ひと⽬で周囲の状況がわかります。
また、⼈や⾃転⾞など周囲に動くものがあったときも、ブザーと表示で注意を促しますから、周囲の視界の悪いセレナでも安心です。
ヘッドアップディスプレイ
車の速度やナビの情報、プロパイロット2.0の動作状況など、必要な情報をフロントガラスに投影してくれますから、少ない視線移動で情報確認ができる安全装備です。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/performance_safety/safety.html
e-POWERの他グレードとの機能装備の違い
最後に、セレナルキシオンの機能装備はe-POWERの他グレードとどう違うかです。
- 統合型インターフェースディスプレイ
- ルキシオンだけに付いている機能装備
統合型インターフェースディスプレイ
ルキシオンだけに付いている統合型インターフェースディスプレイはそれぞれ12.3インチの「アドバンスドドライブアシストディスプレイ」とナビで構成されます。
引用元:https://www.nissan-global.com/JP/INNOVATION/TECHNOLOGY/ARCHIVE/IDI/
まず、メーターディスプレイとセンターディスプレイ(ナビ)を一体化することで、視線移動が容易になりますし、位置に応じた情報をわかりやすく表示することもできます。
地図情報も、センターディスプレイに詳細なものを表示し、メーターディスプレイには周辺マップを表示なんてことも可能なのです。
また、スワイプ操作でセンターディスプレイからメーターディスプレイへ情報を移動することがさえできますし、その情報はステアリングスイッチで操作できるのです。
これが可能なのは「統合型」の名のとおり、2つのディスプレイがイーサネットで接続され、高速で情報をやり取りすることが可能になっているからなのです。
引用元:https://www.nissan-global.com/JP/INNOVATION/TECHNOLOGY/ARCHIVE/IDI/
ルキシオンだけに付いている機能装備
ここでルキシオンだけに付いている機能装備を紹介しておきましょう。
センターコンソールボックス(アームレスト付)
セレナでもルキシオンだけにはセンターコンソールボックスが付いています。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior.html
セレナはe-POWERに限らず他のグレードはスマートマルチセンターシートをこの部分に動かすことで多彩なシートアレンジをを可能にしています。
このため、こんなセンターコンソールボックスを設置できないのですが、これがあると便利ですし、圧倒的に豪華に見えます。
ワイヤレス充電器
ルキシオンだけには電制シフトパネルの下にワイヤレス充電器が付いています。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/comfort.html
Qi対応スマートフォンのワイヤレス充電器はそう高価ではありませんが、見た目のすっきりさは比較になりません。
また、Qi対応スマートフォンを置いた時だけ⾃動判別して充電するので、他のものを置くスペースにも使えます。
ETC2.0ユニット(ビルトインタイプ)
ETC2.0ユニットは後付け可能ですが一体感はいいところですし、ETC2.0の売りである交通情報や運転支援情報も当然リアルタイムで受け取れます。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/navi_audio.html
ドライブレコーダー(前後セット)
前後セットになったドライブレコーダーは今どき珍しくありませんが、配線工事、見た目のすっきり具合、信頼性は違いますね。
引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/navi_audio.html
まとめ
セレナルキシオンの違いをe-POWERの他グレードと比べてみました。
エクステリアについてはハイウェイスターとさして違いはありませんし、インテリアも7人乗りになったことに伴う変更が大きいところです。
ただ、統合型インターフェースディスプレイの採用やプロパイロット2.0の搭載など機能面、安全面の違いは大きいものがあります。
オプション装着可能なものもありますが後付けは不可能かとんでもない金額がかかりますし、ヘッドアップディスプレイなどはオプションでも装着不可です。
ここはルキシオンを選ぶか、必要な装備に限定してオプションで対応するか、悩ましいところですね。
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既にご存知かもしれませんが、知らなかったのであれば愛車を相場より大幅に高く売却出来るかもしれません。
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2022年11月28日にセレナのフルモデルチェンジが実施されC28セレナが誕生しました。
フルモデルチェンジが実施されたこともあり、値引き額もかなり縮小されることが予想されます。
一般的に、フルモデルチェンジ直後やマイナーチェンジ直後の値引きは抑えられますが、そのような時にも限界と言われる値引きから更に安くセレナを購入する方法があります。
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