特集-最安購入方法 特集-e-POWER
特集-C28型 特集-C27型
特集-C26型 特集-C25型

新型セレナ(C28)が発表されましたね。

 

新型セレナ(C28)の誕生により同じミニバンの最大のライバルであるトヨタのノア&ヴォクシーとどちらを購入しようか悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

そこで、この記事では新型セレナ(C28)と2022年1月にフルモデルチェンジを実施した最大のライバル車であるノア&ヴォクシーを様々な視点からしっかりと比較してみます。

 

関連記事

目次

開く

新型セレナ(C28)とノア(ヴォクシー):スタイリングの比較

 

まず、新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーをスタイリングで比較していきましょう。

 

  1. 新型セレナ(C28)のスタイリング
  2. ノア&ヴォクシーのスタイリング
  3. 新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシー、どっちがカッコいい?

 

新型セレナ(C28)のスタイリング

 

セレナは先代(C27)までは、アルファードやノア&ヴォクシーの路線と同じでオラオラ顔とまではいいませんが、大きなグリルの迫力のあるフロントに進化していました。

 

それが、新型セレナ(C28)では、ハイウェイスターは少し大きめのグリルではあるものの、マットな雰囲気のブラックに変わっているのです。

 

コンプリートカーのAUTECは先代(C27)の雰囲気を継承しているのですが正規モデルはいずれも抑えた雰囲気です。

 

ただ、縦に並んだ3眼のヘッドライトの存在感ブラックのフロントグリルの醸し出す雰囲気はなかなか精悍です。

 

新型セレナ(ノーマル)

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior.html

 

新型セレナ(ハイウェイスター)

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/exterior.html

 

ノア&ヴォクシーのスタイリング

 

ライバルのノア&ヴォクシーのスタイリングです。

 

ノア

 

ノアの方は、押し出しの強いフロントグリルは相変わらずで、横3本のラインが立体的に前方にせり出しています

 

ヘッドライトは定番の横連タイプでさらに薄くなっています。

 

新型ノア(エアロモデル)

引用元:https://toyota.jp/noah/

 

ヴォクシー

 

新型ヴォクシーの方はブラックのフロントなのですが、その部分がとんでもなく大きいのが衝撃的でした。

 

これまではノアがオラオラ顔でヴォクシーはちょっと抑えた精悍さで勝負していたのですが、今回は逆転した雰囲気です。

 

横3眼のヘッドライト横方向に分割されたシーケンシャルランプアイラインがとても切れ長です。

 

メッシュグリルの下端には「薄暮灯」というフォグのようなものがあり、5点灯式というあまり見かけないデザインです。

 

新型ヴォクシー(エアロモデル)

引用元:https://toyota.jp/voxy/

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシー、どっちがカッコいい?

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーは方向性が明確に分かれましたね。

 

ノア&ヴォクシーは存在感と押し出しの強い顔というこれまでのトヨタの路線をさらに推し進めたデザインで正常進化といえばそうです。

 

ただ、ヴォクシーのデザインについては賛否両論で、評価する意見も多いのですが、ここまでするかという声もかなり聞こえてきています。

 

販売台数も先代はヴォクシーがノアを圧倒していたのに、モデルチェンジ後は若干ノアの売れ行きがいいのも気になるところです。

 

セレナの場合はC26からC27へのモデルチェンジC27後期へのマイナーチェンジでノア&ヴォクシーほどではないにしろ、同じような路線でした。

 

特にハイウェイスターは大きなフロントグリルにたくさんの銀色のプレートという、アルファードのような路線でした。

 

それが、今回は抑え目ながら精悍という路線に舵を切ってきましたが、オラオラ顔がカッコいいという価値感さえなければ、むしろよくできたエクステリアだと思います。

 

しかし、いい悪いを判断するのはマーケットですので、年明けから市場がどう評価するか楽しみですね。

 

新型セレナ(C28)とノア(ヴォクシー):インテリアの比較

 

次に、新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーをインテリアで比較していきましょう。

 

  1. 新型セレナ(C28)のインテリア
  2. ノア&ヴォクシーのインテリア
  3. 新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの内装、どっちが豪華で使いやすい?

 

新型セレナ(C28)のインテリア

 

新型セレナ(C28)のインテリアを見ていきましょう。

 

新型セレナ(C28)のインパネ

 

新型セレナ(C28)のインパネは様変わりです。

 

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior.html

 

まず目を引くのは12.3インチのアドバンスドドライブアシストディスプレイと12.3インチのNissanConnectナビゲーションシステムです。

 

この2つで「統合型インターフェースディスプレイ」を形成していて、同一水平面に2つの12.3インチディスプレイは壮観であり、近未来的です。

 

助手席を包み込むようなインパネ下端のグラマラスなラインも特徴的で、これまでのセレナのイメージを大きく変えています。

 

インパネ上部の先端には上級グレードでは木目調のパネルが、ドアトリムなどにはステッチ調のクロスで控えめに高級感を演出しています。

 

また、電制シフトの採用で、シフトレバーが無いのも特徴的です。

 

新型セレナ(C28)のシート

 

新型セレナ(C28)のルキシオンのシートは合皮シートです。

 

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/interior.html

 

さすがにレザーシートの質感、上質感は伝わってきます。

 

ハイウェイスターV、e-POWERハイウェイスターVはジャガード織物/トリコット(撥水加工)&合皮コンビ、下位グレードは織物/トリコットです。

 

新型セレナ(C28)の2列目シート

 

新型セレナ(C28)は8人乗りが標準で、ルキシオンだけが7人乗りなので、8人乗りの2列目シートはスマートマルチセンターシートを使った3人掛けです。

 

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/seat_arrangement.html

 

8人乗りの場合、これを活用した12種類のシートアレンジが提案されています。

 

ルキシオンだけは2列目シートはキャプテンシートです。

 

引用元:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/serena/interior/seat_arrangement.html

 

真ん中に乗車する必要が無いので、両脇が盛り上がってホールド感を高めていますが、よくあるキャプテンシートのような豪華さはありません

 

ノア&ヴォクシーのインテリア

 

ノア&ヴォクシーのインテリアを見ていきましょう。

 

ノア&ヴォクシーのインパネ

 

ノア&ヴォクシーのインパネはセレナに比べれば伝統的な雰囲気です。

 

引用元:https://toyota.jp/noah/feature/?padid=from_noah_feature_navi-menu_feature

 

ディスプレイオーディオは画像の10.5インチか8インチで普通の形状をしていますし、存在感のあるシフトレバーが目立ちます。

 

インパネではありませんがドア内側の操作パネルが飛び出しており、室内幅が狭いのはこのせいかもしれませんね。

 

最上級グレード「S-Z」「Z」ではインパネアッパーオーナメントやインパネオーナメント合成皮革巻きを使用していますから、非常に高級な雰囲気が出ていますね。

 

ノア&ヴォクシーのシート

 

ノア&ヴォクシーのシートは最上級グレード「S-Z」「Z」では合成皮革+ファブリックですので、そこそこの高級感は確保しています。

 

引用元:https://toyota.jp/noah/grade/

 

「S-G」「G」は上級ファブリック、「X」はファブリックになりますが、この辺りは普通の展開ですね。

 

ノア&ヴォクシーの2列目シート

 

ノア&ヴォクシーの場合は7人乗りがメインで、8人乗りは最上級グレードでは設定されていませんし、買われる方も少ないといいます。

 

2列目のシートは高機能なキャプテンシートで、オプションでオットマン(2WDのみ)やシートヒーターも装着できます。

 

 

両側アームレストやリクライニングも備え、ストレート超ロングスライドを活かして7種類のシートアレンジを提示しています。

 

一方の8人乗りでは6種類のシートアレンジを提案しています。

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの内装、どっちが豪華で使いやすい?

 

内装に関しては豪華さではトヨタの優位は動かせず、インパネの加飾の使い方など、全体的にはノア&ヴォクシーが優位でしょう。

 

シートに関してはセレナにはルキシオンの合皮シートがありますが、それを除外すればほぼ互角といえます。

 

ただ、2列目シートの豪華さ、快適さとなるとルキシオンといえどもノア&ヴォクシーの豪華なキャプテンシートにはかないません

 

一方で使いやすさという面では大きな違いは感じませんが、セレナの統合型インターフェイスディスプレーやシフトノブさえ無い電制シフトはどうでしょうか。

 

新しさや近未来的な雰囲気はいいのですが、特にボタンだけの電制シフトの操作感や誤操作のリスクは気になりますね。

 

シートアレンジについては、7人乗りと8人乗りの思想が違うので何とも言えませんが、スマートマルチセンターシートの便利さで、セレナに軍配が上がりそうです。

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーどっちが車中泊に向いている?

 

セレナも先代(C27)はe-POWERでもオプションのAC電源は100V100Wとノア&ヴォクシーの100V1500Wと比べると極めて貧弱でした。

 

しかし、新型セレナ(C28)のe-POWERでは同じ100V1500Wでインパネと荷室にコンセントが装備できるようになったので、ここでの差はありません

 

新型セレナ(C28)のいいところは、8人乗りベースなのでフルフラットが比較的平坦で2列目中央に穴が開かないことです。

 

ノア&ヴォクシーの場合はホールドのいいキャプテンシートの両脇の盛り上がりは邪魔ですし、シート間の隙間はどうにかしないと2人しか眠れません。

 

解決のしようはありますが、車中泊特性は新型セレナ(C28)に軍配が上がりそうです。

 

新型セレナ(C28)とノア(ヴォクシー):サイズの比較

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの外寸などのサイズを比較していきましょう。

 

  1. 外寸
  2. 内寸
  3. 荷室容量

 

外寸

 

5ナンバーの全長が4700mmまで、全幅が1700mmまでですから、お互い先代モデルまではこのサイズの中で目一杯の大きさを確保し、差がつきようがありませんでした。

 

しかし、新型ノア&ヴォクシーは3ナンバー化し、全長こそ4700mmを超えていませんが、全幅はそれなりに広がっています。

 

車種 全長 × 全幅 × 全高 ホイールベース 最小回転半径
新型セレナ(C28)

ノーマル

4695×1695×1870mm 2870mm 5.7m
新型セレナ(C28)

ハイウェイスター

4765×1715×1870mm
新型セレナ(C28)

ルキシオン

4765×1715×1885mm
ノア・

ヴォクシー

4695×1730×1895mm

(4695×1730×1925mm)

2850mm 5.5m

( )書きは4WD(セレナの4WDのデータは未公表)

 

新型セレナ(C28)の場合はハイウェイスター系は3ナンバーですが、これはエアロの大きさですので、ノア&ヴォクシーとは事情が違います。

 

ただ、3ナンバー化したといっても極端に外寸は変わっていないようです。

 

気になるのは新型セレナの最小回転半径が5.7mととても大きくなっていることです。

 

これはノア&ヴォクシーより10cm長かったホイールベースがさらに10cm拡大したことと扁平率を変えずにホイールサイズ、タイヤ幅等を拡大した結果だと思われます。

 

この差は取り回しの上では大きく影響するものと思われます。

 

内寸

 

一方で、室内サイズについては意外な結果になっています。

 

車種 室内長×室内幅×室内高
新型セレナ(C28) 3145mm×1545mm×1400mm

(ナビ装着時の室内長は3135mm)

ノア・ヴォクシー 2805mm×1470mm×1405mm

 

3ナンバー化でボディサイズが拡大したノア&ヴォクシーは室内長と室内幅で新型セレナ(C28)に負けているのです。

 

室内長は測り方次第であてにならないのですが、室内幅で負けているというのはさすがに気になります。

 

ちなみにノア&ヴォクシーの室内長×幅×高は、先代(80系)が2930×1540×1400mmですから、明らかに狭くなっているのです。

 

このデータを額面通り受け取ると室内サイズでは新型セレナ(C28)の圧勝です。

 

荷室容量

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの荷室容量です。

 

車種 荷室容量(3列目使用時)
新型セレナ(C28) サードシート最前端時 283L

サードシート最後端時 212L

ノア・ヴォクシー 298L

 

ノア&ヴォクシーの場合は先代(80系)が281Lでしたから、ここにはボディ拡大の効果が現れているようです。

 

サイズでならどちらを選ぶ?

 

外寸は見た目に大きな影響を与えますが、セレナにしてもハイウェイスターは3ナンバーなので、ここは見た目で選んでいいでしょう。

 

内寸については現行セレナ(C28)は先代(C27)と変わらないのですがノア&ヴォクシーの現行モデルは室内幅が妙に狭くなっています。

 

全グレード3ナンバー化したのに不思議なことですが、いずれも2列目のドアの内側の間隔を測っている公表データなので、間違いないでしょう。

 

となると室内サイズでいうなら意外なことにセレナ優位としか言いようがありませんが、最小回転半径の大きさによる取り回しの悪化は気がかりです。

 

新型セレナ(C28)とノア(ヴォクシー):動力性能の比較

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの動力性能の比較ですが、ガソリン車とハイブリッド車それぞれで比較していきましょう。

 

  1. ガソリン車の動力性能
  2. ハイブリッド車の動力性能
  3. 動力性能ならどちらを選ぶ?

 

ガソリン車の動力性能

 

新型セレナ(C28)もノア&ヴォクシーは2Lの自然吸気のエンジンですが、最高出力ではノア&ヴォクシーが圧倒します。

 

車種 最高出力 最大トルク
新型セレナ(C28) 110kW(150PS)

/6000rpm

200Nm(20.4kgm)

/4400rpm

ノア・ヴォクシー 125kW(170PS)

/6600rpm

202Nm(20.6kgm)

/4900rpm

 

ノア&ヴォクシーの場合、先代(80系)は最高出力 112kW(152ps)/6100rpm、最大トルク 193Nm(19.7kgm)/3800rpmとセレナと変わらないエンジンでした。

 

現行(90)ではダイナミックフォースエンジンであるM20A-FKS型を採用し、出力を出すには不利なロングストロークエンジンであるにもかかわらず圧倒的なスペックです。

 

このエンジン、最高出力が圧倒的に高いだけでなく熱効率40%というすごいエンジンです。

 

新型セレナ(C28)の場合は先代(C27)のエンジンをテイクオーバーしているので、ここでは大きな差がつけられているようです。

 

ハイブリッド車の動力性能

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーのハイブリッド車の動力性能の判断は難しいです。

 

車種 エンジン モーター
最高出力 最大トルク 最高出力 最大トルク
新型セレナ(C28) 72kW(98ps)

/5600rpm

123Nm(12.5kgm)

/5600rpm

120kW(163PS) 315Nm(32.1kgfm)
ノア・ヴォクシー 72kW(98ps)

/5200rpm

142Nm(14.5kgm)

/3600rpm

30kW(41PS) 84Nm(8.6kgfm)

 

というのも、ハイブリッドの方式が違うからで、セレナのe-POWERはモーターだけの出力ですが、ノア&ヴォクシーはモーターとエンジンが共働します。

 

先代モデルではノア&ヴォクシーに分があったようですが新型セレナ(C28)はモーターを大幅に強化しており、ノア&ヴォクシーはエンジン、モーター合算でもかないません

 

動力性能ならどちらを選ぶ?

 

ガソリン車ならダイナミックフォースエンジンのノア&ヴォクシーを選ぶしかないでしょう。

 

トヨタはじめてのTNGA設計のエンジンで、セレナのエンジンとは世代が違います。

 

ハイブリッドならモーター強化のセレナで、カタログデータなら強力なノア&ヴォクシーのガソリンエンジン車を凌駕します。

 

苦手な上り坂や高速は心配なので、発電エンジン強化でどうなったか、レビュー評価を注視していきたいですね。

 

新型セレナ(C28)とノア(ヴォクシー):走行性能の比較

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーはサスペンションに違いはありませんし、ホイールベースの違いも20mmです。

 

ただ、セレナがCプラットフォームを新型(C28)まで4代にわたって使ってきているのに対し、ノア&ヴォクシーはTNGAに基づいたGA-Cプラットフォームに一新しています。

 

新型セレナ(C28)一部作り替えて、車体の剛性も高めているといいますが、GA-Cプラットフォームはコンピュータの解析により骨格構造の最適化を図っています。

 

パワーユニットの搭載位置などのレイアウトも「低重心・低慣性」のコンセプトで再構築されていると言いますから、走行性能の面ではかなりの差が出そうです。

 

試乗レビューにおける評価が楽しみですね。

 

新型セレナ(C28)とノア(ヴォクシー):燃費の比較

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの燃費の比較、本来ならカタログ燃費と実燃費を比較すべきです。

 

ただ、新型セレナ(C28)には実燃費データはありませんので、カタログ燃費の比較にとどめます。

 

  1. ガソリン車の燃費
  2. ハイブリッド車の燃費
  3. 燃費ならどちらを選ぶ?

 

ガソリン車の燃費

 

ガソリン車の燃費については、ノア&ヴォクシーが新型セレナ(C28)を圧倒します。

 

車種 WLTCモード燃費
総合 市街地 郊外 高速道路
新型セレナ

(C28)

13.0~13.4 9.5~9.8 13.6~14.0 14.9~15.4
ノア・

ヴォクシー

15.0~15.1

(14.3~14.4)

11.4~11.5

(11.1~11.2)

15.3~15.5

(14.6~14.8)

16.9~17.1

(16.1~16.2)

( )書きは4WD(セレナの4WDのデータは未公表)

 

新しいダイナミックフォースエンジンはロングストロークエンジンで、本来は低速燃費のいいエンジンです。

 

データをみても市街地モードで大きく水をあけており、リッターあたり2キロというのはとんでもない差ですね。

 

ハイブリッド車の燃費

 

ハイブリッド車の燃費についても、ノア&ヴォクシーが新型セレナ(C28)を圧倒します。

 

車種 WLTCモード燃費
総合 市街地 郊外 高速道路
新型セレナ

(C28)

18.4~20.6 19.7~21.3 19.5~22.5 17.0~19.2
ノア・

ヴォクシー

23.0~23.4

(22.0)

22.0~22.6

(22.0)

25.0~25.4

(23.9)

22.1~22.5

(20.9)

( )書きは4WD(セレナe-POWERには4WDの設定なし)

 

e-POWERが得意な市街地でもノア&ヴォクシーが優位ですし、郊外や高速道路モードでは大きく水を開けられています

 

e-POWERのシリーズハイブリッドはトヨタのスプリットにかなわないのか、熟成の差なのかはわかりませんが、現時点ではセレナにとっては残念な数値です。

 

燃費ならどちらを選ぶ?

 

燃費についてはガソリン車、ハイブリッド車ともノア&ヴォクシーが圧倒しています。

 

その差は実燃費でもまず逆転するのが難しいほど大きく、実燃費との乖離が少ないと言われるトヨタならなおさらです。

 

ガソリン車はセレナはSハイブリッドを搭載しているのにノア&ヴォクシーはアイドリングストップさえ搭載していません。

 

このためEN規格ではあるもののバッテリー価格は安く、寿命も長いのですから、燃費で選ぶなら現状ではノア&ヴォクシーです。

 

新型セレナ(C28)とノア(ヴォクシー):安全装備の比較

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの安全装備を比較していきましょう。

 

  1. 新型セレナ(C28)の安全装備
  2. ノア&ヴォクシーの安全装備
  3. 安全装備ならどちらを選ぶ?

 

新型セレナ(C28)の安全装備

 

新型セレナ(C28)の安全装備は特に最高グレードのルキシオンで充実しています。

 

ルキシオンの安全装備

 

ルキシオンの安全装備については、「セレナルキシオンの違いをe-POWERの他グレードとの比較でまとめてみた!」をご覧ください。

 

ルキシオンだけにはプロパイロット2.0に加え、プロパイロット パーキング、プロパイロット リモートパーキングも付いています。

 

車線変更追い越し支援やナビ連動ルート走行の追加による手放し運転、カメラ・レーダー・ソナーの360度センシングによる道路環境や車の状況に合わせた走りも可能です。

 

対向車がいてもハイビームを自動制御するアダプティブLEDヘッドライトシステムや多人数乗車でも後方視界を確保できるインテリジェントルームミラーなども装備します。

 

インテリジェント アラウンドビューモニターも移動物検知機能付きですから、⼈や⾃転⾞など周囲に動くものがあったときも、ブザーと表示で注意を促してくれます。

 

ルキシオン以外の安全装備

 

ルキシオン以外の安全装備は全グレードにプロパイロット1.0が搭載された以外は大きな変化はありません。

 

ただ、先代(C27)の予防安全性能はNASVA(独立行政法人自動車事故対策機構)のアセスメントで満点を取っています。

 

検査内容は被害軽減ブレーキ(対車両・対歩行者)、車線逸脱抑制、後方視界情報、高機能前照灯、ペダル踏み間違い時加速抑制と必要な項目を網羅しています。

 

アセスメント時点も2019年ですから、性能的には問題無いとみていいでしょう。

 

ノア&ヴォクシーの安全装備

 

ノア&ヴォクシーの安全装備は先代(80系)の「Toyota Safety Sense C」から「Toyota Safety Sense」第2世代へと大きく進化しています。

 

プリクラッシュセーフティは昼間の自動二輪車にも拡大され、交差点で交差する車両や自動二輪車も検知が可能になりました。

 

歩行者の横断や飛び出しなどリスクの先読みし、歩行者・自転車に近付きすぎないような操作先行車両や前方のカーブへの減速操作のサポートも行ってくれます。

 

障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏み間違いを検知すると加速抑制を行ってくれますし。

 

アドバンストパークは前向き駐車にも対応し、ハイブリッド車はスマートキー携帯時に車外からスマートフォンで駐車や出庫を可能にするリモート機能を搭載しています。

 

またレーダークルーズコントロールやレーントレーシングアシスト作動中に認知・判断・操作を支援してくれるアドバンストドライブ(渋滞時支援」も搭載されています。

 

ノア&ヴォクシーの場合はセレナのようにプロパイロット2.0が前提ではありませんので、非搭載車種でもオプション装着が可能です。

 

また、予防安全性能はNASVAのアセスメントで満点を取っていますし、調査は2022年の新型モデルです。

 

安全装備ならどちらを選ぶ?

 

新型セレナ(C28)の場合はルキシオンを選べば安全装備も万全ですし、プロパイロット2.0は魅力ですが、何しろ高価です。

 

その他のグレードの装備は先代(C27)と変わらず、ノア&ヴォクシーと比べると見劣りしますが50万円前後出せばプロパイロット2.0も含めほとんどの装備が手に入ります。

 

ノア&ヴォクシーの場合は、例えば「アドバンストパーク」は全グレードに10万円程度でオプション装着可能ですが、すべてを網羅すると結構な費用がかかります。

 

安全装備をフル装備するなら新型セレナ(C28)の方がいいかもしれませんが、個々に選ぶならノア&ヴォクシーで、基本性能もこちらが上かもしれません。

 

 

新型セレナ(C28)とノア(ヴォクシー):価格の比較

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの価格の比較ですが、ガソリン車(2WD)、ハイブリッド車で比較していきましょう。

 

  1. ガソリン車の価格比較
  2. ハイブリッド車の価格比較
  3. 新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシー、どっちが安い?

 

ガソリン車の価格比較

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーのガソリン車の価格比較表です。

 

新型セレナ(C28) ノア&ヴォクシー
価格 グレード 価格 グレード
X 2,670,000円
X 2,768,700円
G 2,970,000円
S-G 3,040,000円
XV 3,088,800円
Z 3,240,000円
ハイウェイスターV 3,269,200円
S-Z 3,320,000円

 

新型セレナ(C28)の場合、「X」は集中ドアロックやリアヒーターが無い残念なグレードです。

 

ただ、ノア&ヴォクシーの「X」にはスマートエントリーがありませんし、最上級グレードでなければリアヒーターはありません。

 

素直に比べると、例えばエアロボディを買おうと思ったら、セレナの方が20万円も高いことがわかりますが、これは廉価版のハイウェイスターを設置しなかったためです。

 

また、ノーマルモデルの普通のグレードである「XV」と「G」を比べても12万円ほど割高です。

 

ハイブリッド車の価格比較

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーのハイブリッド車の価格比較表です。

 

新型セレナ(C28) ノア&ヴォクシー
価格 グレード 価格 グレード
HYBRID X 3,050,000円
e-POWER X 3,198,800円
HYBRID G 3,320,000円
HYBRID S-G 3,390,000円
e-POWER XV 3,499,100円
HYBRID Z 3,590,000円
HYBRID S-Z 3,670,000円
e-POWER

ハイウェイスターV

3,686,100円
e-POWER LUXION 4,798,200円

 

e-POWER LUXIONは別格なのですが、それ以外でもe-POWERの方が値付けが高く、ガソリン車より価格差が大きいことがわかります。

 

シリーズハイブリッドは比較的低コストのハイブリッドのはずだったのですが、どうしたのでしょうか。

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシー、どっちが安い?

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーのどっちが安いかと聞かれたら、現時点では間違いなくノア&ヴォクシーです。

 

というのも、例えばe-POWER XVなんかは先代(C27)では3,226,300円でしたから、HYBRID Gより安かったのですが、今は18万円も高いのです。

 

新型セレナ(C28)ではこのように大幅な値上げをした結果、ライバルのノア&ヴォクシーとの価格競争では非常に厳しい状況に置かれているのです。

 

ただこれはあくまで「現時点では」です。

 

というのも、ノア&ヴォクシーが発売されたのは2022年1月で、その後いろんなものの価格が上昇しているのはご承知のとおりです。

 

新型セレナ(C28)はこうしたことをある程度織り込み済みでしょうが、ノア&ヴォクシーがいつまでもこの価格を維持できる保証はないのです。

 

 

まとめ

 

新型セレナ(C28)に関する情報はまだ十分ではありませんが、判明している範囲内で記載してみました。

 

新型セレナ(C28)とノア&ヴォクシーの選択は難しいのですが、迫力ある外観を取るか、そこを抑えた端正な外観を取るかが重要かもしれません。

 

内装や安全装備につてはルキシオン以外のグレードには大差はありませんが、動力性能や燃費には見過ごせないくらいの差があります。

 

また、新型セレナ(C28)がかなり値上げした結果、ノア&ヴォクシーのが割安に見えるのも気になりますし、それがいつま続くかも心配です。

 

お示ししたように「悩む」ポイントは多岐にわたりますが、車選びで悩むのは楽しいもの、しっかり悩んで、後悔の無い車選びをしてください。

今後、車の乗り換えなど愛車を手放すことを検討されているのであればの内容にも目を通して見てください。

 

既にご存知かもしれませんが、知らなかったのであれば愛車を相場より大幅に高く売却出来るかもしれません。

↓↓

セレナを限界値引から更に55万円安くなる方法!

 

新型セレナ(C28)が誕生してから1年以上が経過しました。

 

ただ、値引き額については思ったほど緩まっていません。

 

特にe-POWER車については値引き幅は抑えられています。

 

ただ、このような時にも限界と言われる値引きから更に安くセレナを購入する方法があります。

 

それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。

 

そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。

 

>> 詳細はこちらからご覧いただけます!

 

ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。

 

たったこれだけで、結果的に支払金額を抑えることができるのです。

 

>>  目次ページに戻る

 

 



カテゴリー
タグ