セレナを買うときに悩むのはe-POWERにするかガソリン車(Sハイブリッド)にするかでしょう。
確かにe-POWERは燃費が圧倒的にいいのですが、購入時の価格も高いからです。
ここでは、そんなセレナe-POWERとセレナのガソリン車を、購入価格と維持費で比較します。
そのうえで、どちらがコスパが高いのかをチェックしていきます。
- セレナのe-POWERとガソリン車の購入価格の比較ができる
- セレナのe-POWERとガソリン車の維持費の具体的差異がわかる
- セレナのe-POWERとガソリン車のコスパが比較できる
- 走行距離による費用効果が明確
目次
セレナ e-POWERとガソリン車のどっちが良いか購入価格と維持費を比較
セレナのe-POWERとガソリン車のどっちが良いかを「購入価格」と「維持費」に分けて比較することで探っていきます。
セレナ e-POWERとガソリン車の購入価格比較
ここではセレナのe-POWERとガソリン車の購入価格をチェックします。
実際に支払う金額が大事ですので、ハイウエイスターVの乗り出し価格で比較していきます
項目 | e-POWER | ガソリン(Sハイブリッド) |
---|---|---|
値引き後の車両本体価格 | 3,327,700円 | 2,720,100円 |
オプション | 386,894円 | 386,894円 |
法定費用 | 61,150円 | 95,750円 |
手続き代行費用 | 50,414円 | 50,414円 |
乗り出し価格 | 3,826,158円 | 3,253,158円 |
乗り出し価格の詳細は「セレナ いくらで買った?ハイウェイスター V 乗り出し価格は?」をご覧ください。
「値引き後の車両本体価格」は限界値引きともいえる35万円を想定しています。
オプションは、先ほど紹介した記事と同様にナビ、ナビ連動ETC、セーフティパックA、フロアカーペットとして値引きも見込んでいます。
法定費用は12月登録で計算しています。
最終的にセレナ e-POWERとガソリン車の購入価格(乗り出し価格)の差は573,000円、これを毎年の維持費で回収できるかどうかがポイントです。
次は維持費の比較を行います。
セレナ e-POWERとガソリン車の維持費比較
ここでしゃ、維持費を「税金」「バッテリー代」「任意保険」「ガソリン代」として計算しています。
その結果、セレナのe-POWERとガソリン車(Sハイブリッド)の維持費の差はe-POWERの方が年間53,816円安いということになりました。
税金とバッテリーはe-POWERの方が安いのですが、任意保険が意外に高く、結局はガソリン代の差になってしまいました。
項目 | e-POWER | ガソリン(Sハイブリッド) |
---|---|---|
税金 | 40,500円 | 50,500円 |
バッテリー代 | 2,660円 | 11,100円 |
任意保険料 | 82,380円 | 68,020円 |
ガソリン代 | 101,818円 | 152,727円 |
合計 | 227,358円 | 282,347円 |
それぞれについてみていきます。
税金比較
税金については、e-POWER「40,500円」に対してガソリンは「50,500円」とe-POWERの方が1万円安くなっています。
税金のうち重量税は車検時に2年分払いますから、1年分としてその半分を算入しています。
バッテリー代比較
バッテリー代については、e-POWER「2,660円」に対してガソリンは「11,100円」とe-POWERの方が8440円安くなっています。
バッテリー代はe-POWERは「46B24L」という安いバッテリーでパナソニック製で7,980円、5年は使えそうですが3年でも2,660円として計算しています。
Sハイブリッドの方はアイドリングストップ用の「S-95」と「K-42」でユアサ製では2つで22,200円もします。
3年使えるかもしれませんが厳しく2年でみて11,100円です。
任意保険料比較
任意保険料については、e-POWER「82,380円」に対してガソリンは「68,020円」とガソリンの方が14,360円安くなっています。
任意保険料は初めて加入で30歳以上限定、日常レジャー使用、ブルー免許、車両保険込みです。
e-POWERの方がかなり高いのは対物賠償責任保険がガソリン車5に対して7、車両保険が8に対して10と割高だからです。
ガソリン代比較
ガソリン代については、e-POWER「101,818円」に対してガソリンは「152,727円」とe-POWERの方が50,909円安くなっています。
これはe-POWERが電気モーターを主な動力源として使用し、ガソリンエンジンは電力生成に専念するため、エネルギー効率が高いからです。
実燃費については、e-POWERが15~20km/L前後、ガソリン車は10km/L前後であるとの情報もありますが、ここではe-POWER16.5km/l、S-ハイブリッドは11km/lで置いています。
実燃費については「セレナの燃費悪すぎの評判はe-POWERやハイブリッドでも?ノアなどライバル車との比較でも悪い?」をご覧ください。
年間1万キロで、ガソリン価格は2021年12月8日時点の168.0円(資源エネルギー庁「石油製品価格調査の結果」)を使っています。
セレナe-POWERとガソリン車はどっちが良い?
ここでは、セレナのe-POWERとガソリン車のどっちが良いかをコスパで比較するのですが、乗り出し価格の方は何年乗ったらもとが取れるのかをまず確認します。
そして、年間の総行距離によるコスパも比較しておきます。
- セレナ e-POWERとガソリン車 何年乗ったらもとが取れる?
- セレナ e-POWERとガソリン車 年間何万キロならもとが取れる?
セレナ e-POWERとガソリン車 何年乗ったらもとが取れる?
セレナ e-POWERとガソリン車の維持費の差は年間1万キロ走行でe-POWERの方が年間53,816円安いという結果でした。
購入価格(乗り出し価格)方はe-POWERの方がは573,000円高いので、これではe-POWERは11年半乗らないと元が取れません。
そう考えると、年間1万キロ走行程度ならガソリン車の方がコスパは高いようです。
ちなみに、任意保険を車両保険無しにしたら、7,500円ほど差が縮まり、年間維持費の差が61,326円になります。
車両保険を除外すると9年半で購入価格の差は回収できますが、ガソリン車のコスパの良さは揺るぎそうにありません。
セレナ e-POWERとガソリン車 年間何万キロならもとが取れる?
仮に年間走行距離を2万キロにしたら、ガソリン代の差は50,909円ほど拡大し、年間維持費の差は104,725円に拡大します。
こうなると5年半で購入価格(乗り出し価格)の差は回収できますから、年間2万キロ走行される方ならe-POWERの方がコスパが高いと言っていいでしょう。
まあ、7年乗るとして年間1万6千キロ以上乗るようならe-POWERの方がコスパが高く、良いと言えそうです。
まとめ:セレナe-POWERとガソリン車どっちが良い?維持費を比較してみた
セレナe-POWERに限らず、燃費が良いハイブリッド車を買うときに気になるのは、本当にコスパが良いかです。
ハイブリッド車は確かに燃費は良いのですが、購入時の価格差も大きいからです。
新型のC28型セレナの場合、2WDの「e-POWER ハイウェイスターV」と「ハイウェイスターV」の価格差は約42万円です。
今回の結果をみると、年間の走行距離が1万6千キロあたりが境目のようですから、通勤距離が30キロ以上ある方は、e-POWERのコスパの恩恵にあずかそうです。
ただ、e-POWERを乗りつぶすつもりなら年間走行距離が1万キロ程度の使用でもOKですし、環境への貢献というお金には換算できないコスパも考えるべきかもしれません。
最後にこの記事でお伝えした内容のポイントを簡単にまとめました。
- e-POWERの方が購入価格が高い
- 維持費はe-POWERの方が安い
- 税金はe-POWERが安い
- バッテリー代はe-POWERが安い
- 任意保険はガソリン車が安い
- ガソリン代はe-POWERが安い
- e-POWERは11年半乗らないと元が取れない
- 年間2万キロなら5年半で元が取れる
今後、車の乗り換えなど愛車を手放すことを検討されているのであれば↓の内容にも目を通して見てください。
既にご存知かもしれませんが、知らなかったのであれば愛車を相場より大幅に高く売却出来るかもしれません。
↓↓
セレナを限界値引から更に55万円安くなる方法!
新型セレナ(C28)が誕生してから1年以上が経過しました。
ただ、値引き額については思ったほど緩まっていません。
特にe-POWER車については値引き幅は抑えられています。
ただ、このような時にも限界と言われる値引きから更に安くセレナを購入する方法があります。
それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。
そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。
ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。
たったこれだけで、結果的に支払金額を抑えることができるのです。
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