セレナ(C26)のカスタムカーといえばライダーです。
このライダー、エクステリアの素晴らしさに目が行きがちですが、ノーマルタイプとどう違うかは確認しておきたいところです。
また、セレナ(C26)でも前期、後期の違いも重要です。
ここでは、そんなセレナ(C26)ライダーのノーマルタイプとの違い前期、後期の違いをチェックしておきましょう。
目次
セレナ(C26)ライダーのノーマルタイプとの違い
まず、セレナ(C26)ライダーのノーマルタイプとの違いです
- セレナ(C26)ライダーとは
- エクステリアの違い
- インテリアの違い
- 走り、乗り味の違い(パフォーマンススペックは違う)
セレナ(C26)ライダーとは
セレナ(C26)ライダーというのは、当時のオーテックジャパンによるカスタムカー、いわゆるコンプリートカーです。
セレナにはエアロ・スポーツグレードとしてハイウエイスターがありますがあれは通常グレードです。
セレナ(C26)ライダーはライダーはセレナの下から2番目という比較的低いグレードのXをベースに内外装を大きくカスタム化したものなのです。
なお、2015年11月に投入された廉価版の「ライダー Sエディション」はS-HYBRIDを落としていますので、ベース車は「S]です。
エクステリアの違い
セレナのエクステリアのデザインが充実したグレードとしてはハイウェイスターがあります。
このハイウェイスターがセレナの面影をかなり残しているのに対して、ライダーは全く違う外観になってきます。
これはライダーがハイウェイスターではなくノーマルのセレナをベース車にしている以上仕方が無いことですが、明らかに攻撃的な面構えです。
このスペシャルな外観こそがセレナ(C26)ライダーの最大の特徴なのです。
通常のセレナ
セレナ ハイウェイスター
セレナ ライダー
インテリアの違い
セレナ(C26)ライダーのインテリアの違いは外観ほど大きくありません、
本革巻3本スポークステアリングにエンボス付スエード調モケット/トリコットのシート地に加えシフトやパワーウインドスイッチにシルバーカーボンの加飾くらいです。
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引用元:https://autoc-one.jp/nissan/serena/report-745268/0002.html
もちろん、ライダーにはいろんなバージョンがありますので、内装には違いが出てきます。
走り、乗り味の違い(パフォーマンススペックは違う)
セレナ(C26)ライダーの外観を見れば走りも違うとお考えでしょうが、確かにパフォーマンススペックのような特別仕様車にはボディチューンが施されています。
しかし、初期のライダーはタイヤ&ホイールこそハイウエイスターの195/65R15に対して少しだけホイールが大きくて低扁平な195/60R16にした程度でした。
当時はローダウンさえしていませんでしたから、セレナ(C26)ライダーはハイウェイスターと比べて際立った走りの差なんか出しようが無かったのです。
しかし、2011年10月に登場した「パフォーマンススペック」は違います。
引用元:https://autoc-one.jp/nissan/serena/report-887653/0002.html
セレナ(C26)パフォーマンススペックは以下の走りのチューンを施しているのです。
- ボディチューン(フロント、リアのクロスバー等)
- チューンドサスペンション(ヤマハ製のパフォーマンスダンパー)
- 17インチダーク調光輝アルミホイール&高性能タイヤ(ヨコハマアドバンスポーツ)
これだけのことをすると走り、乗り味が大きく変わりそうなものですが、高重心のミニバンのふわふわ感やローリングを抑える方向のセッティングになっています。
このため、過度にスポーティな味付けではなく、乗り心地はハイウェイスターには劣るものの、先代のパフォーマンススペックに比べると大きく向上しているようです。
高速走行の特性は良く、固い乗り心地も緩和され、ボディの揺れやローリングのおさまりも早いので、むしろハイウエイスターよりも乗り心地はいいようです。
普通のライダーも2012年8月からは2WDに限ってですがローダウンを加えていますので、多少走りが固くなったはずです。
セレナ(C26)ライダーの特別装備
セレナ(C26)ライダーの装備は時期やグレードによって違いがあるのですが、標準的なライダーの特別装備を紹介しておきましょう。
《エクステリア》
- ハロゲンフォグランプ〈フロントバンパー組込み〉
- 高輝度LEDリヤコンビネーションランプ
- 専用フロントグリル
- 専用フロントバンパー
- 専用バンパーグリル
- 専用リヤバンパー
- 専用エンブレム
- 専用スポーツマフラー〈HKS製〉
- 195/60R16 89Hタイヤ&専用16インチ光輝アルミホイール(FF)
- 195/65R15 91Sタイヤ&専用15インチアルミホイール(4WD)
- 専用サスペンション(FFのみローダウン)
《インテリア》
- 本革巻3本スポークステアリング
- 専用インストシフトフィニッシャー〈シルバーカーボン調〉
- 専用パワーウインドウスイッチフィニッシャー〈シルバーカーボン調〉
- 専用シート地(エンボス付スエード調モケット/トリコット〔ブラック〈G〉〕)
セレナ(C26)ライダーはお買い得なのか?
セレナ(C26)ライダーのベース車はXです。
それで、FFでみると、Xの当時の価格が2,452,680円、ライダーが2,997,000円ですから、55万円近くライダーの方が高いということになります。
同じスペシャリティカーであるハイウェイスターが2,641,680円であることを考えると、足回りを多少いじっているにしろこの価格差は大きいとしか言いようがありません。
ハイウェイスターとの価格差も36万円程度もあるのです。
ただ、見た目の違いはとても大きいので、オリジナリティ、こだわりという意味ではライダーを選ぶ意味はあるでしょう。
ただ、中古車を買うなら話は別です。この価格差は大きく縮まってくるからです。
というのも、ライダーの場合、リセールバリューが特別に高いわけではないので、中古車市場では価格が接近してくるのです。
セレナ(C26)ライダーの前期・後期の違い
セレナ(C26)ライダーの前期・後期の違いですが、ライダーにはいろんなタイプがあります。
ここではベーシックなライダー S-HYBRIDでまずスタイリングの違いをお示ししましょう。
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C26セレナライダー S-HYBRID(前期) | C26セレナライダー S-HYBRID(後期) |
引用元:https://www.goo-net.com/catalog/NISSAN/SERENA/
ヘッドライトの違いはベース車のものですが、大きな違いはフロントバンパーのシルバーの部分の造形です。
後期ライダーの方が迫力がある気がします。
それでは、前期・後期の主なライダーを紹介していきますので、そのあたりでスタイリング以外の違いを読み取ってください。
《前期》
- ライダー(2010年11月〉
- ライダーJパッケージ(2012年12月:ライダーの廉価版でアイドリングストップ、VDC、ヒルスタートアシスト等を落とし、サイドターンランプをフェンダー部へ変更)
- ライダー パフォーマンススペック(2011年10月:ボディチューン、チューンドサスペンション、17インチタイヤ&ホイール〉
- ライダー ブラックライン(2011年10月:フロントグリル、バンパーグリル、ヘッドランプフィニッシャーにダーククロム、専用ダークエンブレム、キセノンヘッドランプ、両側ワンタッチオートスライドドア)
- ライダー パフォーマンススペック ブラックライン(2011年10月:パフォーマンススペック、ブラックラインの特別装備)
- ライダー(2012年8月:専用サスペンション、2WD車はローダウン、助手席側ワンタッチパワースライドドア、2列目シートのパーソナルテーブル)
- ライダー パフォーマンススペック、ライダー ブラックライン、ライダー パフォーマンススペック ブラックライン(2012年8月:ライダーと同様に拡充)
《後期》
- ライダー、パフォーマンススペック、ブラックライン、パフォーマンススペック ブラックライン(2013年12月:フロントまわり、アルミホイール、インテリアの加飾を変更)
- ライダー ブラックラインZZ(2014年5月:ブラックライン装備に専用フロントプロテクターと専用LEDデイタイムランニングライト、LEDフォグランプ専用バックドアモールを追加)
- ライダー パフォーマンススペック ブラックラインZZ(2014年5月:同様の装備を追加)
- ライダー Sエディション(2015年11月:プッシュエンジンスターター、インテリジェントキー、助手席側ワンタッチパワースライドドアを装備)
見た目の違いはノーマル、ブラックライン、ブラックラインZZで明確です。
これは2014年のブラックラインZZですが、迫力はなかなかのものです。
引用元:https://autoc-one.jp/news/1754046/
まとめ
セレナ(C26)ライダーはお買い得かと聞かれれば、お買い得ではないと言わざるを得ません。
ただ、カスタムカーというのは自分だけのこだわりのセレナに乗るということなら話は別です。
そのためにベース車より50万円ちょっと、ハイウェイスターより30万円ちょっと高いというのは、十分アリなのかもしれませんね。
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