セレナe-powerは燃費が良く、圧倒的なモーターのパワーで大人気なのですが、一つだけ嫌なうわさがあります。
セレナe-powerは峠・山道など坂道が苦手だというのです。パワーがあるのになぜ?
ここでは、そのうわさの真偽を確認するとともに、バッテリー切れや劣化で登れないという具体的な情報についてもチェックしていきます。
目次
セレナe-powerは峠・山道など坂道が苦手?
セレナe-powerは峠・山道など坂道が苦手という噂がありますが、実は半分は正しくて半分間違っているのです。
ここでは、峠・山道とはいいますが、2つのシチュエーションで考えてみます。
- セレナe-powerは下り坂や適度なアップダウンは得意
- セレナe-powerは長い上り坂は苦手
セレナe-powerは下り坂や適度なアップダウンは得意
セレナe-powerはワンペダルです。
下り坂ではペダルを戻すと回生ブレーキが効いてきますから、減速しながらバッテリーにチャージできるというセレナe-powerの本領発揮のシチュエーションです。
ここで、バッテリーにしっかり充電して上り坂をこなすような適度なアップダウンでは、充電分のバッテリーアシストで圧倒的なトルクを発揮して力強く坂を登ります。
ただ、セレナのバッテリーは決して大きくありません。
バッテリーがいっぱいになった場合は、エンジンを空回しして放電するのですが、それでも回生ブレーキの効きが悪くなるので注意が必要です。
だから、あまりにも長い下り坂はセレナe-powerは実は得意とばかりは言えないのです。
セレナe-powerは長い上り坂は苦手
セレナe-powerはバッテリーだけで走行できるときはエンジンを止めて走ります。
一方、パワーが必要な発進時や上り坂、高速走行、急加速時には発電機のパワー+バッテリーのパワーでモーターをフルスペックで駆動します。
このモーターは最高出力100kW(136PS)最大トルク 320Nm(32.6kgfm)というもので、最大トルクは3L車に相当する圧倒的なパワーです。
ただ、このパワーが出せるのは潤沢な電力供給が前提です。
上り坂では大きな電力が必要なのに発電能力には限りがある、ということで、セレナe-powerは長い上り坂は苦手というか、そういう懸念があるのです。
セレナe-powerはバッテリー切れや劣化で坂が登れない?
セレナe-powerはバッテリー切れや劣化で坂が登れないという話がありますので、それぞれにチェックしておきましょう。
- セレナe-powerはバッテリー切れで坂が登れない?
- セレナe-powerはバッテリー劣化で坂が登れない?
セレナe-powerはバッテリー切れで坂が登れない?
ここでは、実際に登れるかどうかを説明したうえで、実際にやってみたっ結果を初回しておきましょう。
セレナe-powerはバッテリー切れで坂が登れない理由がある?
セレナe-powerがバッテリー切れで坂が登れないということは、十分ありうる話です。
ただ、坂が完全に登れないわけではなくて、普通のセレナよりはゆっくりになってしまうのです。
というのも、セレナe-powerのエンジンは1.2Lのエンジンで、最高出力62kW(84PS)/6000rpm、最大トルク 103Nm(10.5kgfm)/3200-5200rpmです。
発電効率がいいと言っても、バッテリーアシストがなければ、1L~1.2Lのエンジンで1.7トンを超える車体を駆動するのですから止むを得ないでしょう。
ただ、セレナe-powerにはチャージモードがあり、強制的にエンジンを始動し、リチウムイオンバッテリーの充電を行うことができます。
長い上り坂の前にはチャージモードでバッテリーをいっぱいにして、なるべく高速で坂に入るように心がければ、この問題はかなり解消するはずです。
セレナe-powerでバッテリー切れの状態で坂を上ると?
セレナe-powerでバッテリー切れの状態で坂を上った記事を紹介しておきます。
関越道の赤坂の上り坂という1kmで30m上がる3%という高速道路ではそこそこきつい場面ですが、少し加速は悪くなるにしろ、そこそこ登っていくようです。
https://autoc-one.jp/nissan/serena/report-5002113/
高速道路の傾斜は設計上6~7%が限度と言われていますが、セレナe-powerは標高1000mの箱根ターンパイクを登れる設計だそうです。
箱根ターンパイクは平均勾配7%と言われていますから、たいていの坂は上れるとみていいでしょう。
ただ、勾配20%の坂は上れなかったという報告も上がっていますから、あんまりな坂は上れない可能性はありますね。
セレナe-powerはバッテリー劣化で坂が登れない?
セレナe-powerがバッテリーの劣化で坂が登れないという情報はありません。
まだ、発売から日が浅く、ニッケル水素電池ほどではないにしても耐久性の高いリチウムイオン電池が劣化するほどには早すぎるのかもしれません。
まとめ
長い坂道はハイブリッド車にとっては鬼門ですが、セレナe-POWERの場合は発電専用エンジンでしかも小排気量なので、特にその影響は大きいようです。
次期モデルチェンジでは排気量アップも噂されています。
静粛性と発電効率の向上が目的のようですが、今回の話題のような長い上り坂対策もあるのかもしれませんね。
現行のセレナe-powerに乗っている方、乗ろうとしている方も、坂道は急に出現しませんから、長い坂道にはちょっとした準備を忘れないようにしましょうね。
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