セレナはe-POWERも大人気ですが、先々代のC25もC26から投入されたS-ハイブリッドも好評です。
ただ、そのセレナe-POWERもC25もS-ハイブリッドも坂道や山道を登らないという噂があるのです。
さすがにこの噂は聞き捨てなりませんね。
ここでは、e-POWERやC25やS-ハイブリッドが坂道や山道を登らないということがあるのか、あるとすればその理由は何なのか、というあたりをチェックしていきましょう。
目次
セレナe-POWERは坂道や山道を登らない?
セレナe-POWERは坂道や山道を登らないという噂がありますが、実は状況次第なのです。
坂道や山道でもアップダウンを伴う登りなら大丈夫なのですが、長くて急な上り坂だと厳しいようなのです。
- セレナe-POWERは下り坂や適度なアップダウンは得意
- 坂道や山道を登らないわけではないけど状況次第では厳しい
セレナe-POWERは下り坂や適度なアップダウンは得意
セレナe-POWERはワンペダルです。
下り坂ではペダルを戻すと回生ブレーキが効いてきますから、減速しながらバッテリーにチャージできるというセレナe-POWERの本領発揮のシチュエーションです。
ここで、バッテリーにしっかり充電して坂道や山道ををこなすような適度なアップダウンでは、充電分のバッテリーアシストで圧倒的なトルクを発揮して力強く坂を登ります。
ただ、セレナのバッテリーは決して大きくありません。
バッテリーがいっぱいになった場合は、エンジンを空回しして放電するのですが、それでも回生ブレーキの効きが悪くなるので注意が必要です。
だから、あまりにも長い下り坂はセレナe-POWERは実は得意とばかりは言えないのです。
坂道や山道を登らないわけではないけど状況次第では厳しい
セレナe-POWERは坂道や山道を登らないわけではありませんけど、状況次第では厳しいのは確かです。
本当の急勾配は厳しい
これはおそらく「ふじあざみライン」で平均勾配10%。最大勾配22%という特殊ケースですが時速30キロ、最後には20キロにまで落ちています。
ここまで厳しい坂を走ることはあまりないのでしょうが、急で長い坂道や山道では、これほどではないにしろ、同じような現象は発生するといいます。
普通の坂ならバッテリー切れでもどうにかこなす
セレナe-POWERでバッテリー切れの状態で坂を上った記事を紹介しておきます。
関越道の赤坂の上り坂という1kmで30m上がる3%という高速道路ではかなりきつい場面ですが、少し加速は悪くなるにしろ、そこそこ登っていくようです。
https://autoc-one.jp/nissan/serena/report-5002113/
高速道路の傾斜は設計上6~7%が限度と言われていますが、セレナe-POWERは標高1000mの箱根ターンパイクを登れる設計だそうです。
箱根ターンパイクは平均勾配7%と言われていますから、たいていの坂は上れるとみていいでしょう。
ただ、前述の10%超の話や勾配20%の坂は上れなかったという報告も上がっていますから、あまりな急坂は上れない可能性はありますね。
急勾配の坂道や山道はなぜ登らない
セレナe-POWERはバッテリーだけで走行できるときはエンジンを止めて走ります。
一方、パワーが必要な発進時や上り坂、高速走行、急加速時には発電機のパワー+バッテリーのパワーでモーターをフルスペックで駆動します。
このモーターは最高出力100kW(136PS)最大トルク 320Nm(32.6kgfm)というもので、最大トルクは3L車に相当する圧倒的なパワーです。
ただ、このパワーが出せるのは潤沢な電力供給が前提です。
残念ながら、現行セレナ(C27)に搭載されている発電用エンジンは1.2Lで、最高出力62kW(84PS)/6000rpm、最大トルク 103Nm(10.5kgfm)/3200-5200rpmです。
発電効率がいいと言っても、バッテリーアシストがなければ、1L~1.2L程度のスペックのエンジンで1.7トンを超える車体を駆動すことになるのです。
坂道や山道では大きな電力が必要なのに発電能力には限りがある、ということで、セレナe-POWERは長い坂道や山道は登らないわけではないけど厳しいのです。
チャージモードと高速で坂道に入ることで少しだけ改善
ただ、セレナe-POWERにはチャージモードがあり、強制的にエンジンを始動し、リチウムイオンバッテリーの充電を行うことができます。
長い上り坂の前にはチャージモードでバッテリーをいっぱいにして、なるべく高速で坂に入るように心がければ、この問題は少しは解消するはずです。
また、次期セレナC28では発電用エンジンが1.4Lに拡大され、最高出力も98psにアップしますから、少しだけ改善することは間違いないと思われます。
セレナe-powerはバッテリー劣化で坂が登れないということはない
セレナe-powerはバッテリー劣化で坂が登れないという話も耳にしますが、具体的な情報はありません。
まだ、発売から日が浅く、ニッケル水素電池ほどではないにしても耐久性の高いリチウムイオン電池が劣化するには早すぎるのかもしれません。
リチウムイオン電池の容量の60%までしか使っていないといいますから、多少劣化しても影響は出てきませんが、それ以上劣化すれば特に坂道で問題が発生するはずです。
セレナC25は坂道や山道を登らない?
セレナC25でも坂道や山道を登らないという噂がありますが、これにはいろんなケースがあるようです。
- セレナC25のエンジンのパワー不足
- セレナC25の変速系のトラブル
- セレナC25のエンジンのトラブル
セレナC25のエンジンのパワー不足
セレナはC25からエンジンはMR20DE型に切り替わりました。
DOHC16バルブ、直噴、可変バルブタイミング(ツインCVTC)という新しい思想のエンジンでしたが、なぜか非力でした。
先代のC24や後継のC26のエンジンと比べても明らかに最高出力が抑えれれているのがわかります。
項目 | C24(QR20DD) | C25(MR20DE) | C26・C27(MR20D) |
---|---|---|---|
最高出力 | 147ps(108kW)
/6000rpm |
137ps(101kW)
/5200rpm [129ps(95kW)/5200rpm] |
150ps(110kW)
/6000rpm |
最 大
トルク |
20.2kgm(198Nm)
/4000rpm2 |
20.4kgm(200Nm)
/4400rpm [19.1kgm(187Nm)/4000rpm] |
20.4kgm(200Nm)
/4400rpm |
※ C24前期はSR20DEでしたが、最高出力は145psでした
「2.0Lで2.2L並みの低速トルク」というのが売りでしたが、エクストロニックCVTとの相性や燃費を優先したのでしょうか。
当時のノアは155psのエンジンで車体はセレナより60キロも軽かったのですから、特にエンジン負荷の大きい坂道や山道では差が出たのではないかと思われます。
後継エンジンのMR20DDエンジンも坂道が得意とは言えませんから、セレナC25は坂道や山道を登らないと言われても仕方ありませんし、実際にそう言われていたのです。
セレナC25の変速系のトラブル
セレナC25は坂道や山道を登らないという情報の中で、結構多いのが変速系、つまりCVTのトラブルです。
CVTは日産車に共通する弱点ですが、長い坂道や山道を走っていたら、アクセルを踏んでも加速しなくなったというような話を耳にしました。
こうなると坂を上らないどころではないトラブルです。
この場合はCVT内のオイル温度の上昇により保護機能が働いたのかもしれませんが、しばらく置いても回復しなかったらCVTの故障です。
アクセルを踏んでもノロノロとしか加速しないようならもうCVTのトラブルと考えて間違いないでしょう。
セレナC25のエンジンのトラブル
セレナC25に限らず、車は乗っているうちに劣化していきますが、エンジンも例外ではありませんし、ひょっとしたら一番影響の大きいパーツかもしれません。
もちろん坂道や山道を登らないということはないのですが、「登らなくなった」と言われるセレナC25のユーザーの方は多いようです。
アクセルを踏んでも前のように加速しなくなったとか、坂道や山道でエンジンの回転数が異様に高くなるようになってきたという症状です。
これはエンジンのトルク低下の典型的な症状で、パワーが無いからCVTはギア比を低くしてより大きなパワーを取り出そうとするのです。
その他、エンジン系のトラブルではアクセル信号が届かなくなって、クリープ走行しかできなくなったというような故障もあるようです。
セレナS-ハイブリッドは坂道や山道を登らない?
セレナS-ハイブリッドにも坂道や山道を登らないという噂があるようです。
セレナのS-ハイブリッド装着車と非装着車のエンジンは同じで、制御プログラムが違うという話は聞きません。
S-ハイブリッドとアイドリングストップも付いていないノーマル車のバッテリーの重さの差は20キロ弱ですから体感できるほどの差ではないはずです。
ただ、上位グレードやハイウェイスターになるとノーマル車との重量差は大きく、その結果、S-ハイブリッドは坂道や山道を登らないということなるのかもしれません。
しかし、この噂、ガソリン車のほとんどがSハイブリッドになったC27のSハイブリッドの話かもしれません。
前段でセレナC25系はエンジンが非力と書きました。
C26系ではエンジンもMR20DDに更新され、パワフルとは言わないまでもある程度パワーの問題は改善されました。
C27系でも同じエンジンを搭載していて、スペックも変わりません。
ただ、「セレナ(C27)の加速改善はECU書き換えがポイント!発進時のもたつき・もっさりも解消?」にも書いたように、体感パワーは明らかに悪化しています。
原因は燃費対策とよく運転される主婦の方でも安心して操作できるように、ECUというコンピュータのエンジン制御プログラムがマイルドに書き換えてあるからです。
S-ハイブリッドはパワーアシストはしますが、それは発進時だけですから、坂道や山道では何の恩恵もありません。
このマイルドなエンジンで坂道や山道を登ると、「登らない」という批判が出てくるのかもしれませんね。
まとめ
長い坂道はハイブリッド車にとっては鬼門ですが、セレナe-POWERの場合は発電専用エンジンでしかも小排気量なので、特にその影響は大きいようです。
次期モデルチェンジでは発電専用エンジンの排気量がアップし、静粛性と発電効率の向上が目的のようですが、今回の話題のような長い上り坂対策もあるのかもしれませんね。
現行のセレナe-POWERに乗っている方、乗ろうとしている方も、坂道は急に出現しませんから、長い坂道にはちょっとした準備を忘れないようにしましょう。
セレナC25についてはもともとパワーの無いエンジンであるのに加え、エンジンの劣化によりトルクが落ちているのが原因ではないでしょうか。
Sハイブリッドについては、C27系のエンジンのマイルドな味付けが災いしている気がしますね。
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ただ、値引き額については思ったほど緩まっていません。
特にe-POWER車については値引き幅は抑えられています。
ただ、このような時にも限界と言われる値引きから更に安くセレナを購入する方法があります。
それも簡単な方法なのですが、知らない方が多いのです。
そんな方法を別記事で詳細にまとめていますので一度ご覧になってみて下さい。
ご覧いただいた通り、決して難しい内容ではありません。知っているか、知らないかだけの差です。
たったこれだけで、結果的に支払金額を抑えることができるのです。
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