セレナ(C27)のバッテリー交換は、意外と大きな出費になります。
充電制御バッテリーやアイドリングストップ機能付きの高性能バッテリーの採用により、バッテリー自体が大型化し価格も上がっているためです。
特にディーラーで交換すると費用がかさむことが予想されます。そこで、多くの人が選択肢に挙げるのがオートバックスなどのカーショップです。
オートバックスは工賃が安いことで知られていますが、バッテリー本体と工賃を合わせた総費用はどうでしょうか。
この記事では、セレナ(C27)のバッテリー交換にかかる費用と、オートバックスでの交換がトータルでどれだけお得かを確認します。
- セレナ(C27)の車種ごとのバッテリー種類
- オートバックスでのバッテリー交換費用と工賃
- オートバックスと通販のバッテリー価格の違い
- バッテリーを安く交換するための方法
目次
セレナ(C27)のバッテリーとオートバックスでの交換費用は?
まず、セレナ(C27)のバッテリーとはどんなものなのかを確認したうえで、交換工賃が安いというオートバックスでの交換費用をチェックしておきましょう。
- セレナ(C27)のバッテリー
- オートバックスでのバッテリー交換費用は?
セレナ(C27)のバッテリー
セレナ(C27)のバッテリー規格の詳細は「セレナ(C27)のバッテリー交換DIYはリセット作業が難しい?【e-POWER含む】」をご覧ください。
ここでは具体的なバッテリーの規格を紹介しておきます。
セレナ(C27)の場合は通常エンジン車、S-HYBRID車、e-POWER車で違いますが、それぞれ以下のとおりです。
セレナ(C27系) 通常エンジン車のバッテリー
セレナ(C27系)に通常エンジン車はありませんが、以前は「B」と「S」がありましたので紹介しておきます。
セレナ(C27系) 通常エンジン車のバッテリーは充電制御対応タイプの「55B24L-HR」です。
セレナ(C27系) S-HYBRID車のバッテリー
セレナ(C27系) S-HYBRID車のバッテリーはメインバッテリーは「S-95」、サブバッテリーは「K-42」です。
いずれもアイドリングストップ対応タイプでで、充電制御対応よりも性能が高いぶん、価格も高くなっています。
セレナ(C27系) e-POWER車のバッテリー
セレナ(C27系)「e-POWER」は駆動用のリチウムイオンバッテリーを積んでいますが、この交換は当面考えなくていいでしょう。
交換するのは鉛電池の「補機バッテリー」ですが、こちらの機能はガソリンエンジン車のバッテリーと大きく変わりません。
トヨタ車などはこのバッテリーが車内にあるので特別な電池を使うのですが、セレナ(C27系)「e-POWER」のものは「46B24L」という普通の充電制御バッテリーです。
オートバックスでのバッテリー交換費用は?
オートバックス公式通販サイトで最安値の製品の価格と工賃を確認してみました。
バッテリー | バッテリー最安値 | 工賃 | 合計 |
---|---|---|---|
55B24L | 15,398円 | 540円 | 15,938円 |
S-95 | 36,298円 | 540円 | 36,838円 |
K-42 | 10,998円 | 540円 | 11,538円 |
46B24L | 9,898円 | 540円 | 10,438円 |
オートバックスの場合、工賃が540円とても安いのがいいですね。
税込みだし、3,000円(税込)以上で送料無料なので送料もかかりません。
非常にお得感がありますが、バッテリーというのはなかなか高いものですね。
セレナ(C27)のバッテリー交換費用は工賃を含めたトータルでもオートバックスが安い?
オートバックスの場合、工賃は破格に安いのですが、バッテリーが高いような気がしたので通販で確認してみました。
そのうえでどうすればトータルで一番安くなるかを考えてみました。
- バッテリー価格をオートバックスと通販で比較
- バッテリー交換費用トータルで一番安い方法は?
バッテリー価格をオートバックスと通販で比較
セレナ(C27)のバッテリー価格をオートバックスと通販で比較してみました。
ちなみに、通販で選んだバッテリーはBOSCH、GSユアサに限定しています。
バッテリー | オートバックス最安値A | 楽天最安値B | B/A % |
---|---|---|---|
55B24L | 15,398円 | 7,960円 | 51.7% |
S-95 | 36,298円 | 17,028円 | 46.9% |
K-42 | 10,998円 | 6,978円 | 63.4% |
46B24L | 9,898円 | 7,150円 | 72.2% |
驚くほどの価格差です。
46B24Lの場合オートバックスに廉価なGSユアサのものがあったので差が開きませんでしたが、それ以外の製品はものによっては通販の方が半分以下になります。
オートバックスの場合は46B24L以外はオートバックスプライベートブランドGAIAバッテリーですが、BOSCH、GSユアサが劣るとは思えないのです。
バッテリー交換費用トータルで一番安い方法は?
46B24L程度の価格差ならオートバックスで買って交換したほうがいいかもしれません。
理由は、オートバックスの工賃540円というのは破格に安いからです。
オートバックスの場合も持ち込みはOKですが、当然割高になります。
通常はオートバックスでは持ち込みは2倍といいますから、この安い工賃×2で交換してくれるならなら迷うことはありません、通販で買って持ち込みましょう。
また、バッテリー交換工賃はディーラーでも3,000円+税くらいですから、持ち込みの場合の価格を確認して通販に発注もありかもしれませんね。
まとめ:セレナ(C27)のバッテリー交換費用はオートバックスが安いがトータルでは?
セレナ(C27)に限らず、バッテリーというのはディーラーでもホームセンターでもオートバックスでも高いものです。
しかも、最近では充電制御バッテリーは当たり前で、アイドリングストップ用など性能も容量もあがり、非常に高価になっています。
最近のバッテリーは重いので運ぶのも大変なのですが、これだけ価格が高く、通販との価格差が大きいなら持ち込む価値はあるでしょう。
ただ、肝心なのは工賃なので、事前に持ち込みの可否と工賃だけは確認しましょう。
また、廃バッテリーについては回収サービス付きのものや無料回収している業者もいますので、あまり心配しなくても大丈夫です。
バッテリー寿命が気になる頃ですが、車の乗り換えを検討される方も多いのではないでしょうか?
この記事でお伝えした内容のポイントを簡単にまとめました。
- セレナ(C27)のバッテリーは車種ごとに異なる
- S-HYBRID車は「S-95」メインバッテリーと「K-42」サブバッテリーを使用
- e-POWER車は駆動用リチウムイオンバッテリー以外に「46B24L」補機バッテリーを使用
- オートバックスでのバッテリー交換工賃は540円と非常に安い
- バッテリー本体の価格はオートバックスより通販の方が安い場合が多い
- 通販で購入したバッテリーを持ち込むと、交換工賃が2倍になる
- ディーラーでの交換工賃は約3,000円+税
- トータルで安く済ませるなら、通販でバッテリーを買い持ち込みが有効
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